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2003年08月ログ。   

 昔の雑誌を読み返していたら気になる記事があった。宝島1990年8/24号、フミヤとトールのインタビュー。

部屋の掃除してたら出てきた。
ロックは疲れる、
パンクはバカ、
ポップがいい。

 

 パンクはバカ、ですか。

 まあ、いまさらフミヤなんかいじってもアレなのであまりツッこまないけれども、このちょっと後、パンクっぽいファッションが流行った時に、フミヤがモロなパンク服に身を包んでいたことだけは付け加えておきたい。


 自由、ということについて考えてみた。

 昔の話だが、高校の修学旅行で、日程の中に「東京で丸一日自由行動」という日があった。ところが東京について何の知識も持ち合わせない田舎者の俺は、つい皇居とか東京タワーとかに行ってしまった。今になって思う。高校生が東京で見るべきものって、もっと他にあったんじゃないか。あんな結果に終わるなら自由行動なんていらなかった。

 他の例も考えてみよう。例えば、ギターを買ったとする。まあ3ヶ月くらい遊んでいるうちに、少し弾けるようになってくる。そして友人に「最近ギター始めたんだよね」と言ったところ、「仲間内でバンドやってるんだけど来てみないか」と誘われる。「いやいや、始めたばかりで全然弾けないから」と断るも、「大丈夫だって、俺達だってへたくその集まりだから」と言われ、ノコノコと貸しスタジオに顔を出すわけだ。そこで言われる衝撃の一言。「じゃあ俺達で合わせるから、ちょっと自由に弾いてみて」。頭をめぐる疑問。自由って何だ。

 これらの話が一般的だったかどうか全くもって自信が無いが、自由、という状況を生かすには自分の中に何某かが無いとダメなのだ、ということは伝わったのではないかと思う。

 今まで、自分の生活に自由が足りないと思っているだけだったが、漠然と自由を欲するだけじゃなく、いつか自由を手に入れる日までに、自由を満喫できる人間になっておきたいと思う。そうしないと、いざ自由と言われた時に朝から晩まで寝るしかなくなる。もしくは「プリンで一杯にした風呂に入ってみる」とか「歯磨き粉のチューブを全部しぼってみる」とか、自由を履き違えたようなことしか思いつかず、せっかくの自由がどうでもいい方向で浪費されることになる。

 「自由について」なんて大上段に構えてしまって結局なにが言いたいかというと、休みだからって朝から晩まで寝ながら「あぁ、ヘアムースの缶を一本買ってきて全部出したらどれくらいの量になるか調べてみようかなぁ」などと考えているような俺の暮らし向きを見直したいということ。


いっこく堂よ、その技術を誇るがいい。

ただ、あなたがもう少し面白い人だったら。

そして、あなたがもう少し男前だったら。

 

 

 技術で名を成した、ユーモアのセンスが無い、見た目が悪い。これらは世界の人々が日本人に対して抱いているイメージである。そう、まるでいっこく堂じゃないか!

 国際社会の前に我々は等しくいっこく堂であることを自覚しなければならない。それを受け止めることが日本人にとって、国際人としてのスタートであると言えるのではないだろうか。

 

 なんか本当にいいことを言ってしまったような気がする。ごめんなさい。選挙とかは出ません。


 北海道のタッチファンへ。今朝、和也が。

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 5年くらい前の話。

 友人と札幌の白石というところにあるボウリング場に行ったら、ボウリングを3ゲームやった方にチャンス!という福引きコーナーが設けられていた。

 1等の赤い玉が出ると温泉旅行に御招待。別に温泉に魅力は感じなかったが、普通に3ゲーム楽しんで、軽い気持ちで福引きに挑戦した。

 友人達が続々と白い玉を出し、残念賞であるボウリング1ゲーム無料券をもらう。あ、残念賞の方がいいじゃないか。その頃よくボウリングをしていたので、タダ券は嬉しい「残念賞」だった。

