2003年10月よりログは月別に分けました。
現在のログ置き場はこちらです。


2003年9月ログ。   

 

●2003/9/24

 トヨタの新型プリウスには車庫入れや縦列駐車の際、ハンドル操作を自動でやってくれるオプションが用意されているらしい。

 これはすごいと思い、車の運転がヘタな彼女に教えたら、こんな言葉が返ってきた。

「あ、じゃあ自分は運転してるフリだけすればいいんだ。」

 …いや、フリもしなくていいと思うよ。

「だって運転席にボサっと座ってるだけってカッコ悪くない?」

 

 俺の彼女は、そういう人。おそらくバイクのサイドカーなんかに乗ったらカーブのたびに体を激しく左右に振って、自分の体重移動でバイクをカーブさせているフリとかすると思う。


●2003/9/23

 夜中に車を運転していて、たまたまラジオをつけたらユースケ・サンタマリアがしゃべっていた。

 時刻は1時半頃。オールナイト・ニッポンをやっている時間。そうか、最近はユースケがオールナイト・ニッポンのパーソナリティをやっているのか。全く知らなかった。

 そんなことを考えながら聞いていたら、CM明けに驚きのタイトル・コール。

 

「B'zのオールナイトニッポン!」

 

 えー!?

 しゃべっているのは確実にユースケだ。もしかしてユースケがB'zのメンバーになったのだろうか。いや、たぶん違う。これはどういうことだ。

 事情がわからなかったので家に帰ってきてから調べてみたら、どうもやっぱり本当はB'zが出演する予定だったらしく、何らかの事情でユースケが代役を務めたようだ。たぶんドタキャンだろう。知らないけど。

 しかしB'zが出ないのに「B'zのオールナイトニッポン!」とは、これいかに。本人が出なくてもB'zの話さえしていれば名乗っていいのかな。それならウチもやらせてもらおう。

 

 というわけで本日の「B'zのビューティフル突然」、これにて終了。お相手はビューティーでした。愛のまーまにー、わーがまーまにー。


●2003/9/22

 細川たかしの故郷と言えば北海道の真狩村。欽ちゃんのオールスター家族対抗歌合戦を見ていた方々には、細川たかしの父の音痴っぷりとともにお馴染みのことと思う。

 その真狩村を車で通った時、こんな標識が目に入った。

 

細川たかし記念像の看板

 真狩村に細川たかしの銅像があるというのは、テレビでも見たことがある。せっかくだから見学して行くことにした。

 

 

駐車場の看板
駐車場にも細川たかしの文字。

 

 車を停めて銅像へと向かう。

 

細川たかし記念像
熱唱。細川たかしの像。

 

 銅像の横に回ると、台座に細川たかしの手形があった。

本人の手形
手形にヒット曲のタイトルが付いている。
「心のこり」「北酒場」「浪花節だよ人生は」「矢切の渡し」

 

 手形に手を合わせると、細川たかしのヒット曲が流れる仕掛けのようだ。ひとつだけ曲名ではなく、「メッセージ」というタイトルの付いた手形があったので、そこに手を合わせてみたら、ものすごい大音量で浪曲が流れ始めた。もちろん歌っているのは細川たかし。ビックリして、逃げるようにその場を離れた。

 

裏手の散歩道

 銅像の裏手には小川が流れていて、散歩コースになっていた。非常にのどかで心が安らぐ風景だったが、この時も銅像が歌い続けていて、うるさくてたまらなかった。一度スイッチが入ると、しばらく歌い続ける仕組みらしい。このあたりも本人を忠実に再現していると言えるのではないだろうか。しばらく散歩して、銅像が歌い終わったのを確認してから車に戻る。

 

 ついでに駐車場近くに売店があったので、そこも覗いてみることにした。

 

 入り口から細川たかし一色。

売店の入り口

 「合掌風の宿」という歌をプッシュしているようだ。新曲なのだろうと思ったが、検索してみたところ違うらしい。(→こちら。試聴もできます。しませんか。)

 

 

 店内も細川たかしだらけ。

店内の壁

 歴代シングルのポスターがズラリ。ちょっとした細川たかしミュージアム。

 

 

 そしてこんな商品も。

たかしせんべい
たかしせんべい。小550円。大1,000円。

 せんべいにまでなってるとは思わなかった。真狩村の細川たかし依存度がわかる一品。この辺で、いい加減あきてきたので、車に乗り込み、細川たかし地帯を後にした。

 

 

 そして車で走り出して間もなく、真狩村から出る寸前くらいに「湧き水」という看板があるのを見つけた。

 真狩村は羊蹄山という山の麓にあり、そのあたり一帯は水がきれいなことでも知られる。

 真狩村には細川たかし以外にも誇るべきものがあるのだ。もっと、そういう面を売り出せばいいと思う。何も一歌手にだけ頼ることはないじゃないか。

 そういう想いで看板を見たのだが、近付くにつれて見たくない文字が見えた。

 

 

 

湧き水の看板
細川たかしのふる里まっかり
羊蹄山の湧き水

 

 ガッカリだ。水が湧いても細川たかし。この体質は簡単に変わりそうも無い。

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おまけ

右側にある黄色いのぼりには「まっかりポイントカード」って書いてあった。
真狩村の美容院。(クリックで拡大)

 壁紙サイズにしてみましたので、よろしければ壁紙にどうぞ。しませんか。


●2003/9/21

 高校の時、生物の先生が授業中にこんなことを言った。

「昔はイカの刺身が大好きだったんですが、 顕微鏡で表面を見た時から食べられなくなりました。みなさん知ってますか? イカの刺身の表面には、寄生虫の卵がブドウの房のように連なってるんですよ。」

 

 これを読んだ人がイカの刺身を食えなくなりますように。


●2003/9/16

 夜中にドライブしてたら「○○神社」というのぼりを数カ所で見掛けた。お祭りシーズンなんだろうか。

 お祭りと言えば型抜きを思い出す。型抜きというのは、もち粉でできた薄い板(→こんなやつ)に付いてる絵柄の外側を、針で削っていくゲーム。成功すると型抜き屋のオヤジから賞金がもらえる。

 この「賞金がもらえる」というのが曲者で、本当に賞金が出る事なんかほとんど無くて、どんなに上手くできていても、だいたいオヤジが「あー、ちょっとキズが入っちゃってるねー」とか難癖をつけて子供がションボリして帰るというのが相場。

 この状況って、意外と大人になってもあると思う。優れた企画書を書いても「あー、コストパフォーマンスがねー」っていうオヤジ。成績を上げても「あー、今月は特殊だったからねー」っていうオヤジ。

 いつだってゲームはオヤジのものだ。


●2003/9/15

 NHK教育「心の一冊・青春ブックガイド21」の再放送を見た。

 三人の若者がリポーターとなって、各界の著名人が推薦する本を読み、その推薦者のところに話を聞きに行くというスタイルの番組だったのだが、その三人の内の押切もえという人に釘付けになってしまった。

 出演者の中で一人だけ抜群に綺麗だったために画面から浮いてしまっていた彼女。なぜか三人の中でも「本好き芸能人代表」みたいな扱いだったのだが、司会者から「押切さんは本が好きなんですよね?」という質問をされた時に「そうですね、太宰治とか芥川龍之介が好きです」って、モロなことを言っちゃってた。しかも緊張していたのか目が泳いでいた上に、言葉もセリフっぽくなってしまっていて、絶妙なウソくささを醸し出していた。たぶんあの人、本とか読まないんじゃないかな。

 でも、他の二人が「ライ麦畑でつかまえて」とか「三四郎」みたいなド定番の青春小説を担当する中で、彼女だけロマン・ロラン「魅せられたる魂」全10巻を担当してたあたり、もしかしたら俺が知らないだけで、本当にすごく本好きで知られる人なのかもしれない。そうじゃなきゃ、全10巻の本を読む仕事なんか来ないような気もするし。

 とは言え本当のことなんて視聴者にはどうでも良くて、重要なのは彼女が軽薄な口調でロマン・ロランって言うと、どうも漫才コンビの名前みたいにしか聞こえなかったことであり、それはきっと番組にとってマイナスだったんじゃないかと思う。青空ろまん・ろらん。

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 美人の あら探しをして恋心を抱かないようにする技術は、中学生の頃に身につけた。いろんなことに挫折した俺だが、その技術だけは向上する一方。


●2003/9/14

 こんばんは。山瀬まみです。お父さんのためのワイドショー講座。

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・東ちづるが結婚。
 今まで結婚しなかった理由を聞かれ、「私はきっと結婚したら、良き妻であろうとか、良き嫁であろうとか、良き母であろうとか、そういったことに縛られるのではと…」みたいなことを、ここぞとばかりに発言。そういう話は居酒屋に行って武田鉄矢とかと二人で話して頂けないだろうか。中村勘九朗でもいいかも。

