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2004年01月ログ。   

 モーレツ社員に朗報。シャープで作ってる携帯電話に、ワードやエクセルで作成したファイルを読める機能が搭載され始めているようだ。(→ボーダフォンドコモ

 そんな機能、誰か使うんだろうか。まあ、わざわざ製品化されるくらいだから、俺が想像もできないようなエグゼクティブな毎日を送っている人達は、「携帯でエクセルのファイル読めたらいいのに!」と思ってたのかもしれない。世の中って広い。

 でも、さすがにそう思ってた人なんて少数派だろう。そんな機能まで採用されたところを見ると、もう今までの段階で大多数の人々が求めているような機能は全て搭載されてしまったので、そういう少数派の意見も検討される段階に入ったということなのだろうと思う。それなら俺の意見も検討してくれないか。

 俺の意見を述べる。まず、二つ折り携帯の内側と外側に液晶画面が付いてるタイプ。あれはムダだと思う。それなら液晶画面を外側だけにして、内側をエチケットブラシにでもするといい。鏡でもいいかも。もしくは何も付けずに空洞にしておいて、小物入れにしてもいい。ビスケット2枚くらい入るだろう。それと、アンテナが伸びることをもっと活かすべきだ。俺が思うに、アンテナの先が耳掻きになってるといいんじゃないかな。せっかくだから爪切りも付いてるといい。あと、個人的な話で申し訳ないのだけど、めったにワインを飲まないので、たまにワインを買うとコルク抜きが見つからなくて、いつも困る。だからコルク抜きも付けておいてもらえないだろうか。

 

 エグゼクティブな人間と俺の差が明らかになった気がする。


 「文頭の日付が間違っている」というメールを頂きました。ずっと2003年って書いてたみたいです。御指摘ありがとうございます。全て直しました。「ネタかと思って伝えるのもなんだかと思いましたがとりあえず。」と書き添えられていましたが、当サイトではそこまで奥の深そうなネタは扱いません。よろしくお願いします。

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 小学校1年生の時、国語の教科書に「おじさんのかさ」っていう話が載っていた。御自慢の傘を大事にするあまり、雨が降っても傘を開かないおじさんの話。

 そこまで大事な傘って、どんな傘だろう。きっとすごい値段に違いない。英国王室御用達の傘メーカーBrigg社の商品リストを見たところ、最も高価なもので595英ポンド。日本円にしてだいたい12万円くらい。そんな傘なら俺でも開かないだろう。しかし、道具は使ってこそ価値があるもの。どんなに高価なものだって、使わないなら持っている意味が無い。

 10年くらい前、ハイテクスニーカーのブームがあった。高校の下駄箱ではスニーカーの盗難が相次ぎ、中でも高価だったエアマックスというモデルは特に標的とされ、履いている少年を襲う「エアマックス狩り」なんていう犯罪もあった。何かと狙われていたハイテクスニーカー、未使用のまま保管すれば何万円ものプレミアが付くこともあり、押し入れの奥にスニーカーを眠らせていた人もたくさん居た。

 しかし。やはり使ってこその道具。スニーカーなら履いてこそ、その意味があるというものだろう。

 「履いてくスニーカー」って言うくらいだから。

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 うちは、こういうサイトです。


 年賀はがき当選番号チェックサイトが便利で感動した。切手シート2枚あたってた。そこに感動は無かった。

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 年賀状が好きだ。

 毎年、年賀状が届くのが楽しみでたまらない。年賀メール派も増えているように感じるが、やはりハガキが届く嬉しさはメールの比ではないと思う。

 しかし年を追うごとに、友人から届く年賀状が、良くある「子供が生まれました」というやつになり始めているのが不満だ。特に今年は増えた感じがした。子供の写真が印刷されてて「今9ヶ月です。最近つかまり立ちを始めました!」なんて書いてる。完全に定型文。俺へのメッセージ、ゼロ。