 俺の番になった。白い玉でいいや。でも赤い玉が出たら盛り上がるな。意外と楽しみながら福引きのガラガラを回す俺。ガラガラガラ。そして出たのが青い玉。

 青? 店員が「3等ですね。少々お待ちください」と言い残し、カウンタの裏へと引っ込んで行った。盛り上がる一同。3等って何だろう。

 5分ほど待たされただろうか。裏へ行った店員が、1メートルくらいある細長い箱を持って戻ってきた。何だ、あの箱は。表面に絵が描いてあるぞ。何の絵だ?………

 

 シャケだった。

 

 店員が持ってきたのは冷凍の新巻鮭だった。一本まるごと。箱には霜が付いていた。(→こういうやつ)

 さすがにビックリした。ボウリングで新巻鮭が当たるとは思わなかった。これが北海道ってやつか。いや違う。北海道だからって、ボウリングして新巻鮭が当たるなんて聞いたことない。たぶん福岡の人がボウリング場の福引きで明太子あたったら笑うと思う。

 あれは盛り上がった。ロビーにあったプリクラの機械で、みんなで新巻鮭もって記念撮影して帰った。食ったけど塩辛かった。


 24時間テレビ、ちょっとしか見られなかったのだけれど。

 ゴマキが、ひらいていた。はじけていたとか、華があったとか、顔がどうした、みたいなことでは無くて、とにかくひらいていた。ひらいていた、という言葉以外でこの感覚を表現するには何て言えばいいんだろう。みなさんに伝わりますように。あなたの胸に突き刺され。ひらいていた。


 IEの、アドレスを入力するところに「萩本欽一」と打ち込んでEnterを押すと1件目に表示されることでお馴染みのビューティフル突然からお知らせです。

 萩本欽一と車だん吉のマンガ連載が、ついに始まったようです。興味のある方は週刊漫画サンデーを立ち読みすると良いと思います。

 ところで、ウチが1件目で大丈夫ですか。浅井企画とか怒ってませんか。

 もしかしたら欽ちゃん情報を求めてウチのサイトに辿り着く方がいらっしゃるかもしれません。申し訳ないので欽ちゃん豆知識をひとつ書いておきます。欽ちゃんの方向性が素人いじりにシフトしたのは、気仙沼ちゃんに「好きな食べ物は?」って聞いた時に「力うどん」と答えられたのがツボにはまり、「素人には勝てない」と思ったからだそうです。そんな話をどこかで聞いた気がします。

 情報の出どころすら曖昧なことを書いてすみません。ていうか気仙沼ちゃんって誰だ。


 風邪気味なので、駅の売店でマスクを買おうと思ったら、

普通のマスク 250円
のどぬーるマスク 400円

この2種類が売られていた。のどぬーるマスクって何だろう。この価格差は何を表すのか。頭に浮かんだ想像図。

 

マスク想像図1
マスクの裏に綿棒が付いている。

 

付けた時の、横から見た断面図。

マスク想像図2
ちょうど当たるようになってる。

 

 これはダメだ。たぶん吐く。普通のマスクを買って電車に乗った。

 

 ところが、仲間にこの話をしてみたところ「それは違うだろう」と言われた。じゃあどんなマスクだって言うんだ。のどぬーるを名乗る以上、喉に塗るのは確定じゃないのか。

 

 

 様々な意見が出て、みんなで出した結論がコレ。

 


絵入り。

 

 それは欲しい。買えば良かった。


 札幌近郊で開かれたロックフェスティバルに行ってきた。

 今年の会場がとにかく広くてビックリ。まず駐車場から会場までテントを担いで30分歩く。会場に入ってからテントエリアまで、また30分歩く。足場は砂地で歩きづらい。テント張ったら今度は各ステージへの移動。ステージが5つあり、それぞれがまた異常に離れている。

 音楽を聴く時間より歩く時間の方が長い。ロックフェスというより移動フェス。足の裏には水ぶくれ。それをかばいながら歩いていると今度はヒザがおかしくなってきた。どんどん腰も痛くなる。泣きそう。休憩したい。

 各ステージ間を移動する人の群れは、さながら音楽を求めてさまようジプシー。俺が吠えてもキャラバンは進む。吠えてる場合じゃない。ついて行かないと、見たいライブが見られない。

