2003年07月18日ログ。 |
●2003/7/18手のひらより少し大きいくらいの、1/18とかいう微妙なサイズのミニカーって誰のために作ってるんだろう。こういうものって贈答用なのか。仕方なくテレビの上に乗っけられるために生まれてくるのか。 ------------------------- 4日前に書いた、警察官をしている友人が誕生日を迎えたので、何か誕生日プレゼントを買わなければと思い、トイザらスに行った。 これといった商品も見つからずブラブラしていたら、親子連れの買い物客が現れた。お父さんと息子。お父さんは、いかにも元ヤンキーといった感じ。たぶん俺と同じく20代後半くらい。息子の方は5歳くらいだろうか。 何かの拍子で早くに結婚していたら、俺にもあんな子供が居たかもしれないな。束の間のパラレルワールド感覚。 ほのぼのとした気持ちで二人の動向を見ていたら、息子がトミカのミニカーが並んでいるコーナーで足を止め、たくさんあるミニカーに心を奪われている様子だった。お父さんの方が「おう、一個買ってやるぞ」とか言ってる。 幸せそうだな。俺もミニカー買ってもらったな。そんなことを考えながら息子を見守る、すっかりお父さん気分の俺。しかし、しばらく悩んだ息子が、ようやく選んで父親に渡したミニカーを見てガッカリ。 おいおい、プリウスは無いだろう。もっと他にあるだろ。横にポルシェあるだろ。なぁ、息子よ。NSXとかもあるじゃないか。もう一回見てみろよ。子供の頃からそんな環境派でどうするんだ。ブロロロローンって言えよ。プリウスじゃモーター音入っちゃうだろ。ブロロ、ウイーン、か。楽しいか。それで。子供の内はブロロロローンでいいんだよ。ハイブリッド万歳か。機能とか気にすんなよ。そんなんじゃ先が思いやられるよ。大人になって「このダウンジャケットさ、マイナス30度でも耐えられるんだよ」とか言いながら街中でハムみたいな山岳用ダウンを平気で着るような人間になっちゃうぞ。「この携帯さ、指紋認証機能が搭載されてるんだよ」とか、使いもしないような機能に心躍る大人になっちゃうぞ。 お父さんに自らを重ね合わせていたはずが、いつの間にか息子の方に自分のパラレルワールドを感じている俺。
|