 自分に子供が生まれると、そういう年賀状を出す気持ちがわかるようになるらしいが、今のところそんな予定も無いし、正直に言うと、そんな年賀状なら欲しくない。俺と同じように感じている人も少なからず居るのではないだろうか。

 それで考えたんだけど、他人へ出す年賀状に子供の写真を印刷する行為に課税するのはどうだろう。方策としては、子供写真専用年賀はがきを一枚5,000円くらいで販売する。高額な年賀はがきとなれば、レアっぽいからもらう側も嬉しいし、国も税収が増えて嬉しい。みんな嬉しい。

 

 出す側のことは考えないことにする。最初から嬉しくて仕方ないんだろうから。


 芥川賞をとりたい。

 突然こんなことを言い出した理由は、なんとなく察してほしい。とにかく獲りたい。そのためには、どうすれば良いのだろう。

 さすがに芥川賞は一般応募を受け付けていないようなので、先に小説家になっておく必要がある。では、まず小説家になるにはどうしたら良いのか。俺みたいな奴が編集部に原稿を持ち込んだって誰も読んでくれないだろうから、普通に考えて新人賞なんかに応募することになると思う。

 そこで検索してみたところ、応募するなら小説すばる新人賞がいいらしい。面倒見が良いのだとか。でも、小説すばるなんて読んだことない。応募する前に一応は雑誌の傾向を把握しておこうと思い、すばる今月号の目次を眺めていたら、豪華執筆陣に混じって見慣れた名前があった。

 

エッセイ+グラビア
佐藤江梨子:サトエリズム

 

 この路線があったか。よし、小説すばる新人賞に、俺の写真を同封して応募してみよう。小説+グラビア。ルックスではサトエリに勝てないから、露出度で上回ろう。芥川賞というゴールのためなら全裸も辞さない。覚悟は出来ている。


 北海道には独立論がある

 日本を離れて独立国家としてやっていこうという話。冗談にしか聞こえないかもしれないが、郷土愛あふれる北海道民である俺は、意外と本気で「独立してもいいんじゃないか」と思っている。

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 最近、食肉周辺が騒がしい。アメリカでの狂牛病騒動に続き、国内では79年ぶりに鳥インフルエンザの発生が確認された。タイミングが悪すぎると思わないか。牛肉と鶏肉がほぼ同時期にコケている。

 タネ明かしをしよう。実は全て北海道過激派の仕業だ。バイオテロ。次のターゲットは豚肉。ほどなく養豚場から厄介な病原菌が検出されることになっている。

 牛、鶏、豚。これらの肉が手に入りにくくなった時、脚光を浴びるのは何だと思う?

 

 羊だ。ジンギスカンだ。ちなみに国内における羊肉生産量の6割は北海道産が占めている。

 羊肉の供給をもって日本国内で優位に立とうなどというセコい考えではない。頃合いを見計らって、我々は北海道外への羊肉供給をストップする予定である。

 さあ日本国民よ、肉を食いたければ、かかってくるがいい。これは宣戦布告だ。

 

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 すみません。冗談です。独立なんてしません。今後ともよろしくお願いします。日本大好き。


 好きなタイプの芸能人を聞かれると、いつも困る。

 そもそも女性タレントに入れあげたことが無い。かわいいな、とか、きれいだな、と思うことは良くあるが、好きなタイプはと聞かれてパッと思い出すような人は居ない。そして問題なのは、答えによって俺の趣味を判断されることだ。そうなると適当なことを言うわけにもいかないので、ますます困る。

 とは言え、聞いた方だってそこまで真剣に聞いてるわけでもないのに「好きと言える芸能人は居ない」なんて答えるのもどうかしてるっていうか自意識過剰っぽいので、最近は何も考えずに「菅野美穂」って言うようにしてる。それほど好きなわけじゃないんだけど、菅野美穂って答えておけば、話も広がらずに場が丸く収まることを学習したから。

