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2004年02月29日ログ。   

●2004/2/29

 携帯電話が壊れた。

 液晶画面に何も表示されなくなってしまった。保証期間内なので修理してもらおうと思ったのだが、保証書もレシートも保管してないことに気付いた。どうしよう。

 まず落ち着こう。携帯電話ならレシートなんか無くても、俺の個人情報とともに購入記録が完璧に残ってるはずだ。でも「保証書かレシートが無いとダメです」なんて言われた場合どうする。「責任者だせ」って言うか。「俺もカタギの人間なんで、こういう場所で騒ぎたくないんだ」って言うか。別室に通されるか。「携帯が一日つかえなかったせいで損害でてるんだ、どうしてくれる」って脅すか。そこで少し軟化しておだやかなムードにするか。ここで無償修理の話を持ち掛けるか。うん、だいたい決まった。そうしよう。

 そこまでやってしまったら、もうカタギとは言えないかもしれない。もう太陽の下を歩くことはできないかもしれない。さようなら社会。今まで楽しかった。

 交渉に使いそうな民法の条文をネットで検索して、万全な状態で販売店へ。さあ来い! この野郎! レシートなんか無いぞ!

 

 

店員
「それでは購入記録をお調べした上で交換させて頂きますので、お掛けになってお待ちください」

 

 すんなり新品と交換してもらえた。ああ、良かった。でも何だろう。この胸に残る攻撃的な気持ち。

 



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