 さんざん疲れてしまい見たいものも見ずに初日を終え、テントでぐったりしていたところ、俺達とは別のグループで来場していた知人から深夜3時頃にメールが来た。

女4人でワイン飲んでるんだけど来ない?
これからホットドッグパーティーもするよ

 普段なら飛んでいくところだが、そこへ行くにはまた相当歩かなければならない。疲れちゃってもうそれどころじゃなかった。メールを無視して眠りに入ってしまった。そして次の日の朝、思ったこと。

 ホットドッグパーティーって何だ。

 初めて聞いたが、何かアメリカンな印象のイベント名だ。テーブルの上に並ぶウインナー、レタス、パン。はさむ、ケチャップ、食べる。はさむ、ケチャップ、食べる。楽しいか、それ。そしてそれは女4人で深夜に執り行うようなものか。

 

 ここからは全く俺の想像でしかないので無視してもらってかまわないのだけれど、もしかして「ホットドッグパーティー」って、何かの暗喩じゃないか。みなまでは言わないが。そんなものに俺を呼ぼうとは、全くいやらしい!

 いやらしいのは俺だ。


 父の報告。

 今日は漁協に行ったんだけどな、お盆だから漁船がみんな港に居るんだ。昔からな、『地獄の釜のフタが開く』って言ってな、お盆は海に出ないんだ。海の男はな。

 うん、俺もそういう話は大好きだけれども、海の男じゃなくてもお盆は休みだ。


 武術を習いたい。

 学生の頃は武道になんて全く興味が無かったが、運動不足を実感する今日この頃、どうせ運動するなら武道を嗜み心身を鍛えてみるというのはどうだろう。

 一口に武術と言ってもいろいろある。もし今から習うとしたら、どんなやつがいいのか。友人一同で話し合ってみたところ、「空手がいいんじゃないか」という話になった。警察官の友人曰く、警察学校には逮捕術という教程があるらしく、その授業で組み手をやった時、さまざまな武道経験者が居る中でも極真空手出身の人達がダントツで強かったとのこと。ちなみにその友人は剣道初段。まあ剣道はちょっと組み手で生かせないとは思うが、実戦形式で空手が強かった、という話は興味深かった。

 でも、いまさらフルコンタクト空手はキツそうだ。もうちょっとマイルドなやつでいい。かと言ってカラテビクスというわけにもいかない。それはもはや武術ではない。「じゃあ合気道はどうだ」という案も出たが、どうも合気道教室というと女性がチカン撃退法を学んでいる場所という印象が強い。うっかり俺がそういう感じの教室に入ったとしたら、間違いなくチカン役に立候補すると思う。それはそれで楽しそうだし、チカン役に生き甲斐を見つけられそうな予感すらあるが、最初に「武術を習いたい」と思った時の志は失われそうだ。現に今、失いかけた。

 うだうだ考えながら武術系のサイトを巡っていたら、今度は「古武術」というキーワードが目に入った。古武術。いいかも知れない。かなりシブい。「古武術やってます」って言いたい。古武術というのがどんなものか良く知らないけど、たぶんチカン役の居ない合気道みたいな感じだろう。あと、なぎなたとか。

 ところで古武術を教えてる場所ってあるんだろうか。友人に聞いてみたら、札幌の某所に有名なカレー屋があるのだが、そこの店主が地元の古武術界では知られる存在らしい。教室は持っていないそうだが、是非その人に習いたい。なんて頼めばいいんだろう。シミュレーションしてみる。まず、カレー屋に行く。カレーを頼む。カレーが運ばれてくる。黙々と食べる。食べ終わる頃、店主は俺のことなど忘れて厨房でカレー鍋を見つめている。チャンス到来だ。後ろからカレーのスプーンで殴りかかってみたい。たぶん店主はカレー鍋のフタで俺のスプーンを受け止める。店主の鋭い眼光。ここで俺が土下座して「かなりの使い手とお見受けした。弟子にして頂きたい。」って言う。うん、いいんじゃないか。おそらくこんな感じだろう、古武術の入門って。よし、カレー屋行こう。楽しみだ、鍋のフタ。

 

