2003年07月08日ログ。 |
●2003/7/8知り合いのおばさんの娘夫婦が、キティちゃん御殿に住んでいるそうだ。 キティちゃんグッズの販売で一儲けして建てた、とかそういう意味じゃなく、もう外観から家具から家電製品に至るまでキティちゃんで統一された家。で、そこに行ってきたという話を聞いた。 キティちゃんのドアを開けるとキティちゃんの服を着た娘夫婦がお出迎え。キティちゃんのテレビを見ながらキティちゃんの湯飲みでお茶を飲み、夜はキティちゃんのタイルが敷き詰められた庭に出てキティちゃんのパラソルの下でキティちゃんの椅子に座ってバーベキューをしたらしい。 さすがにキティちゃんの肉を焼いて食ったとは言ってなかったが、すごい統一感。俺が気になるのは旦那の気持ちだ。本当にキティちゃん好きなんだろうか。絶対、嫁に合わせてる。キティちゃんのベッドの上で「夢なら醒めてくれ」と毎晩こっそり自分の頬をつねったりしてるのではないだろうか。そこまでして結婚したかったのか。 おばさんに「旦那ってどんな人?」と聞いたところ、結構な規模の会社で社長をやってる人だそうだ。社長がキティちゃんバージョンのムーヴに乗って御出勤。社員の間で何て言われてるかも気になるところだ。俺が社員なら絶対「うちのキティは、ちっとも給料上げてくれねぇよ」とか言ってる。 そしてどうやらその旦那、顔も少しキティちゃん似の模様。キティちゃん似ってどんな顔なのか全く想像がつかないが、それを聞いてゾッとした。もしかして旦那もコレクションの一部なんじゃないのか。嫁がキティちゃんに飽きた瞬間に起こるであろう強烈なカタストロフ。それはきっとファンシーな暮らしの思い出を、忘れがたい悪夢へと変えることだろう。
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