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2003年08月14日ログ。   

●2003/8/14

 ニカウさんが亡くなったと聞いて思い出したんですが。

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 小学校の先生って結構メチャクチャな話をする。

 しかも生徒の側は担任の先生を無条件に信頼していたりするので、割と取り返しのつかない事になったりする。

 俺が小学6年生だった時の担任は、歴史の授業で「戦争の時、物資不足だった日本軍はベニヤ板でゼロ戦を作った。それを知った米軍は、ゼロ戦に向かって100円ライターを投げてきた。ゼロ戦は炎上し、面白いように撃墜された。」という話をした。純粋だった俺は真剣に信じていた。今でも「もしかしたら意外と本当なのでは…」という気持ちが消えない。「100円ライターはウソでも、ジッポなら…」とか。

 そして同じ先生から「ブッシュマンは野生動物のような暮らしをしているので、牢屋に一日閉じこめると、ストレスで気が狂って死ぬ」という、いろいろな意味でまずい豆知識も聞かされた。クラス大爆笑。「2人だったら共食いするかな」とか言ってた。小学校の教室という密室が生んだ狂気の空間。

 あと、俺の姉が小学4年生だった時の担任は、授業中に「アフリカの人々が飢えているのは、働かないからだ」と言い放ったらしい。うわー。政治家だったら一発退場間違いなしの失言。しかもこの話、月1回くらいのペースで聞かされたと言う。そのレベルになると冗談とかでは無くて、先生の持論だったんだと思う。「教員の採用試験は、もっと面接を重視して人格者を採用するべきだ」という意見を良く耳にするが、こういう豪胆な先生が教壇に立つ機会を奪われるのは惜しい気もする。

 

 しかし、どうして小学校の先生が、こういうメチャクチャな話をするんだろう。やっぱり純真な子供に変な事を言うべきでは無いんじゃないか。

 一応わからないフリをしてみたものの、やっぱり気持ちはわかる。もし俺が小学校の先生だったら、と考えると、間違いなく変な話ばかりするだろうということが容易に予想できるからだ。

 俺が担任のクラス、全員天動説。象の上のおぼんに世界。

 



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