 何て言うか、自分が武術のことを全体的にわかってないことに気付いた。そして「武術を習いたい」という気持ちが生半可なものであることにも。


 ニカウさんが亡くなったと聞いて思い出したんですが。

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 小学校の先生って結構メチャクチャな話をする。

 しかも生徒の側は担任の先生を無条件に信頼していたりするので、割と取り返しのつかない事になったりする。

 俺が小学6年生だった時の担任は、歴史の授業で「戦争の時、物資不足だった日本軍はベニヤ板でゼロ戦を作った。それを知った米軍は、ゼロ戦に向かって100円ライターを投げてきた。ゼロ戦は炎上し、面白いように撃墜された。」という話をした。純粋だった俺は真剣に信じていた。今でも「もしかしたら意外と本当なのでは…」という気持ちが消えない。「100円ライターはウソでも、ジッポなら…」とか。

 そして同じ先生から「ブッシュマンは野生動物のような暮らしをしているので、牢屋に一日閉じこめると、ストレスで気が狂って死ぬ」という、いろいろな意味でまずい豆知識も聞かされた。クラス大爆笑。「2人だったら共食いするかな」とか言ってた。小学校の教室という密室が生んだ狂気の空間。

 あと、俺の姉が小学4年生だった時の担任は、授業中に「アフリカの人々が飢えているのは、働かないからだ」と言い放ったらしい。うわー。政治家だったら一発退場間違いなしの失言。しかもこの話、月1回くらいのペースで聞かされたと言う。そのレベルになると冗談とかでは無くて、先生の持論だったんだと思う。「教員の採用試験は、もっと面接を重視して人格者を採用するべきだ」という意見を良く耳にするが、こういう豪胆な先生が教壇に立つ機会を奪われるのは惜しい気もする。

 

 しかし、どうして小学校の先生が、こういうメチャクチャな話をするんだろう。やっぱり純真な子供に変な事を言うべきでは無いんじゃないか。

 一応わからないフリをしてみたものの、やっぱり気持ちはわかる。もし俺が小学校の先生だったら、と考えると、間違いなく変な話ばかりするだろうということが容易に予想できるからだ。

 俺が担任のクラス、全員天動説。象の上のおぼんに世界。


 先月くらいに札幌三越で陶芸の催し物があり、細川護煕・元首相が来ていたそうだ。

 そこでは細川氏自身が作った陶器も販売されていたらしく、茶碗が一個65万円とかだったらしい。さすが一国の宰相を務めた男、そっちの世界でも知られる存在であったか。普通の政治家とはひと味違う教養を感じる。

 ところがどうも話を聞くと、細川氏は陶芸を初めて4年くらいだとか。陶芸のことは良くわからないけど、とりあえず売るのをやめた方がいいと思う。

 おっさん壁紙に平田満追加。


 今年も花火大会を見に行った。

 今回の花火大会で印象深かったのは、花火が始まった時に、みんな一斉に携帯電話のカメラを花火に向けた光景だ。かなりの割合の人達が携帯を高く掲げた。カメラ付き携帯って、一気に増えたなぁ。おそらく、昨年から今年にかけてドコモの主力機種が揃ってカメラ付きに移行したからであろう。

 みんなが携帯を掲げた瞬間、近くのビルからドコモの役員が見下ろしてたんじゃないかと思う。国旗を振る民衆を見下ろす君主みたいな感じで。絶対そうだ。そうに違いない。腹立ってきた。

 おっさん壁紙に人間ポンプ追加。


友達ができた   すいかの名産地
なかよしこよし   すいかの名産地
すいかの名産地   素敵なところよ
きれいなあの娘の晴れ姿   すいかの名産地

 先日、深夜のファミレスで友人とダラダラしていた時に、「すいかの名産地」って何番まであるんだ、という話になった。

 こんな時、i-modeが便利だ。即座にこちらのページを呼び出すことができた。全く、いい時代になったものだ。(i-modeの表示画面)

 ここで「3番までだ」という結論が出て議論終了、となるはずだったのだが、ひとりが「もっとあったような気がする」と言い出した。

 「このページには載ってないけど、絶対もっとあったはずだ。そして4番あたりからは徐々に悲しい物語になっていくはず。」と言い張る友人。それグリーングリーンとかだろう。みんなで一斉にツッ込む。

