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2003年07月16日ログ。   

●2003/7/16

 プロ野球のオールスター戦が始まった。阪神多過ぎ。

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 ずっとプロ野球選手になりたかった。

 小学校に上がったばかりの時、友達の兄に野球を教えてもらった。たちまち野球の魅力に取り憑かれ、毎日毎日、友達を強引に誘っては公園で野球をするようになった。もっとうまくなりたくて、親に頼み込んで少年野球チームに入らせてもらい、毎朝4時半に起きて朝練に参加した。チームの卒団式で用意された色紙には、「甲子園に出てプロ野球選手になりたい」と書いた。

 中学生になっていた先輩に「野球部員だけは坊主にしなければならないという決まりがある」と聞いたので、中学校の入学式の朝、初めて頭を丸めた。成長期の訪れが遅く、周りの友達より体が一回りも二回りも小さかった俺には体力自慢の中学生が集まる野球部での練習はキツく、ついていくのがやっとだった。全部で70人くらい居た野球部の中で、俺は三年生になってもベンチ入りすら果たせなかった。それでも良かった。野球に触れているだけで幸せだった。高校生になって背が伸びたら、絶対レギュラーとして甲子園に行ってやる。そんなことを考えながら、来る日も来る日もバカみたいに白球を追いかけた。

 女の子にキャーキャー言われているサッカー部やバスケ部の奴らを見下していた。お前ら、本当にサッカーとかバスケなんか好きでやってるのか。モテたいだけじゃねぇか。坊主がイヤなだけじゃねぇか。この世に野球より面白いことなんかあるもんか。本気でそう思っていた。

 

 えぇっと、そんなわけで野球が好きでした。終わり。

 え?高校の時ですか?野球部なんて入りませんよ。坊主じゃモテないですから。

 



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