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2003年09月30日ログ。   

●2003/9/30

 今年は善光寺で七年に一度の御開帳が行われる年だったそうだ。

 善光寺と言えば、落語に「お血脈」という噺がある。善光寺で「お血脈の御印」というのを額に押してもらうと誰でも極楽へ行けると評判になり、みんな極楽へ行ってしまって地獄に来る者が居なくなったのを苦々しく思った閻魔大王が、石川五右衛門にお血脈の御印を盗ませようと計画するが、というような内容。

 この「お血脈を盗めば解決」という考えは安易すぎるんじゃないかと思う。「みんな極楽に行きたい」という根本の部分を無視したままだからだ。そこを変えないことには真の地獄再興は望めない。

 ではどうしたら良いのか。ここで閻魔大王に「地獄のディズニーランド化」を勧めたい。誰もが行きたがるディズニーランド。集客数の増加を目指すなら、あの手法を真似しない手はない。

 まずアトラクション名を見直した方がいい。「スプラッシュ・マウンテン」みたいな感じに。針の山はニードル・マウンテンだ。じゃあ血の池はブラッディ・レイクか。焦熱地獄は「魅惑のバーニング・ルーム」。叫喚地獄は少しヒネって「ツイスト・アンド・シャウト」にしてみよう。

 

 賽の河原は「一人ジェンガ」で決まりだ。

 



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