 しかし一歩も引かない友人に根負けして、みんなで4番以降の歌詞を思い出すことにした。誰も心当たりのない歌詞を「思い出す」のは難しかったが、それでも20番くらいまでは行けた。友人の記憶通り、徐々に悲しくなっていく物語。きれいなあの娘がどんどん汚れていく。17番あたりでは背中に観音様の入れ墨を背負うことになってしまった。

 未だに頭からすいかの名産地が離れない。次は、犯罪に手を染め海外に高飛びするあたりまで思い出したい。ヤマ場は、捨てた娘から「ひと目会いたい」という手紙が来て涙するシーン。最後は警察に囲まれ、数え切れないほどの弾丸を浴びて蜂の巣に。鳴り響く銃声の中、ボロ雑巾のように倒れ込む彼女の脳裏に浮かぶのは故郷であるすいかの名産地。どんな歌だ。


 アーノルド・シュワルツェネッガーの立候補で話題のカリフォルニア州知事選に、なんと「アーノルド坊やは人気者」の主演俳優ゲーリー・コールマンも立候補しているそうだ。

 死んだはずじゃないか、と思った方も少なくないだろう。俺も思った。あれほど信じさせられたアーノルド坊や死亡説は何だったのか。

 俺が聞いた死亡説をまとめると、坊やとしてやっていくために成長を止める注射を打ってたアーノルド坊やが、放映終了を機に、今度は成長を促進するホルモン注射を打ったらショックで死んだ、というもの。地域によってバリエーションはあると思うが、大筋ではこんなところではないだろうか。

 何だ、生きてるじゃないか。勘弁してくれよ。しかも州知事選に立候補って。冗談は顔だけにしろよ。

 アーノルド坊やについて検索して知ったんだが、アーノルドもウイリスもキンバリーも、その後ハードな人生を送ったらしい。こちらのページに詳しく紹介されている。再放送されない理由は、これかも知れない。


 さっき。

 さっきって夜中の3時過ぎなんだが、友達と車に乗ってて、なんとなくラジオをつけたらこんな歌が流れてきた。

♪マニュアル通りに生きたって   何も始まらない

 もう車内騒然。即、大ブーム。こんな直球投げていいんだ。直球っていうか棒だま。しばらくみんなで歌ってた。まにゅあるどーりにいーきたってー、なにもはじまらなーい。

 家に帰ってきてから気になって調べてみたら、

・その歌の題名は「平和島」
・歌っているのは「B-DASH(ビー・ダッシュ)」というバンド
・2002/09/25発売
・オリコン最高位は6位

ということがわかった。売れたんだなぁ。全然知らなかった。なんていうか、ここまで純粋な気持ちを大人になってもストレートに歌えるというのは、とても素晴らしいことだと思う。でも、あなた達がBボタンを押すとダッシュできることを知っているのはマニュアルを読んだからじゃないんですか。


 NHK教育「趣味悠々」で、新企画「大空へ!模型飛行機を飛ばそう」がスタートした。

 なぜか司会が、ゆーとぴあ。謎の人選に首を傾げたが、放送予定によると第4回と第5回のテーマがゴム動力飛行機とのこと。

 

 

 俺ならそんな仕事、断る。


 北海道の七夕は8/7の今日だ。どうしてかは知らないけど。

 そして北海道の七夕には、「子供達が集団で、夜に空き缶で作った行灯を持って近所の家々を回り、玄関前で『お菓子とロウソクを出せ、出さないとイタズラするぞ』みたいな歌をうたう行灯行列」という、ハロウィンに酷似した風習がある。誰が北海道にそんなパクリイベントを作ったんだ。個人的にはクラーク博士あたりが怪しいと思う。青年よ大志を抱け、少年はハロウィンくらい体験しておけ、とか言ったんだろう。つくづくお節介な男だ。

 ていうか本当に北海道だけなのか。最近まで全国的に行われてると思ってた。

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 俺が小学生だった時も、もちろん毎年そのイベントに参加した。割と楽しかったと記憶している。子供にとっては夜に出歩くだけでも冒険だ。お菓子を食べながら、そしてもらったロウソクを行灯に補充しながら、誰に咎められることも無くみんなでワイワイと夜の町内を練り歩ける七夕は、北国の短い夏休みのメインとなる、胸が躍る一夜だった。