 東ちづると一緒に暮らすのって、なんか面倒くさそう。仕事に疲れて家に帰った時に、岩塩で包んで焼いた鯛とかをオーブンから出されたらどうしよう。しかも塩がイタリアのやつとかだったら。その上「日曜はホームパーティーだから空けといてね」とか言われたら。そしてそれを断った時に、日本人の国民性についてまで言及されたら。

・氣志團・綾小路翔とPUFFY・吉村由美が交際。
 北海道のロックフェスの時、綾小路翔がDMBQのライブを見に来てた。非常に目立ってた。

・高見盛、ブレイク。
 「小学校の先生が『相撲やらなきゃ給食を食わせない』って言ったから相撲を始めた」って話は、ハッキリ思い出せるだけで5回聞いた。たぶんもっと聞いてる。いいかげん飽きた。井森美幸がレオタード着て踊ってるVTRくらい飽きた。それを見てキャーキャー言ってる井森美幸くらい飽きた。

・「座頭市」、封切り。
 勝新の座頭市と区別するために、タイトルを「天才たけしの座頭市」にするといいと思う。

・世界柔道、開幕。
 フジテレビが「柔道界のあゆ」と命名した谷本歩実選手が活躍しなかったことは幸運だったのではないか。本大会で脚光を浴びていたら、そのネーミングによって、本人には責任の無いバッシングを受けたかもしれない。

・加護亜依が眞鍋かをりに似てきた。
個人的な見解。そっくり。

・井上和香には華がない。
ただの感想。

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 最後の方はワイドショーネタですらなくなってしまった。小ネタが溜まってたんです。全体的に話題が古くてすみません。


●2003/9/13

 彼を見くびっていたようだ。加藤晴彦、世界柔道で泣いてた。

 さて、加藤晴彦と言えば「あいのり」だが。

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 昔の知り合いに、「こんなにモテる奴が世の中には居るんだな」と感心するくらいモテる男が居た。

 そいつを一言で説明すると、なんか「あいのり」の登場人物みたいな奴だった。顔が似ていたとかじゃなく、「恋愛に関する感情が全てセリフ化されている」という点において。

 恋の話を振ると、すごい勢いで喋り出す。「俺はあいつの事が好きだけど、もし今この状態で付き合う事になったとしても、お互いのためにならないと思う」みたいな言葉がポンポン飛び出す。「人間にとって恋愛とは」とか「あいつに会って変われた俺」などという、顔が赤らんでしまうようなキーワードも随所に織り込みながら。

 どうも彼がモテる理由のひとつは、その恋愛話の巧みさにあったようだ。巧みと言っていいのかどうかはまた議論の分かれるところであると思うが、とにかく事実そのトーク術に、同年代の女子達が面白いように次々と陥落していった。

 

 彼はその後、某雑貨店へと転職し、店長になった途端にバイトの娘に手を出して、できちゃった結婚。披露宴で聞いた涙ながらの新郎スピーチは長過ぎて忘れてしまったが、帰り際にそっと俺に耳打ちした「ゴムは付けろよ」という、あまりにもありがちな一言だけは一生忘れない。なぜならそれが、長い付き合いの中で俺が彼から聞いた唯一の「心から出た言葉」だったと思うから。


●2003/9/12

 高校の時、「格技」という科目名で柔道の授業が週1回あった。

 普通の高校生にとって、柔道なんてつまらない。はりきってるのは柔道部員だけ。ほとんどの生徒が適当にこなす科目だった。でも、2度だけ全員が真剣に取り組んだことがある。

 1度目は2年生の時だったと思う。その日、柔道を教えるH先生が深刻な顔で格技場に現れた。

 全員正座で先生と正対し、礼。何か重たいムードを察知して静まりかえる格技場に、H先生の声が響く。

「実は今朝の授業でな、騒いでる奴が居たもんだから、ちょっと殴ったんだが」

 スタートから怖い。先生が続ける。

「当たったところが悪くて…歯が折れちまったんだ。しかも4本。それでちょっと問題になってな。さっき親御さんが学校に来てな。もしかしたら教師やめることになるかもしれん。」

 重い空気。

「しょうがねぇな…もう一人くらい殴ってから辞めるか!ハハハハハ!」

 空気を読めないボンクラの数人が一緒になってアハハハ、と少し笑ったが、場の空気に押しつぶされて、すぐに黙った。この日の授業は、みんな真剣だったと思う。恐くて私語なんて一切なかった。その学期の終業式では、H先生が山の中にある宿泊研修を行う施設に赴任することが発表された。理由は発表されなかったが、みんな知っていた。

 

 2度目に授業を真剣に受けたのは、3年生の時。

 この年に格技の授業を受け持っていたのはS先生。彼は柔道部出身で、青春を柔道に捧げた人らしい。そのS先生がある日の授業で受け身の練習中に、こう言った。

「お前ら、受け身の練習だけはキチンとやっておけよ!俺の先輩でも、受け身に失敗してダランとなった人、いっぱい居るからな!」

 ダランとなった、という言葉が面白かったので意味もわからず笑っていたら。

「お前ら、ダランとなったらイヤだろ!チンコだぞ!一生だぞ!」

 これは効いた。ダランとなるって、そこかよ。イヤだ。それだけはイヤだ。格技場が、それまでとは違った雰囲気に包まれる。ビシッ!バシッ!と鋭く畳を叩く音だけが響き渡る。全員真顔。

 この時は、かなり真剣だった。しかし授業の後になって考えてみたら、受け身に失敗してダランとなるメカニズムが誰にもわからなかったので、この話は忘れ去られていった。もしかしたらこれも「先生に聞かされたウソ話」の類かもしれない。

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 世界柔道が始まった。頑張れ加藤晴彦。泣くところ、たぶん無いぞ。


●2003/9/11

 昨日、「宇宙飛行士になるには誰とでも仲良くできる能力が必要」ということを書いたが、そう言えば潜水艦乗務員の適正として最も求められるものも「協調性」らしい。何ヶ月か前にNHKで海上自衛隊の潜水艦を取材していた時、インタビューを受けた潜水艦乗務員が言っていた。

 あと、「短気でないこと」も重要だとか。密室での長期間に渡る業務をこなすには不可欠な要素なのだろう。潜水艦の場合、ひとたび海に出れば何ヶ月も同じメンバーで過ごすことになるから、ケンカっぱやい奴なんかが居たら目も当てられない状況になってしまう。

 しかし、のん気で協調性のあるメンバーばかりが100人単位で集まっている状況というのは、どうなんだ。やたらみんな優しい感じ。それ俺がやっとくわ、とか、面倒だったら明日もカレーでいいよ、みたいな事ばっかり言ってたり。

 ミスにも寛大。短気な奴が居ないから誰も怒らない。酸素切れた?いざとなったら水面まで上がればいいじゃない。気にするなって。食料切れた?魚でも捕ればいいじゃない。大丈夫だって。え?ミサイル飛んできたの見逃しちゃった?しょうがないじゃない。ドンマイドンマイ。あぁ、穴あいて水が入っちゃった?いいよいいよ。誰のせいでも無いって。

 艦内の水位が上がってくる。絶望的な状況の中、艦長が最後の挨拶。

「なんかもうダメみたいだな。みんなは本当にダメな隊員だった。でも俺は、そんなみんなが大好きだった!」

「艦長!」
「艦長!」

 

 金八の最終回みたいなセリフで終焉を迎える潜水艦。しかし涙ひとつ無く、全員笑顔のまま。


●2003/9/10

 NHK「英語でしゃべらナイト」に宇宙飛行士の野口聡一氏が出演し、英語で自己紹介をしていた。

 I'm an astronaut.って言ってた。

 思わず笑ってしまった。「私は宇宙飛行士です」なんて、どう考えても冗談でしかない言葉が、ここでは本当だから。「よっ!大統領!」ってブッシュに言っちゃってるような感じ。自己紹介しただけで笑いがとれるなんて最高だ。俺も宇宙飛行士になりたい。

 そこで宇宙飛行士になる方法を検索してみたら、宇宙飛行士募集のページがヒットした。喜び勇んで目を通したのだが、いくつか列挙されていた応募条件が、ことごとく当てはまらない。英検1級程度の英語力って何だ。本当に英語でしゃべらナイト。歴代日本人宇宙飛行士のプロフィールを見ても、輝かしい経歴で溢れかえっている。

 本気で宇宙飛行士になるには、たぶん高校あたりからやり直さなければならないんだと思う。高校生のうちから英語学習に力を入れ、自然科学系の大学に入り、修士課程まで進む。これが最低ライン。

 暗い気持ちで検索を続けたところ、NASDAのサイト内に子供向けのページがあった。ついでに子供時代からやり直すつもりで、そっちも読んでみた。

 

みんなの中に宇宙飛行士になりたい人はいるかな?

