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2003年10月07日ログ。   

●2003/10/7

 昨日の朝、出掛ける前にビデオの録画予約をした。

 朝刊のテレビ欄に目を通したら、どうしても見たい番組があったからだ。話題の月9新ドラマではない。俺が録画したのは「徹子の部屋」。

 

徹子 - 涙 - 小さん夫妻の銀シャリ…桂小金治
10/6テレビ欄より。

 

 「小金治」で「銀シャリ」。鬼に金棒、みたいなものだと思う。もうそれだけで全てが伝わっているのに、一行目が1文字あまったからって「涙」って入れてある。

 これは見ないわけにはいかない。こんなものを録画してまで見る行為がいささか悪趣味だと思われる向きもあるかもしれないが。

 さて、番組の内容がどんなものだったかというと、おそらくみなさんが思い描いたものとそれほど違っていない。ただ、さらにそれを二段階くらい煮詰めた感じにして頂けると、より近いんじゃないかと思う。

 軽く紹介すると、物の無い時代、稽古をつけてもらいに小さんの家に通ってた頃、いつも白米を食わせてもらってたので「金持ちなんだな」と思っていたが、ある日たまたま家を覗いたら、小さん一家がサツマイモを食っていた、みたいな話がメイン。「え!?そこ!?」っていうタイミングで泣き始め、他にも感動ネタをいくつか散りばめながら、放送時間の三分の一くらいは泣いてたと思う。あと最近、落語の活動を再開したとか。落語もやるんですよ、と言った時に徹子から出てきた噺が御丁寧に「芝浜」。モロ過ぎだろ、それは。

 濃い30分だった。わかっていたこととは言え、次々と押し寄せる感動の押し売り攻撃に、ほとんど倒れそうになった。「じゃあ、どうしてお前は小金治の番組なんか録画したんだ」って?

 それは秘密です。

 



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