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 話は変わるが、「アッコにおまかせ!」見たら、クイズやってた。「日本の首都は?」とか「自民党って何の略?」みたいな、本当に簡単なもの。いくら何でもわかるだろうというレベルの問題が次々と出題されるなか、解答者として出演してたあびる優が、ものすごい勢いで誤答を連発していた。正解の方が少なかった。「自民党って何の略?」という問題には「自前民」って答えてた。なんだそれ。

 

 俺は少し前から興味を持って見ていたのだが、あびる優はすごく新しい感覚を持っている人だと思う。もしかしたらそれは、知識を付けることなく育ってきた事によるものなのかも知れない。

 

 ギターの弾きマネをする大会がある。何も持たずにギターを弾いてるフリをして、そのカッコ良さを競う大会。もちろん、フリだけだからギターを弾ける弾けないは関係ないのだけど、たぶんカッコ良く弾きマネができるのは「本当にギターがめちゃくちゃ上手い人」か、「全くギターを弾けない人」ではないかと推測する。おそらく中途半端な知識は、陶酔を妨げるだろう。アクションを縛るだろう。

 他の例も挙げよう。今回の自衛隊派遣は正しいか?という問いに「正しい!」とか「正しくない!」というようにハッキリ言い切れる人っていうのは「世界情勢をめちゃくちゃ勉強してる人」か、「世界情勢を全く知らない人」だろう。ほとんどの人は中途半端な知識を持っているために、言い切ることができず明言を避けるのではないか。何も知らずに意見を言っていいのかという問題もあるけれど、どっちつかずのことを言う人よりは、ガンガン意見を言う人の方が話してて楽しい。

 極端に言って、センスに恵まれた人は知識を付けない方がいいと思う。外から得る知識は、個人の自由な心の動きを阻害する。彼女の天才は得難いものだ。もしこれから、あびる優がその無知によってバッシングを受けるようなことがあれば、俺が守りたい。その自由な感性を。どんなことをしてでも。この気持ち、もしかして。


 東京でカメラマンのアシスタントをしている友人に聞いた話。師匠のカメラマンが何百万円もする最新鋭のデジカメを導入したそうで、それを使うと雑誌なんかに使えるレベルの写真も撮れるそうだ。ただ、高画質化のせいでどうしてもデータ容量が大きくなってしまい、写真一枚分が140メガくらいあるとか。普通の記憶媒体では足りないので、ケーブルで外部の記憶装置とつないで使うらしい。しかし140メガってすごい。俺のデジカメだったら、一回シャッターきって終わりだ。

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 最近の携帯電話には、割と高機能なデジカメが付いている。

 いまどきコンパクトデジカメを買うなら携帯電話に付いてるカメラで十分だ。だから、これからコンパクトデジカメが生き残っていくには、カメラ付き携帯を圧倒的に上回る何かがが無いときびしいと思う。では、これからの単体デジカメはどうなっていくべきか。

 やはり求められるのは高画質化だろう。簡単な写真はカメラ付き携帯で撮り、きちんとした写真は単体デジカメで撮る。そういう使い分けに値する画質。

 そうなると問題はデータ容量の肥大化だ。一枚140メガの写真が撮れるコンパクトデジカメが登場したら、ちょっとやそっとの記憶媒体では追いつかない。極小ハードディスクの開発も進んでいるようではあるが、どうしたって持ち運びの利く媒体の容量には限りがある。

 だから通信機能を搭載するといいと思う。デジカメ内の記憶媒体がいっぱいになったら、データを通信機能で自宅のパソコンにでも飛ばしてしまえばいい。今のところ無線で140メガものデータをいくつも送信することは現実的でないが、来年にはFOMAの回線もADSL並みの速度になるそうだし、そのうち何とかなるだろう。

 電話の回線を使うとなったら、せっかくだから電話もできるといいと思う。もうカメラ付き携帯なんていらない。なんせデジカメで電話できるんだから。

 

 今日はデジカメ業界に貴重な提言ができた。カメラ付き携帯に負けないよう、俺の意見を参考に頑張っていただきたい。


 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。


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