 うん、なりたい。ぼく、がんばるよ。

 

宇宙飛行士になるには、今からどんな準備をしておけばよいのだろう。ここでは宇宙飛行士になるのに必要なことを教えよう。

 

だれとでも仲良くなれる心

 

 それは無理だ。やり直しても無理。だいいち「誰とでも仲良くなれる」ような奴とは仲良くなりたくない。ひねくれ者の俺には決定的に向いてない職業だということがわかった。もう生まれ変わったって宇宙飛行士なんて目指さない。


●2003/9/9

 えぇと、いきなり訂正です。

 昨日「フォアグラが牛角にあるというメールが来た」と書きましたが、同じ方から再びメールを頂きまして「9/3に販売終了した」とのことです。御紹介が遅れたために、まだ見ぬフォアグラに思いを馳せている方々をぬか喜びさせてしまい、申し訳ありませんでした。

 ただ、そのかわり「月見ライス」という新商品にフォアグラが少し入っているみたいです。この一連の牛角情報を送って頂いた方は牛角で働いているそうですので、確かな情報であると思われます。うそフォアグラを求めている方には、こちらをお薦めします。いや、食べてないんですけど。

 以上、お詫びと訂正でした。情報をお寄せ頂いた方、ありがとうございました。

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 「爆笑おすピー問題!」に、あびる優が出ていて「あびる」というのが本名だという話をしていた。

 その中で、どういう字を書くのかを説明している時、「あびるの『あ』は、阿、です。こざとへんの。」と話し、それに続けて「こざとへんってありますよね。Bみたいなやつ。」と言っていた。

 すごい感覚だと思う。確かにBみたいだ。彼女は、本名に使われている阿という字を、それこそ何万回と見てきただろうに「こざとへんってBみたいだな」という気持ちを忘れずに今まで暮らしてきたのだ。

 俺だって子供の頃に、こざとへんを初めて見た時は「Bみたいだな」と思ったかもしれない。しかし「こざとへん」という名前を聞いた時、意味を与えられた時から、俺にとってあれはBではなくなった。

 しかし彼女は違う。目から入ってきた情報と、耳から入ってきた意味を、完全に分離して考えることができている。もし何に対してもそういう態度で接することができる人なのだとしたら、全ての事象がフラットに見えているのではないだろうか。

 ひょっとしたら天才なのかもしれない。もしくは少しアレだ。


●2003/9/8

 9/1分で、フォアグラを食ったことが無いと書いたところ、「ウソくさいフォアグラなら牛角にある」というメールと、「フォアグラは作る過程に問題があるので、生産されなくなるかもしれない」というメールを頂きました。ありがとうございます。

 この二つの情報を合わせて考えると、一刻も早く牛角に行かなくてはならない。

 おっさん壁紙に、すまけい追加。リンクも少し追加。

9/9追記 牛角のフォアグラは販売終了したようです。詳しくは9/9分で。


●2003/9/7

 うがい薬として、カバのCMでお馴染みのイソジンを常用しているのだが、その話を友人にしたら、「どうしてイソジンなんか買うんだ」と言われた。

 「たいがいの薬局では『ポピドン』という名前の、イソジンと同じ成分のうがい薬が安価で売られている。価格差は、広告費の違い。」とのこと。しかも薬局によっては「イソジンと同じ成分ですから、こちらの方がお得ですよ」と、ポピドンの方を薦められる場合もあるという。たぶんマージンの差もあるのだろう。

 そんなことがあっていいのか。「同じ成分」って、どういうことだ。小林亜星なら訴えてるところだ。

 安いからといって、類似品を買い求めるようなことはしたくない。志の問題。だから、俺はこれからもイソジンを買い続ける。

 

 イソジンの新キャッチコピーを考えた。

 「貧乏人は麦を食ってポピドンでうがいしろ。」

 CMで、これぐらいのことは言っていいと思う。カバが。


●2003/9/6

 鉤屋という会社のイベントに行ってきました。

 すごく面白い事を考えている会社なので、もし御存知ない方がいらっしゃいましたら要注目です。いや、僕が言うことでも無いんですけれども。


●2003/9/5

 占いは基本的に信じない。

 名前とか誕生日を入力したら明日の運勢がはじき出されるような占いサイトなんて、なおさら信じない。俺の運勢がコンピューターなんかにわかってたまるか。人間には数式なんかじゃ表せない複雑な部分があるんだ。

 そういう心構えで今までやってきたが、さっきフジテレビのサイトでアナウンサーのページを見てた時に、「お気に入りのアナウンサーとの相性診断」というコーナーが目に入り、ちょっとやってみたところ俺と中村仁美アナの相性がAランクだった。この結果は全面的に信じたい。コンピューター万歳。

 やっぱりコンピューターの占いって当たるんじゃないかと思う。ピタゴラスは言った。「万物は数である」と。どういう思想かよく知らないけど、たぶんピタゴラスだから直角三角形の話だろう。直角三角形の斜辺の長さが他の二辺からわかるように、俺と中村アナの誕生日から二人の幸福が割り出される。ここに議論の余地は無い。数こそはすべて。

 占い結果に付いてたコメントを読む。「二人に共通の目標があれば、運のカーブを大きく上昇させることが可能です。」共通の目標か。じゃあ、当面の目標は「打倒・高島彩」にしよう。俺の目標は置いといて、それが彼女の願いだろうから。譲歩から始まる幸せもある。よし、がんばろう。とりあえず明日から、めざましテレビ見ない。

 ついでだから高島彩との相性も占ってみた。結果はAランク。コメント「二人に共通の目標があれば、運のカーブを大きく上昇させることが可能です。」

 もう信じない。


●2003/9/4

 あぁ、また「小学生の頃に先生から聞かされたウソっぽい話」を思い出した。そのまま書いてみる。こんな話だった。

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 ある夏の日のこと。干上がったダムの上を通りかかった男が居た。

 

 そのダムの深さ50m。

 この男が、突風に煽られて50m下に落ちた、と。

 にも関わらず、かすり傷だけで済んだという。

 

 助かった理由が3つ。

 

理由1・ダムなので直角ではなく、少し傾斜になっていたこと。


 滑り降りる感じになり、衝撃が和らいだのだろう。

 

理由2・その日たまたま雨が降って、少量とはいえ底に水が張っていたこと。


 ここまでは、それっぽい。

 

 

理由3・雨が降っていたので、男が傘をさしていたこと。


 フワッと落ちた?

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 これを聞いた時は、さすがに小学生と言えども教室中が「ウソだ!」と叫んだ。しかし先生は、思いっきり真顔で「これは新聞にも載った有名な事件だ」と言い張った。

 どなたか、この話を知ってる方はいらっしゃいますか。教えてください。この話は本当ですか。先生を信じていいですか。そしてダムの上を歩く時は傘を持ち歩いた方がいいですか。


●2003/9/3

 今日は元・女子バレー日本代表選手の、中田久美の誕生日だ。

 9、3、で「くみ」になったそうだ。シンプル過ぎる由来。9月3日生まれの、昔の知り合いに聞いた。5年前に。インパクトの強い話だったので毎年9月3日になると思い出す。ドラえもんも同じ誕生日だって言ってた。嬉しそうに。

 きっと君は今、好きな男に同じ話をしているだろう。得意気な顔で。でも今はインターネットがあるから、今日が誰の誕生日なのかなんて、すぐに知る事ができる。「今日は何の日」みたいなサイトもいっぱいあるから。いつかまた話す機会があったら教えてあげたい。ジョニー大倉もマイケル・ホイも9月3日生まれだって。そして9月3日の誕生花がマーガレットだって。ついでだから、俺の誕生日が横山やすしと一緒で、誕生花はアスパラガスで、花言葉が「無変化」だったことも。

 

 ねえ、アガタ・モレシャンも9月3日だったよ。もう一度、君に逢いたい。


●2003/9/2

 何年か前に、友人から「北海道の某企業がチーズ工場の生産ラインを増強したので、カマンベールチーズの生産量が今までの17倍になるらしい」との話を聞いた。

 どうしよう、という感想。17倍って何だ。どれだけ食えばいいんだ。

 その話が今頃になって気にかかり、検索してみたのだが、どんなに調べてもそんな話は出てこない。そしてスーパーに行っても、カマンベールチーズの陳列量が増えたとか、特別に値段が下がった、ということは無いと思う。

 でも、友人の話は信じたい。きっと昔の17倍のチーズが生産されているはずだ。それなのにスーパーには昔と変わらない量しか無く、値段も下がらないというのはどういうわけだ。

 考えた。たぶん、チーズをすごい勢いで食ってる奴がいるんだと思う。そしてそいつは、もしかしたらあなたの家の隣に…。

 

 怪談っぽくしてみました。怖いですか。


●2003/9/1

 ジャンバラヤ初体験。さっきモスバーガーで、期間限定新メニューのジャンバラヤチキンバーガーを食った。ウンナンのファミレスコントでその名を聞いてから何年の歳月が流れたであろうか。やっとジャンバラヤに出逢えた。本当のジャンバラヤとは違うのかも知れないけど、今日から俺は「ジャンバラヤを食べたことがある人」として生きていく。

 半年くらい前に、初めてイカ墨スパゲティを食った。オーマイ・パスタソースシリーズ。レトルト。ジョジョの奇妙な冒険でその名を目にしてから何年の歳月が流れたであろうか。やっとイカ墨スパゲティに出逢えた。本当のイカ墨スパゲティとは違うのかも知れないけど、その日から俺は「イカ墨スパゲティを食べたことがある人」として生きてきた。

