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2003年06月20日ログ。   

●2003/6/20

 坊さんになるという選択肢は、ありかも知れない。

 女子アナと結婚できたりするという点を除いても、坊さんってのはなかなか良い。朝早く起きて少しの飯を食い、経を上げて日が沈むとともに眠る。そんな暮らしに憧れる。いま流行のスローライフ。

 しかし、坊さんになるにはどうしたら良いのだろう。残念ながら寺の跡取りでもない一般人の俺に、坊主への道は開かれているのだろうか。疑問を解決するべくネットで検索。するとこんなページがヒットした。どうも最初に面接を受けるらしい。どんな質問をされるのだろう。やっぱり志望動機とかだろうか。「暮らし向きがのんきそうでいいなぁ、と思いました」なんて口が裂けても言えない。かと言って「衆生を救うためです」などと、いきなり弘法大師並みの高い志を述べるのも気が引ける。いや、ちょっと待て。そんな普通の面接みたいな質問だろうか。禅問答とかだったらどうしよう。ていうか、そもそも禅問答ってどんなのだったっけ。「大乗仏教とかけて何と解く?」こんなのか。「えぇと、祭りの夜店で嫌われる客と解きます。そのこころは、たくさんすくう」…違うな。これは禅問答じゃなくてなぞかけだ。こんなことで坊主になれるのか。ドキドキしながらさっきのページを読み進めると、こんな記述があった。

「パソコンが全然駄目な人は難しいですが、習う気があれば教えます。」

 あ、パソコンですか。できます、できます。どんとこい。でも何するんだろう。エクセルでお布施グラフ。ワードで写経。仏教界にも広がるIT革命。聖なるものと思っていた仏門がグッと近づいたが、それと同時に失われていく憧れ。

 



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