 

 ある年の七夕。その日も行灯行列は行われていた。

 何軒か回って辿り着いた近所の医者の家の前。そこには、前年まで一緒に参加していた女の子が住んでいた。その子は中学生になったので、この年から参加できないのだ。ここのお姉ちゃん、去年まで一緒に回ってたけど今年は出られないんだね。可哀相にね。そういう気持ち。

 家は医者だけあって、近所で一番の豪邸。お菓子もたくさんくれそうだ。明かりは点いているので、中には誰か居るらしい。せえの、で声を合わせて歌い始める。

♪ロウソク出せ、出せよ
♪出さないと、カッチャクぞ(ひっ掻くぞ、の意)
♪おまけに食いつくぞ

 しばらく経っても、中からは誰も出てこない。徐々に歌声が大きくなっていく。そうしているうちに、あろうことか家の明かりが消えた。居留守を決め込むつもりか。なんだよ!よーし、そっちがその気なら!一層ヒートアップする子供達。悪ノリし始めて歌声もどんどん大きくなる。ロウソク出せ!ロウソク出せよ!o i! o i! o i! いや、オイパンクが流行るのは、それから5年くらい後なのだが。心情的にはそういう感じ。

 何分くらい歌っただろうか。みんなの熱唱が伝わり、ついに玄関のドアが開く。中から現れたのは、見慣れたあのお姉ちゃん。あはは、俺達の勝ちだね。さあロウソクをもらおうか。いたずらっぽい笑みを浮かべる子供達。しかし、どうも様子がおかしい。お姉ちゃんの目が三角になっている。それはもうマンガのように三角。魔神だ。魔神が乗り移ったに違いない。何だ?どうしたんだろう?一斉に頭からハテナマークを生やした子供達を相手に、魔神が口を開く。

 

「あんたら、うるさいのよ!」

 

 一同、呆然。

 

「そんなにロウソクが欲しけりゃくれてやるよ!」

 仏壇から持ってきたであろうロウソクの箱から、掴んだロウソクを投げつける。飛び散るロウソク。状況が飲み込めぬまま逃げまどう子供達。

 その場は逃げ切ったものの、あまりにも見事なキレっぷりに言葉を失った一同。何とか理由を見つけたくて、「あのお姉ちゃん、本当は今年も来たかったんだね」という話に落ち着いた。楽しそうに行列しているのが気に障ったのだろう、と。でも俺は心の中で「ただうるさいからムカついただけなんだろうな」と思った。いま考えても、たぶんそれが正解であろう。この事件以降も行灯行列は毎年行われたが、子供達がその家を再び訪れることは無かった。

 

 

 それからおよそ15年後、あのお姉ちゃんは、どこぞの社長夫人になった。医者の娘というだけで、少々おかしな人間でも社長夫人になれるという不平等なシステムがまだ社会に息づいていることを知らせる結婚の報は、近所に住む同世代の人間に、あの恐怖の一夜を思い起こさせるとともに、深いため息をつかせた。

 俺のエリート嫌いは、このあたりに由来していると思う。


 ラートやってみたくないか。

 

こういうやつ。転がって進む。

 これに乗ったら、たぶんすごい笑うと思う。もう止まらないと思う。笑いも回転も。

 笑いたい。心から笑いたい。ラートで。

 そこで検索してみたところ、やはりラートを導入している施設というのは少なかった。こちらのページの下段にある表によると、ラートを持っているのは、ほとんどが学校。そして俺が住む北海道でラートがあるのは北海道教育大学のみ。OBでも無い俺がフラっと立ち寄って「乗せてくれ」って言ったって無理だろう。動機も不真面目なので頼みづらいし。そしてもし乗せてもらったところで、ゲラゲラ笑ってたら怒られるだろうし。

 こうなったら個人購入しか無い。さらに調べた結果、一台20万円くらいだということもわかった。ちょっと高い。ポンと買うような値段では無い。しかも買うのはいいとして、どこで乗るんだ。公道か。さすがにマズい。子供が路地で一輪車に乗って遊んでるのとはワケが違う。大人が深夜にラートを転がしてるところなんて見られたら、警察を呼ばれても仕方ない。しかも途中でまかり間違って事故死でもしたら、「札幌を車で通る時、時速100キロで追い掛けてくるラート男」みたいな間抜けな都市伝説にならないとも限らない。