 どうも俺はウソくさいもので「食べ物初体験」を済ませている感じがする。トム・ヤム・クンを初めて食べたのは白木屋だった。チヂミもそう。あれは本物と呼んでいいものなのだろうか。どうもウソくさい。ヘタすると2年前に生まれて初めて食ったふぐ刺しも、時間が経ってかたくなったヒラメとかだったんじゃないか。

 どうしよう。何も信じられなくなってきた。俺が食った馬刺しは本当に馬か。俺が食った湯葉は本当に大豆からできていたか。俺が食ったフォアグラは本当にフォアグラか。

 勢いで、ちょっと見栄をはってしまった。フォアグラは食ったことない。フォアグラ初体験はいつになるのだろうか。どうせウソくさい店で出逢うことになるのだろう。でも、俺も大人だ。食べる時は「フォアグラ最高!」っていう顔をしよう。それが大人のマナー。そして「幸せを感じる心を手に入れる」って、そういうこと。

 

 

2003年8月ログ。   

 

●2003/8/31

 昔の雑誌を読み返していたら気になる記事があった。宝島1990年8/24号、フミヤとトールのインタビュー。

部屋の掃除してたら出てきた。
ロックは疲れる、
パンクはバカ、
ポップがいい。

 

 パンクはバカ、ですか。

 まあ、いまさらフミヤなんかいじってもアレなのであまりツッこまないけれども、このちょっと後、パンクっぽいファッションが流行った時に、フミヤがモロなパンク服に身を包んでいたことだけは付け加えておきたい。


●2003/8/30

 自由、ということについて考えてみた。

 昔の話だが、高校の修学旅行で、日程の中に「東京で丸一日自由行動」という日があった。ところが東京について何の知識も持ち合わせない田舎者の俺は、つい皇居とか東京タワーとかに行ってしまった。今になって思う。高校生が東京で見るべきものって、もっと他にあったんじゃないか。あんな結果に終わるなら自由行動なんていらなかった。

 他の例も考えてみよう。例えば、ギターを買ったとする。まあ3ヶ月くらい遊んでいるうちに、少し弾けるようになってくる。そして友人に「最近ギター始めたんだよね」と言ったところ、「仲間内でバンドやってるんだけど来てみないか」と誘われる。「いやいや、始めたばかりで全然弾けないから」と断るも、「大丈夫だって、俺達だってへたくその集まりだから」と言われ、ノコノコと貸しスタジオに顔を出すわけだ。そこで言われる衝撃の一言。「じゃあ俺達で合わせるから、ちょっと自由に弾いてみて」。頭をめぐる疑問。自由って何だ。

 これらの話が一般的だったかどうか全くもって自信が無いが、自由、という状況を生かすには自分の中に何某かが無いとダメなのだ、ということは伝わったのではないかと思う。

 今まで、自分の生活に自由が足りないと思っているだけだったが、漠然と自由を欲するだけじゃなく、いつか自由を手に入れる日までに、自由を満喫できる人間になっておきたいと思う。そうしないと、いざ自由と言われた時に朝から晩まで寝るしかなくなる。もしくは「プリンで一杯にした風呂に入ってみる」とか「歯磨き粉のチューブを全部しぼってみる」とか、自由を履き違えたようなことしか思いつかず、せっかくの自由がどうでもいい方向で浪費されることになる。

 「自由について」なんて大上段に構えてしまって結局なにが言いたいかというと、休みだからって朝から晩まで寝ながら「あぁ、ヘアムースの缶を一本買ってきて全部出したらどれくらいの量になるか調べてみようかなぁ」などと考えているような俺の暮らし向きを見直したいということ。


●2003/8/28

いっこく堂よ、その技術を誇るがいい。

ただ、あなたがもう少し面白い人だったら。

そして、あなたがもう少し男前だったら。

 

 

 技術で名を成した、ユーモアのセンスが無い、見た目が悪い。これらは世界の人々が日本人に対して抱いているイメージである。そう、まるでいっこく堂じゃないか!

 国際社会の前に我々は等しくいっこく堂であることを自覚しなければならない。それを受け止めることが日本人にとって、国際人としてのスタートであると言えるのではないだろうか。

 

 なんか本当にいいことを言ってしまったような気がする。ごめんなさい。選挙とかは出ません。


●2003/8/27

 ウキュピ掲示板より。

ご冥福をお祈りします。 投稿者:石川浩司 投稿日: 8月25日(月)23時41分13秒

僕が日本人のミュージシャンで最も影響を受け、尊敬していた「突然段ボール」の蔦木栄一氏が本日永眠されました。
謹んでご冥福をお祈りします。

・・・死ぬなよ、馬鹿!

 

 6月には既に医者から「もうステージでのパフォーマンスは無理」と言われていたそうだが(テキトー日記6/24)、まさか亡くなられるとは思っていなかった。ご冥福をお祈りいたします。


●2003/8/26

 北海道のタッチファンへ。今朝、和也が。

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 5年くらい前の話。

 友人と札幌の白石というところにあるボウリング場に行ったら、ボウリングを3ゲームやった方にチャンス!という福引きコーナーが設けられていた。

 1等の赤い玉が出ると温泉旅行に御招待。別に温泉に魅力は感じなかったが、普通に3ゲーム楽しんで、軽い気持ちで福引きに挑戦した。

 友人達が続々と白い玉を出し、残念賞であるボウリング1ゲーム無料券をもらう。あ、残念賞の方がいいじゃないか。その頃よくボウリングをしていたので、タダ券は嬉しい「残念賞」だった。

 俺の番になった。白い玉でいいや。でも赤い玉が出たら盛り上がるな。意外と楽しみながら福引きのガラガラを回す俺。ガラガラガラ。そして出たのが青い玉。

 青? 店員が「3等ですね。少々お待ちください」と言い残し、カウンタの裏へと引っ込んで行った。盛り上がる一同。3等って何だろう。

 5分ほど待たされただろうか。裏へ行った店員が、1メートルくらいある細長い箱を持って戻ってきた。何だ、あの箱は。表面に絵が描いてあるぞ。何の絵だ?………

 

 シャケだった。

 

 店員が持ってきたのは冷凍の新巻鮭だった。一本まるごと。箱には霜が付いていた。(→こういうやつ)

 さすがにビックリした。ボウリングで新巻鮭が当たるとは思わなかった。これが北海道ってやつか。いや違う。北海道だからって、ボウリングして新巻鮭が当たるなんて聞いたことない。たぶん福岡の人がボウリング場の福引きで明太子あたったら笑うと思う。

 あれは盛り上がった。ロビーにあったプリクラの機械で、みんなで新巻鮭もって記念撮影して帰った。食ったけど塩辛かった。


●2003/8/25

 24時間テレビ、ちょっとしか見られなかったのだけれど。

 ゴマキが、ひらいていた。はじけていたとか、華があったとか、顔がどうした、みたいなことでは無くて、とにかくひらいていた。ひらいていた、という言葉以外でこの感覚を表現するには何て言えばいいんだろう。みなさんに伝わりますように。あなたの胸に突き刺され。ひらいていた。


●2003/8/23

 IEの、アドレスを入力するところに「萩本欽一」と打ち込んでEnterを押すと1件目に表示されることでお馴染みのビューティフル突然からお知らせです。

 萩本欽一と車だん吉のマンガ連載が、ついに始まったようです。興味のある方は週刊漫画サンデーを立ち読みすると良いと思います。

 ところで、ウチが1件目で大丈夫ですか。浅井企画とか怒ってませんか。

 もしかしたら欽ちゃん情報を求めてウチのサイトに辿り着く方がいらっしゃるかもしれません。申し訳ないので欽ちゃん豆知識をひとつ書いておきます。欽ちゃんの方向性が素人いじりにシフトしたのは、気仙沼ちゃんに「好きな食べ物は?」って聞いた時に「力うどん」と答えられたのがツボにはまり、「素人には勝てない」と思ったからだそうです。そんな話をどこかで聞いた気がします。

 情報の出どころすら曖昧なことを書いてすみません。ていうか気仙沼ちゃんって誰だ。


●2003/8/21

 風邪気味なので、駅の売店でマスクを買おうと思ったら、

普通のマスク 250円
のどぬーるマスク 400円

この2種類が売られていた。のどぬーるマスクって何だろう。この価格差は何を表すのか。頭に浮かんだ想像図。

 

マスク想像図1
マスクの裏に綿棒が付いている。

 

付けた時の、横から見た断面図。

マスク想像図2
ちょうど当たるようになってる。

 

 これはダメだ。たぶん吐く。普通のマスクを買って電車に乗った。

 

 ところが、仲間にこの話をしてみたところ「それは違うだろう」と言われた。じゃあどんなマスクだって言うんだ。のどぬーるを名乗る以上、喉に塗るのは確定じゃないのか。

 

 

 様々な意見が出て、みんなで出した結論がコレ。

 


