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2003年09月13日ログ。   

●2003/9/13

 彼を見くびっていたようだ。加藤晴彦、世界柔道で泣いてた。

 さて、加藤晴彦と言えば「あいのり」だが。

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 昔の知り合いに、「こんなにモテる奴が世の中には居るんだな」と感心するくらいモテる男が居た。

 そいつを一言で説明すると、なんか「あいのり」の登場人物みたいな奴だった。顔が似ていたとかじゃなく、「恋愛に関する感情が全てセリフ化されている」という点において。

 恋の話を振ると、すごい勢いで喋り出す。「俺はあいつの事が好きだけど、もし今この状態で付き合う事になったとしても、お互いのためにならないと思う」みたいな言葉がポンポン飛び出す。「人間にとって恋愛とは」とか「あいつに会って変われた俺」などという、顔が赤らんでしまうようなキーワードも随所に織り込みながら。

 どうも彼がモテる理由のひとつは、その恋愛話の巧みさにあったようだ。巧みと言っていいのかどうかはまた議論の分かれるところであると思うが、とにかく事実そのトーク術に、同年代の女子達が面白いように次々と陥落していった。

 

 彼はその後、某雑貨店へと転職し、店長になった途端にバイトの娘に手を出して、できちゃった結婚。披露宴で聞いた涙ながらの新郎スピーチは長過ぎて忘れてしまったが、帰り際にそっと俺に耳打ちした「ゴムは付けろよ」という、あまりにもありがちな一言だけは一生忘れない。なぜならそれが、長い付き合いの中で俺が彼から聞いた唯一の「心から出た言葉」だったと思うから。

 



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