 こんなに乗りたいのに、考えれば考えるほど無理だ。札幌でラートに乗るのは不可能なのか。

 ここで思いついた。きっと潜在需要はある。札幌にラート専門の遊技場を作ってしまえばいいんだ。貸倉庫の家賃の相場を調べたりしてちょっと計算してみたんだが、内面積100坪くらいの倉庫を借りて少し改装してラート3台置いて指導・補助のためにラート部のバイト2人使ったとして、一日5万円も売り上げがあれば3年くらいでペイしそうだ。5人前後のグループ客をターゲットに貸し切り1時間1万円に設定して、だいたい一日5組。

 

 あぁ、全然ダメだ。一日5組って。絶対そんなに客こない。借金を抱え、ラートに乗って夜逃げする様が目に浮かぶ。

 たぶんその時、俺の顔は笑っていない。


 今朝のスポニチで知ったのだが、秋元康・林真理子・柴門ふみの3人による「恋愛・三賢人」というi-modeサイトがスタートしたようだ。詳細はこちら

 三賢人とは大きく出たな、という印象。大丈夫なのか。秋元康の確信はどこから来るんだ。林真理子の自信は誰が保証したんだ。柴門ふみは恋の勝利者なのか。

 

 「机上の恋愛・三賢人」という解釈でいいですか。


 7月にたばこが値上げされた時、吸う本数を減らすために、ガムを食べる習慣をつけようと思った。

 それで、たばこの代わりにするんだから、たくさん必要だと思ってキシリトールのボトルのやつを買ったのだが、中にポストイットが入っているところが、すごくいいと思った。何気ないオマケって嬉しい。こういう心遣いができる人間になりたいものだ。

 そこが気に入って何回か続けて買っていた。ところが、今日買ったボトルに入っていたポストイットの裏面に衝撃の文字が。

「捨て紙」

 あぁ、これ一枚一枚はがしてガム包んで捨てるために入ってたのか。ポストイットじゃないんだ。心遣いじゃないんだ。ガッカリだ、ロッテには。

 わざわざ「捨て紙」って書くようになったところをみると、ロッテに「どうしてポストイットが入ってるんですか?」みたいな問い合わせがたくさん来たんだと思う。

 問い合わせするくらいなら、そこはヒネって、みんなで「ポストイット入ってて嬉しい!」という声を上げるべきだったんじゃないか。そしたらロッテも、裏面に「ポストイットです」って書いたかもしれない。世論で山を動かすチャンスだったのに。まあ、山って言っても捨て紙の裏面のことだけど。

 

 ところで、ロッテがみんなの勘違いに気付いて既に対策をとったということは、もしかしてこの話題は古いのか。みんな知ってるのか。また俺だけか。そして「ポストイットであって欲しかった」と思ったのも俺だけか。


 たま解散。久々に声を上げて泣いた。

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 CDTVを見て驚いた。西城秀樹の新曲のタイトルが「粗大ゴミじゃねえ」だそうである。

 長渕剛が「ろくなもんじゃねえ」と歌ったのとは趣が異なる。おそらく自分が粗大ゴミであると思われているだろうということを踏まえた上でのタイトル。仮にも元スターである人間が、容易に到達できる境地ではない。

 芸能界のゴミ捨て場、もしくは姥捨て山からの悲痛な訴え。そんなに下から叫ばれると、「そんなことないって」と慰めの言葉もかけてあげたくなる。

 

 うん、たぶんそんな歌じゃないだろうということはわかってる。


 宮崎の高校生の方から「私が通う高校には『メロンを盗んだら退学』という校則が実際にある」というメールを頂きました。ありがとうございます。とてもいい高校だと思います。大事にしてください。

 ところで、うちのサイトって高校生も来てくれてるんですね。いつも古い話題ばかりでごめんなさい。

 そこで、今日は高校生向けの話題にしてみようと思います。大人のみなさん、すみません。代わりに今日はこちらの壁紙をお持ち帰りください。反響があれば、もっとちゃんと作ってみます。