絵入り。

 

 それは欲しい。買えば良かった。


●2003/8/19

 札幌近郊で開かれたロックフェスティバルに行ってきた。

 今年の会場がとにかく広くてビックリ。まず駐車場から会場までテントを担いで30分歩く。会場に入ってからテントエリアまで、また30分歩く。足場は砂地で歩きづらい。テント張ったら今度は各ステージへの移動。ステージが5つあり、それぞれがまた異常に離れている。

 音楽を聴く時間より歩く時間の方が長い。ロックフェスというより移動フェス。足の裏には水ぶくれ。それをかばいながら歩いていると今度はヒザがおかしくなってきた。どんどん腰も痛くなる。泣きそう。休憩したい。

 各ステージ間を移動する人の群れは、さながら音楽を求めてさまようジプシー。俺が吠えてもキャラバンは進む。吠えてる場合じゃない。ついて行かないと、見たいライブが見られない。

 さんざん疲れてしまい見たいものも見ずに初日を終え、テントでぐったりしていたところ、俺達とは別のグループで来場していた知人から深夜3時頃にメールが来た。

女4人でワイン飲んでるんだけど来ない?
これからホットドッグパーティーもするよ

 普段なら飛んでいくところだが、そこへ行くにはまた相当歩かなければならない。疲れちゃってもうそれどころじゃなかった。メールを無視して眠りに入ってしまった。そして次の日の朝、思ったこと。

 ホットドッグパーティーって何だ。

 初めて聞いたが、何かアメリカンな印象のイベント名だ。テーブルの上に並ぶウインナー、レタス、パン。はさむ、ケチャップ、食べる。はさむ、ケチャップ、食べる。楽しいか、それ。そしてそれは女4人で深夜に執り行うようなものか。

 

 ここからは全く俺の想像でしかないので無視してもらってかまわないのだけれど、もしかして「ホットドッグパーティー」って、何かの暗喩じゃないか。みなまでは言わないが。そんなものに俺を呼ぼうとは、全くいやらしい!

 いやらしいのは俺だ。

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 忙しいのに調子にのってフェスなんか行ったもんだから、しわよせが凄いことに。8月中は更新が少なくなるかもしれません。


●2003/8/16

 父の報告。

 今日は漁協に行ったんだけどな、お盆だから漁船がみんな港に居るんだ。昔からな、『地獄の釜のフタが開く』って言ってな、お盆は海に出ないんだ。海の男はな。

 うん、俺もそういう話は大好きだけれども、海の男じゃなくてもお盆は休みだ。


●2003/8/15

 武術を習いたい。

 学生の頃は武道になんて全く興味が無かったが、運動不足を実感する今日この頃、どうせ運動するなら武道を嗜み心身を鍛えてみるというのはどうだろう。

 一口に武術と言ってもいろいろある。もし今から習うとしたら、どんなやつがいいのか。友人一同で話し合ってみたところ、「空手がいいんじゃないか」という話になった。警察官の友人曰く、警察学校には逮捕術という教程があるらしく、その授業で組み手をやった時、さまざまな武道経験者が居る中でも極真空手出身の人達がダントツで強かったとのこと。ちなみにその友人は剣道初段。まあ剣道はちょっと組み手で生かせないとは思うが、実戦形式で空手が強かった、という話は興味深かった。

 でも、いまさらフルコンタクト空手はキツそうだ。もうちょっとマイルドなやつでいい。かと言ってカラテビクスというわけにもいかない。それはもはや武術ではない。「じゃあ合気道はどうだ」という案も出たが、どうも合気道教室というと女性がチカン撃退法を学んでいる場所という印象が強い。うっかり俺がそういう感じの教室に入ったとしたら、間違いなくチカン役に立候補すると思う。それはそれで楽しそうだし、チカン役に生き甲斐を見つけられそうな予感すらあるが、最初に「武術を習いたい」と思った時の志は失われそうだ。現に今、失いかけた。

 うだうだ考えながら武術系のサイトを巡っていたら、今度は「古武術」というキーワードが目に入った。古武術。いいかも知れない。かなりシブい。「古武術やってます」って言いたい。古武術というのがどんなものか良く知らないけど、たぶんチカン役の居ない合気道みたいな感じだろう。あと、なぎなたとか。

 ところで古武術を教えてる場所ってあるんだろうか。友人に聞いてみたら、札幌の某所に有名なカレー屋があるのだが、そこの店主が地元の古武術界では知られる存在らしい。教室は持っていないそうだが、是非その人に習いたい。なんて頼めばいいんだろう。シミュレーションしてみる。まず、カレー屋に行く。カレーを頼む。カレーが運ばれてくる。黙々と食べる。食べ終わる頃、店主は俺のことなど忘れて厨房でカレー鍋を見つめている。チャンス到来だ。後ろからカレーのスプーンで殴りかかってみたい。たぶん店主はカレー鍋のフタで俺のスプーンを受け止める。店主の鋭い眼光。ここで俺が土下座して「かなりの使い手とお見受けした。弟子にして頂きたい。」って言う。うん、いいんじゃないか。おそらくこんな感じだろう、古武術の入門って。よし、カレー屋行こう。楽しみだ、鍋のフタ。

 

 何て言うか、自分が武術のことを全体的にわかってないことに気付いた。そして「武術を習いたい」という気持ちが生半可なものであることにも。


●2003/8/14

 ニカウさんが亡くなったと聞いて思い出したんですが。

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 小学校の先生って結構メチャクチャな話をする。

 しかも生徒の側は担任の先生を無条件に信頼していたりするので、割と取り返しのつかない事になったりする。

 俺が小学6年生だった時の担任は、歴史の授業で「戦争の時、物資不足だった日本軍はベニヤ板でゼロ戦を作った。それを知った米軍は、ゼロ戦に向かって100円ライターを投げてきた。ゼロ戦は炎上し、面白いように撃墜された。」という話をした。純粋だった俺は真剣に信じていた。今でも「もしかしたら意外と本当なのでは…」という気持ちが消えない。「100円ライターはウソでも、ジッポなら…」とか。

 そして同じ先生から「ブッシュマンは野生動物のような暮らしをしているので、牢屋に一日閉じこめると、ストレスで気が狂って死ぬ」という、いろいろな意味でまずい豆知識も聞かされた。クラス大爆笑。「2人だったら共食いするかな」とか言ってた。小学校の教室という密室が生んだ狂気の空間。

 あと、俺の姉が小学4年生だった時の担任は、授業中に「アフリカの人々が飢えているのは、働かないからだ」と言い放ったらしい。うわー。政治家だったら一発退場間違いなしの失言。しかもこの話、月1回くらいのペースで聞かされたと言う。そのレベルになると冗談とかでは無くて、先生の持論だったんだと思う。「教員の採用試験は、もっと面接を重視して人格者を採用するべきだ」という意見を良く耳にするが、こういう豪胆な先生が教壇に立つ機会を奪われるのは惜しい気もする。

 

 しかし、どうして小学校の先生が、こういうメチャクチャな話をするんだろう。やっぱり純真な子供に変な事を言うべきでは無いんじゃないか。

 一応わからないフリをしてみたものの、やっぱり気持ちはわかる。もし俺が小学校の先生だったら、と考えると、間違いなく変な話ばかりするだろうということが容易に予想できるからだ。

 俺が担任のクラス、全員天動説。象の上のおぼんに世界。


●2003/8/13

 先月くらいに札幌三越で陶芸の催し物があり、細川護煕・元首相が来ていたそうだ。

 そこでは細川氏自身が作った陶器も販売されていたらしく、茶碗が一個65万円とかだったらしい。さすが一国の宰相を務めた男、そっちの世界でも知られる存在であったか。普通の政治家とはひと味違う教養を感じる。

 ところがどうも話を聞くと、細川氏は陶芸を初めて4年くらいだとか。陶芸のことは良くわからないけど、とりあえず売るのをやめた方がいいと思う。

 おっさん壁紙に平田満追加。


●2003/8/12

 今年も花火大会を見に行った。

 今回の花火大会で印象深かったのは、花火が始まった時に、みんな一斉に携帯電話のカメラを花火に向けた光景だ。かなりの割合の人達が携帯を高く掲げた。カメラ付き携帯って、一気に増えたなぁ。おそらく、昨年から今年にかけてドコモの主力機種が揃ってカメラ付きに移行したからであろう。

 みんなが携帯を掲げた瞬間、近くのビルからドコモの役員が見下ろしてたんじゃないかと思う。国旗を振る民衆を見下ろす君主みたいな感じで。絶対そうだ。そうに違いない。腹立ってきた。

 おっさん壁紙に人間ポンプ追加。


●2003/8/11

友達ができた   すいかの名産地
なかよしこよし   すいかの名産地
すいかの名産地   素敵なところよ
きれいなあの娘の晴れ姿   すいかの名産地

 先日、深夜のファミレスで友人とダラダラしていた時に、「すいかの名産地」って何番まであるんだ、という話になった。

 こんな時、i-modeが便利だ。即座にこちらのページを呼び出すことができた。全く、いい時代になったものだ。(i-modeの表示画面)

