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2003年06月13日ログ。   

●2003/6/13

 昨日、軽い手品ができたらどんなにいいだろうと書いたが、だんだん情熱がエスカレートしてきた。プロの手品師になれたらどんなにいいだろう。

 子供に夢を与えたい。ていうか自由の女神を消したりしたい。子供の夢は二の次だ。もちろんジャンボジェット機も消したい。ナポレオンズに倣って東京タワーも消してみたい。おそらく横浜公演では横浜ランドマークタワー、大阪公演では通天閣を消すことになるだろう。いろんな人達に迷惑がられながらも勢いに乗ってジャンジャン消していきたい。

 少し欲望が曲がった方向に向かい始めたが、まず手品師になるにはどうしたらよいのだろうか。

 そこで検索してみたところ、「手品師になろうよ」というサイトを発見した。まさに求めていたタイトル。ダーク史郎という本職の手品師が手掛けるサイトのようだ。写真を見る限りダークなイメージは感じられないが、プロが教えてくれるというなら心強い限りである。

 しかしトップの注意書きに絶望させられた。

 「別に手品師養成のためのページではありません。」

 すっかりだまされた。手品師になろうよって言ったじゃないか。嘘だったのか、ダーク史郎。

 きっと彼は女性を口説く時にも「一緒になろうよ」とか「二人で小料理屋でも開こうよ」と口に出すようなタイプに違いない。信じてはいけない。次に会った時には、こう言うはずである。「別に本気ではありません。」

 彼がダークを名乗る意味がやっとわかった。ダーク史郎のマジックにしてやられた。本物の手品師というのは、こういうものかも知れない。

 



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