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 先週、北海道ローカルの「夢チカ18」というテレビ番組にリップスライムが出て、こんなような事を言っていた。

「僕たちはライブに来てくれたお客さんに、楽しんでもらおうってことをいつも考えてる。例えば誕生日パーティーに友達を呼ぶことになった時、部屋にポッキーとポテトチップスだけ置いてあるんでもいいんだけど、そこにティッシュで作った花で飾り付けようかなとか、チラシで作った輪っかを天井からぶら下げようかな、とか。それがエンターテイメントということだと思う。」

 この言葉には感じるところがあった。もしかしたら、高校生くらいだと「飾り付けがエンターテイメントか。そんなの邪道だ」と思ってしまうかもしれない。

 俺もメジャーな人のライブに行こうと思ったことがほとんど無くて、どちらかと言うとガランとした部屋にすごい美味いポッキーが一本だけ立ってるようなライブばかり狙って見てきた。「飾り付けなんてどうでもいいからポッキーで勝負しろよ」と思っていた。

 でも今は、「飾りも大事」という言葉の重みもわかる。今になってみると、あれだけバカにしていた米米クラブのライブにすら「行っておけば良かったかな」と思ったりする。

 また話題が古くなってしまった。大丈夫かな。石井竜也は知ってるだろうか。米米クラブというのは、あの人がやってたバンドだ。ちなみに彼は「ACRI」っていう映画を撮ったりもしたんだ。吉野公佳の乳首が見れるという点でのみ有名な映画だけど。そう言えば「河童」っていう映画もあった。全く話題にならなかったところを見ると、たぶん乳首が出なかったんだと思う。

 

 

 えぇと、何の話でしたっけ。ポッキーですか。そうですね。高校生はポッキーとか食べると良いと思います。うまいから。


 どうも仕事が長引いた。今日はずっと楽しみにしてた「お馴染みナイト」の夜だってのに。普段はクラブになんか行かないが、今夜だけは特別だ。だって、あのイベントのチケットが手に入ったんだから。

 やっと会場に辿り着いたが、既に終盤のムードが流れている。ステージを見ると、ちょうど横山ホットブラザーズがノコギリを持って裏へ引っ込むところだった。くそ、見たかったな。

MC「次はコイツの出番だ、カモン!ライドオン!マギイイイィィィ!シ・ロウ!」

 ナレーションの声に反応して盛り上がるフロア。壇上中央に歩み出るマギー司郎。あぁ、来て良かったなと思う。

 

「この手品はね、宇都宮の商店街で営業やった時に評判良かったんだけどね、この縦ジマのハンカチね、こうやってクシャクシャーっと丸めると…」

 会場内に「来たぞ」という雰囲気が流れる。

 

「横ジマになっちゃうんだよね」

聴衆「ウオーーー!!お馴染みだ!!」

 

 おいおい、ついにハンカチ横縞になるやつ生で見ちゃったよ、と聴衆の口々から感動の声がもれる。マギー司郎は深々と頭を下げ、袖へと消えた。

MC「サンキュー、マギー!次もお馴染みのアイツだ!Tamagawa!Quartet!」

いつの間にか壇上に玉川カルテット。ギターの小っちゃい人が前に躍り出る。

「金もいらなきゃ女もいらぬ〜〜!」

 

ためにためて、あの一節。

 

「私ゃもすこし背が欲しい〜!!」

「ウオーーー!!!」

興奮冷めやらぬフロア。

MC「イエス!おっと、そろそろ終わりの時間が来たようだ。今日のラストを飾るのはアイツだ!ライト・マイ・ファイア!リュウショォォォウ・シュンプウテイ!!」

 もう終わりか、残念だ。でも柳昇出るのかよ!すげぇ!暗転していたステージの照明が一斉に中央を照らすと春風亭柳昇が現れる。

 

「えぇ、大きいことを言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では……」

 

 会場の空気が止まる。期待に満ちた顔で埋め尽くされたフロア。

 

「オンリーワンでございます」

 

 えー!?

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 汗ビッショリで目が覚める。いかんいかん。疲れているようだ。


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