 ここで「3番までだ」という結論が出て議論終了、となるはずだったのだが、ひとりが「もっとあったような気がする」と言い出した。

 「このページには載ってないけど、絶対もっとあったはずだ。そして4番あたりからは徐々に悲しい物語になっていくはず。」と言い張る友人。それグリーングリーンとかだろう。みんなで一斉にツッ込む。

 しかし一歩も引かない友人に根負けして、みんなで4番以降の歌詞を思い出すことにした。誰も心当たりのない歌詞を「思い出す」のは難しかったが、それでも20番くらいまでは行けた。友人の記憶通り、徐々に悲しくなっていく物語。きれいなあの娘がどんどん汚れていく。17番あたりでは背中に観音様の入れ墨を背負うことになってしまった。

 未だに頭からすいかの名産地が離れない。次は、犯罪に手を染め海外に高飛びするあたりまで思い出したい。ヤマ場は、捨てた娘から「ひと目会いたい」という手紙が来て涙するシーン。最後は警察に囲まれ、数え切れないほどの弾丸を浴びて蜂の巣に。鳴り響く銃声の中、ボロ雑巾のように倒れ込む彼女の脳裏に浮かぶのは故郷であるすいかの名産地。どんな歌だ。


●2003/8/10

 アーノルド・シュワルツェネッガーの立候補で話題のカリフォルニア州知事選に、なんと「アーノルド坊やは人気者」の主演俳優ゲーリー・コールマンも立候補しているそうだ。

 死んだはずじゃないか、と思った方も少なくないだろう。俺も思った。あれほど信じさせられたアーノルド坊や死亡説は何だったのか。

 俺が聞いた死亡説をまとめると、坊やとしてやっていくために成長を止める注射を打ってたアーノルド坊やが、放映終了を機に、今度は成長を促進するホルモン注射を打ったらショックで死んだ、というもの。地域によってバリエーションはあると思うが、大筋ではこんなところではないだろうか。

 何だ、生きてるじゃないか。勘弁してくれよ。しかも州知事選に立候補って。冗談は顔だけにしろよ。

 アーノルド坊やについて検索して知ったんだが、アーノルドもウイリスもキンバリーも、その後ハードな人生を送ったらしい。こちらのページに詳しく紹介されている。再放送されない理由は、これかも知れない。


●2003/8/9

 さっき。

 さっきって夜中の3時過ぎなんだが、友達と車に乗ってて、なんとなくラジオをつけたらこんな歌が流れてきた。

♪マニュアル通りに生きたって   何も始まらない

 もう車内騒然。即、大ブーム。こんな直球投げていいんだ。直球っていうか棒だま。しばらくみんなで歌ってた。まにゅあるどーりにいーきたってー、なにもはじまらなーい。

 家に帰ってきてから気になって調べてみたら、

・その歌の題名は「平和島」
・歌っているのは「B-DASH(ビー・ダッシュ)」というバンド
・2002/09/25発売
・オリコン最高位は6位

ということがわかった。売れたんだなぁ。全然知らなかった。なんていうか、ここまで純粋な気持ちを大人になってもストレートに歌えるというのは、とても素晴らしいことだと思う。でも、あなた達がBボタンを押すとダッシュできることを知っているのはマニュアルを読んだからじゃないんですか。


●2003/8/8

 NHK教育「趣味悠々」で、新企画「大空へ!模型飛行機を飛ばそう」がスタートした。

 なぜか司会が、ゆーとぴあ。謎の人選に首を傾げたが、放送予定によると第4回と第5回のテーマがゴム動力飛行機とのこと。

 

 

 俺ならそんな仕事、断る。


●2003/8/7

 北海道の七夕は8/7の今日だ。どうしてかは知らないけど。

 そして北海道の七夕には、「子供達が集団で、夜に空き缶で作った行灯を持って近所の家々を回り、玄関前で『お菓子とロウソクを出せ、出さないとイタズラするぞ』みたいな歌をうたう行灯行列」という、ハロウィンに酷似した風習がある。誰が北海道にそんなパクリイベントを作ったんだ。個人的にはクラーク博士あたりが怪しいと思う。青年よ大志を抱け、少年はハロウィンくらい体験しておけ、とか言ったんだろう。つくづくお節介な男だ。

 ていうか本当に北海道だけなのか。最近まで全国的に行われてると思ってた。

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 俺が小学生だった時も、もちろん毎年そのイベントに参加した。割と楽しかったと記憶している。子供にとっては夜に出歩くだけでも冒険だ。お菓子を食べながら、そしてもらったロウソクを行灯に補充しながら、誰に咎められることも無くみんなでワイワイと夜の町内を練り歩ける七夕は、北国の短い夏休みのメインとなる、胸が躍る一夜だった。

 

 ある年の七夕。その日も行灯行列は行われていた。

 何軒か回って辿り着いた近所の医者の家の前。そこには、前年まで一緒に参加していた女の子が住んでいた。その子は中学生になったので、この年から参加できないのだ。ここのお姉ちゃん、去年まで一緒に回ってたけど今年は出られないんだね。可哀相にね。そういう気持ち。

 家は医者だけあって、近所で一番の豪邸。お菓子もたくさんくれそうだ。明かりは点いているので、中には誰か居るらしい。せえの、で声を合わせて歌い始める。

♪ロウソク出せ、出せよ
♪出さないと、カッチャクぞ(ひっ掻くぞ、の意)
♪おまけに食いつくぞ

 しばらく経っても、中からは誰も出てこない。徐々に歌声が大きくなっていく。そうしているうちに、あろうことか家の明かりが消えた。居留守を決め込むつもりか。なんだよ!よーし、そっちがその気なら!一層ヒートアップする子供達。悪ノリし始めて歌声もどんどん大きくなる。ロウソク出せ!ロウソク出せよ!o i!o i!o i! いや、オイパンクが流行るのは、それから5年くらい後なのだが。心情的にはそういう感じ。

 何分くらい歌っただろうか。みんなの熱唱が伝わり、ついに玄関のドアが開く。中から現れたのは、見慣れたあのお姉ちゃん。あはは、俺達の勝ちだね。さあロウソクをもらおうか。いたずらっぽい笑みを浮かべる子供達。しかし、どうも様子がおかしい。お姉ちゃんの目が三角になっている。それはもうマンガのように三角。魔神だ。魔神が乗り移ったに違いない。何だ?どうしたんだろう?一斉に頭からハテナマークを生やした子供達を相手に、魔神が口を開く。

 

「あんたら、うるさいのよ!」

 

 一同、呆然。

 

「そんなにロウソクが欲しけりゃくれてやるよ!」

 仏壇から持ってきたであろうロウソクの箱から、掴んだロウソクを投げつける。飛び散るロウソク。状況が飲み込めぬまま逃げまどう子供達。

 その場は逃げ切ったものの、あまりにも見事なキレっぷりに言葉を失った一同。何とか理由を見つけたくて、「あのお姉ちゃん、本当は今年も来たかったんだね」という話に落ち着いた。楽しそうに行列しているのが気に障ったのだろう、と。でも俺は心の中で「ただうるさいからムカついただけなんだろうな」と思った。いま考えても、たぶんそれが正解であろう。この事件以降も行灯行列は毎年行われたが、子供達がその家を再び訪れることは無かった。

 

 

 それからおよそ15年後、あのお姉ちゃんは、どこぞの社長夫人になった。医者の娘というだけで、少々おかしな人間でも社長夫人になれるという不平等なシステムがまだ社会に息づいていることを知らせる結婚の報は、近所に住む同世代の人間に、あの恐怖の一夜を思い起こさせるとともに、深いため息をつかせた。

 俺のエリート嫌いは、このあたりに由来していると思う。


●2003/8/6

 ラートやってみたくないか。

 

こういうやつ。転がって進む。

 これに乗ったら、たぶんすごい笑うと思う。もう止まらないと思う。笑いも回転も。

 笑いたい。心から笑いたい。ラートで。

 そこで検索してみたところ、やはりラートを導入している施設というのは少なかった。こちらのページの下段にある表によると、ラートを持っているのは、ほとんどが学校。そして俺が住む北海道でラートがあるのは北海道教育大学のみ。OBでも無い俺がフラっと立ち寄って「乗せてくれ」って言ったって無理だろう。動機も不真面目なので頼みづらいし。そしてもし乗せてもらったところで、ゲラゲラ笑ってたら怒られるだろうし。

 こうなったら個人購入しか無い。さらに調べた結果、一台20万円くらいだということもわかった。ちょっと高い。ポンと買うような値段では無い。しかも買うのはいいとして、どこで乗るんだ。公道か。さすがにマズい。子供が路地で一輪車に乗って遊んでるのとはワケが違う。大人が深夜にラートを転がしてるところなんて見られたら、警察を呼ばれても仕方ない。しかも途中でまかり間違って事故死でもしたら、「札幌を車で通る時、時速100キロで追い掛けてくるラート男」みたいな間抜けな都市伝説にならないとも限らない。

