2003年07月15日ログ。 |
●2003/7/15小咄。 ------------------------- こんばんは。糸井重里です。 早いものでMOTHERというゲームを世に送り出してから14年の歳月が経とうとしています。 その間、社会にもひとつの大きな変化がありました。インターネットの登場です。草創期からその可能性に魅せられた僕は、「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトを自ら立ち上げ、ネットの良いところ悪いところを自分なりに見つめてきました。 今回、おかげさまでMOTHERの3作目を出せることになったのですが、最近いろいろな方々から「ネット上でゲームデータの複製が出回ることについて、どうお考えですか」という質問を頂きます。確かにゲーム制作者として、そういったことに目をつぶれない気持ちはあります。身を削るようにして、また我が子同然のように手を掛けて作ったものが、一部の心ない人達の手によって垂れ流されてしまう。これほど辛いことはありません。 ただ、複製防止のプロテクトをかけるだとか、そのようなことは考えておりません。だって私、
コピーで食ってますから。
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