 こんなに乗りたいのに、考えれば考えるほど無理だ。札幌でラートに乗るのは不可能なのか。

 ここで思いついた。きっと潜在需要はある。札幌にラート専門の遊技場を作ってしまえばいいんだ。貸倉庫の家賃の相場を調べたりしてちょっと計算してみたんだが、内面積100坪くらいの倉庫を借りて少し改装してラート3台置いて指導・補助のためにラート部のバイト2人使ったとして、一日5万円も売り上げがあれば3年くらいでペイしそうだ。5人前後のグループ客をターゲットに貸し切り1時間1万円に設定して、だいたい一日5組。

 

 あぁ、全然ダメだ。一日5組って。絶対そんなに客こない。借金を抱え、ラートに乗って夜逃げする様が目に浮かぶ。

 たぶんその時、俺の顔は笑っていない。


●2003/8/5

 今朝のスポニチで知ったのだが、秋元康・林真理子・柴門ふみの3人による「恋愛・三賢人」というi-modeサイトがスタートしたようだ。詳細はこちら

 三賢人とは大きく出たな、という印象。大丈夫なのか。秋元康の確信はどこから来るんだ。林真理子の自信は誰が保証したんだ。柴門ふみは恋の勝利者なのか。

 

 「机上の恋愛・三賢人」という解釈でいいですか。


●2003/8/4

 7月にたばこが値上げされた時、吸う本数を減らすために、ガムを食べる習慣をつけようと思った。

 それで、たばこの代わりにするんだから、たくさん必要だと思ってキシリトールのボトルのやつを買ったのだが、中にポストイットが入っているところが、すごくいいと思った。何気ないオマケって嬉しい。こういう心遣いができる人間になりたいものだ。

 そこが気に入って何回か続けて買っていた。ところが、今日買ったボトルに入っていたポストイットの裏面に衝撃の文字が。

「捨て紙」

 あぁ、これ一枚一枚はがしてガム包んで捨てるために入ってたのか。ポストイットじゃないんだ。心遣いじゃないんだ。ガッカリだ、ロッテには。

 わざわざ「捨て紙」って書くようになったところをみると、ロッテに「どうしてポストイットが入ってるんですか?」みたいな問い合わせがたくさん来たんだと思う。

 問い合わせするくらいなら、そこはヒネって、みんなで「ポストイット入ってて嬉しい!」という声を上げるべきだったんじゃないか。そしたらロッテも、裏面に「ポストイットです」って書いたかもしれない。世論で山を動かすチャンスだったのに。まあ、山って言っても捨て紙の裏面のことだけど。

 

 ところで、ロッテがみんなの勘違いに気付いて既に対策をとったということは、もしかしてこの話題は古いのか。みんな知ってるのか。また俺だけか。そして「ポストイットであって欲しかった」と思ったのも俺だけか。


●2003/8/3

 たま解散。久々に声を上げて泣いた。

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 CDTVを見て驚いた。西城秀樹の新曲のタイトルが「粗大ゴミじゃねえ」だそうである。

 長渕剛が「ろくなもんじゃねえ」と歌ったのとは趣が異なる。おそらく自分が粗大ゴミであると思われているだろうということを踏まえた上でのタイトル。仮にも元スターである人間が、容易に到達できる境地ではない。

 芸能界のゴミ捨て場、もしくは姥捨て山からの悲痛な訴え。そんなに下から叫ばれると、「そんなことないって」と慰めの言葉もかけてあげたくなる。

 

 うん、たぶんそんな歌じゃないだろうということはわかってる。


●2003/8/2

 宮崎の高校生の方から「私が通う高校には『メロンを盗んだら退学』という校則が実際にある」というメールを頂きました。ありがとうございます。とてもいい高校だと思います。大事にしてください。

 ところで、うちのサイトって高校生も来てくれてるんですね。いつも古い話題ばかりでごめんなさい。

 そこで、今日は高校生向けの話題にしてみようと思います。大人のみなさん、すみません。代わりに今日はこちらの壁紙をお持ち帰りください。反響があれば、もっとちゃんと作ってみます。

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 先週、北海道ローカルの「夢チカ18」というテレビ番組にリップスライムが出て、こんなような事を言っていた。

「僕たちはライブに来てくれたお客さんに、楽しんでもらおうってことをいつも考えてる。例えば誕生日パーティーに友達を呼ぶことになった時、部屋にポッキーとポテトチップスだけ置いてあるんでもいいんだけど、そこにティッシュで作った花で飾り付けようかなとか、チラシで作った輪っかを天井からぶら下げようかな、とか。それがエンターテイメントということだと思う。」

 この言葉には感じるところがあった。もしかしたら、高校生くらいだと「飾り付けがエンターテイメントか。そんなの邪道だ」と思ってしまうかもしれない。

 俺もメジャーな人のライブに行こうと思ったことがほとんど無くて、どちらかと言うとガランとした部屋にすごい美味いポッキーが一本だけ立ってるようなライブばかり狙って見てきた。「飾り付けなんてどうでもいいからポッキーで勝負しろよ」と思っていた。

 でも今は、「飾りも大事」という言葉の重みもわかる。今になってみると、あれだけバカにしていた米米クラブのライブにすら「行っておけば良かったかな」と思ったりする。

 また話題が古くなってしまった。大丈夫かな。石井竜也は知ってるだろうか。米米クラブというのは、あの人がやってたバンドだ。ちなみに彼は「ACRI」っていう映画を撮ったりもしたんだ。吉野公佳の乳首が見れるという点でのみ有名な映画だけど。そう言えば「河童」っていう映画もあった。全く話題にならなかったところを見ると、たぶん乳首が出なかったんだと思う。

 

 

 えぇと、何の話でしたっけ。ポッキーですか。そうですね。高校生はポッキーとか食べると良いと思います。うまいから。


●2003/8/1

 どうも仕事が長引いた。今日はずっと楽しみにしてた「お馴染みナイト」の夜だってのに。普段はクラブになんか行かないが、今夜だけは特別だ。だって、あのイベントのチケットが手に入ったんだから。

 やっと会場に辿り着いたが、既に終盤のムードが流れている。ステージを見ると、ちょうど横山ホットブラザーズがノコギリを持って裏へ引っ込むところだった。くそ、見たかったな。

MC「次はコイツの出番だ、カモン!ライドオン!マギイイイィィィ!シ・ロウ!」

 ナレーションの声に反応して盛り上がるフロア。壇上中央に歩み出るマギー司郎。あぁ、来て良かったなと思う。

 

「この手品はね、宇都宮の商店街で営業やった時に評判良かったんだけどね、この縦ジマのハンカチね、こうやってクシャクシャーっと丸めると…」

 会場内に「来たぞ」という雰囲気が流れる。

 

「横ジマになっちゃうんだよね」

聴衆「ウオーーー!!お馴染みだ!!」

 

 おいおい、ついにハンカチ横縞になるやつ生で見ちゃったよ、と聴衆の口々から感動の声がもれる。マギー司郎は深々と頭を下げ、袖へと消えた。

MC「サンキュー、マギー!次もお馴染みのアイツだ!Tamagawa!Quartet!」

いつの間にか壇上に玉川カルテット。ギターの小っちゃい人が前に躍り出る。

「金もいらなきゃ女もいらぬ〜〜!」

 

ためにためて、あの一節。

 

「私ゃもすこし背が欲しい〜!!」

「ウオーーー!!!」

興奮冷めやらぬフロア。

MC「イエス!おっと、そろそろ終わりの時間が来たようだ。今日のラストを飾るのはアイツだ!ライト・マイ・ファイア!リュウショォォォウ・シュンプウテイ!!」

 もう終わりか、残念だ。でも柳昇出るのかよ!すげぇ!暗転していたステージの照明が一斉に中央を照らすと春風亭柳昇が現れる。

 

「えぇ、大きいことを言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では……」

 

 会場の空気が止まる。期待に満ちた顔で埋め尽くされたフロア。

 

「オンリーワンでございます」

 

 えー!?

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 汗ビッショリで目が覚める。いかんいかん。疲れているようだ。

 

 

2003年7月ログ。   

 

●2003/7/31

Subject:ファンとして申し上げます。
To:石川浩司様
From:ビューティー

拝啓 梅雨明けて息つく間もないこの暑さでは誠にたえがたいと存じますが、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。えぇと、梅雨って明けたんですかね。北海道には梅雨が無いのでわからないのですが。直子に代筆させたため、適当な事を言ってしまったかもしれません。

 「さよなら人類」で知られるたま、そして「たまのランニング」として山下清のような出で立ちで知られる石川様。とかくイロモノ的な取り上げられ方の多い貴方の、音楽性それ自体に魅せられ、たまの紡ぎ出す音楽を追いかけ続けてもう十数年の歳月が流れました。その間、他の音楽に浮気をした時期はありますが、たま、そして石川様の作品を愛する気持ちは誰にも負けないと自負しております。

 CDセールスが全盛期の1/100になってしまった今でも、貴方は僕にとっての、たったひとりのスーパースターなのです。スマップで言えばオンリーワンであり、さらにナンバーワンなのです。ことわざで言えば盆であり、さらに正月なのです。キンキキッズで言えばシンデレラであり、さらにクリスマスなのです。

 それなのに。

 

 何ですか、この企画は。

 「石川浩司のなんじゃもんじゃ会」
・会場は自宅の部屋、公民館、カラオケボックス、喫茶店など多少音を出しても平気な所ならどこでもOK!!
・出演料は一律5万円です。
・普通のフォークギターを一本だけ用意して下さい。誰かの家の物置に眠っているような物でいいです。

 どんなに生活が苦しくても、貴方はスーパースターなのです。一ファンの自宅にノコノコと顔を出してしまってはいけない人間なのです。もちろん石川様がつげ義春のようなフラフラとした生き様を愛していることは理解しているつもりではおります。きっと金のためというよりも、そういった旅情的なものを求めておられるのでしょう。でも、自分の部屋につげ義春が来たら悲しくなりませんか。いや、例えが悪いですね。もし貴方の敬愛するジョン・レノンが自宅にやって来て、物置にあるフォークギターで歌ったら。きっと嬉しいけれども複雑な気持ちになるのではないでしょうか。

 そして5万円という金額も手近過ぎるのです。数人で出し合えば何とかなってしまう金額です。もし僕の誕生日なんかに友人達がお金を出し合って、僕に内緒で石川浩司を呼んだとしたら。おそらく僕は激怒し、その場に泣き崩れるでしょう。たぶん本当のファンならば、僕でなくとも同じリアクションをとると思います。そんな場面に居合わせられますか。僕は貴方が困る顔を見たくないのです。

 

 さて。

 いろいろ書いてしまいましたが、あまりお気になさらないでください。本当は、心臓の弱い貴方が誰かの自宅で、場を盛り上げることが出来ずにあたふたしている様を想像して心配になっただけなのです。僕は石川浩司が石川浩司であってくれるだけでよい、そう思っているのです。この企画を目にした時も、少し落ち込みましたが「あぁ、石川さんらしいなぁ」と感じたのです。これからも気の向くままに活動を続け、僕たちを驚かせてください。11月に行われるパスカルズ名義でのフランスツアー、さすがにフランスまでは見に行けませんので、サイトでの御報告を楽しみにしております。

敬具


●2003/7/30

 ヨットに乗りたい。

 大会とかやってる、あの忙しい感じのやつじゃなくて、優雅な方のヨット。裕次郎とかが乗ってたヨット。スネ夫の言うヨット。あれに憧れるが、このまま過ごしていたのでは一生ヨットに乗れないのではないか。日々の暮らしを顧みると、そんな予感がしてきた。

 何とか乗りたい。もうスネ夫に頭を下げてでも乗りたい。

 と言っても、そんな友人も居ないので自力で何とかするしかなさそうだ。

 そこで検索してみたところ、「ヨットFAQ」というページがヒットした。最も気になる「Q.ヨットは費用がかかるのではないでしょうか。」という質問に目を通す。一般市民の俺でもヨットに乗れるのか。

 

A.クルージングは貴方の予算に応じてそれなりに楽しむ事が出来ます。
 それなりに、という言い方がひっかかるが、続きを聞こう。

 

一般に考えられているほどチャーターコストは高額ではありません
 なるほど。

 

必要なのはシーマンシップだけ。
 これだ。こういう言葉が聞きたかった。金銭などの物質的な面ではなく、精神的な面で迎え入れて欲しい。シーマンシップなら任せてくれ。どんなものかは知らないけれど、たぶん裕次郎みたいにしていろということだろう。もう近いうちにヨットに乗れそうな気がしてきた。あとはシーマンシップを胸に、海へと足を運ぶだけだ。

 

参考としてタイのプーケットで1週間のクルージングを楽しむ料金を試算してみましょう

 え?

 

 4人で475,000円、だそうである。シーマンシップだけでは乗り越えられない壁。ヨットというのはタイのプーケットに1週間行くような人達の娯楽のようだ。再びヨットが浜風に乗って遠のいていった。


●2003/7/29

 今日はお知らせとお詫びです。初めていらっしゃった方は恐れ入りますが読み飛ばしてください。

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お知らせ

 ちょっと8月はいろいろあって、更新頻度が落ちると思います。掲示板の書き込みにも反応できなくなってしまいそうなので、掲示板自体も少しお休みするかもしれません。

 決してやる気が無いわけではないのです。やる気だけは満ち溢れております。

 そこでやる気を表すために、今まで当サイトはレンタルサーバーのスペースを無料でお借りして公開していたわけですが、このたびサーバーを運営している会社に1年分のレンタル料金を振り込んでみました。その証拠にページ上部の広告も消えたと思います。これで向こう1年間、サイトが突然消えたりということはありません。安心ですね。安心、安心。安心してるのは俺だけですか。

 

お詫び

 7月2日分で「スイカを盗んだら停学、メロンを盗んだら退学」という校則について書きましたが、その高校に通っていた友人に確認してみたところ、どうやらそんな校則は実在しないようです。「不文律か」とも聞いたんですが、特にメロンを盗んで退学になったという例も聞いたことが無いそうです。おそらくラジオのネタに端を発した都市伝説であろう、との事でした。訂正してお詫びいたします。お詫びいたしますが、その校則は作った方がいいと思います。話題作りのために。どうして作らないんでしょうか。今、遺憾の意を表明するという言葉の意味を実感しております。

 あと、ついでに「メキシコに行って空中殺法を学ぶ」という進路希望を提出したMくんがどうなったかも聞きました。彼は一昨年の正月にMくんと会ったらしいのですが、その時Mくんは職業について多くを語らなかったそうです。ただ、「仕事で30kgくらいあるボンベのようなものを抱えながら縄ばしごを登らされた」というような話をしていたということです。どんな職業か全くわかりませんが、無事を祈っています。


●2003/7/28

僕はヤンヤンのチョコが余るような大人になってしまった。

テーマパーク4096」2003/02/07

 

 ヤンヤンというのはスティック状のクラッカーに、別添えのチョコを付けながら食べるお菓子。詳しく言葉のニュアンスを知りたい方は上記リンク先の2月分のログを参照して頂きたい。リンク先が面白すぎて帰ってきて頂けないかもしれないが、それはそれでまぁ。

  さて、引用した一文。ハッとさせられた。ロゴにしてTシャツ作りたいくらい感動した。俺もこういう感じの事を言いたい。

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 警察官の友人に誕生日プレゼントを贈った。これ。

 

500円くらい。
警察ごっこセット

 

 友人は昨年の採用試験を経て警察官になったばかり。まだ職業いじりが通用する時期だ。ただ、これだけだとあんまりだし、大人がこんなものを単品で買うと手錠が欲しいだけの変態と間違われそうなので、一緒にこれもプレゼントとして購入することにした。

 

2,000円くらい。高い。
シガーボックス

 

 しあわせ家族計画でお馴染みのシガーボックス。自分が一度やってみたかっただけ。一度やったら飽きることがわかりきっているので、人への贈り物には最適だ。

 さあ、思う存分シガーボックスで遊ぼうと思い、友人宅へ行ってプレゼントを渡すと、思いのほか警察ごっこセットの方が注目を浴びた。いつの間にか、「これをさりげなく部屋に置いといて、それを見つけた女の子に『俺さぁ、小さい頃から警察官になりたくて、こういうので遊んでたんだよね…』とか言いながら、夢に生きる男を演じて口説けないか」という話になっていた。もちろんその後は手錠で?え?ピストルも?そ、そんな!この不良警官!

 

僕たちは子供のオモチャすら大人のオモチャに見立てて妄想に耽るような大人になってしまった。

「ビューティフル突然」03/07/28

 

 全然ダメだ。思考回路が中学生のままだ。ちっとも俺は大人になってない。ヤンヤンのチョコは余らない。


●2003/7/27

 世界水泳を見るたびに思い出す話がある。

 昔、「理論的にはクロールよりバタフライの方が速く泳げる。」と聞いた。だから近い将来、自由形という競技はバタフライの速さを競うことになるだろう、とも。

 ところが一向にそんな気配がない。オリンピックや世界水泳で何度も自由形を見たが、ひとりもバタフライで泳いでいる選手は居なかった。

 ここで「バタフライが速いなんてウソだった」と考えるのは早計である。たぶん、水泳選手達がそれを知らないだけなのではないだろうか。

 これはチャンスかもしれない。情報を制するものは全てを制す。みなさん、くれぐれもバタフライが速いことは内密に。次の次くらいのオリンピックでは、バタフライで水泳界を変える選手が日本から彗星のように現れるはずである。

 競泳パンツに「ビューティフル突然」の文字を躍らせて。


●2003/7/26

 散髪の話、恥ずかしくなったので削除。


●2003/7/25

 年下の彼女と付き合っているのだが、話が合わないことが結構ある。

 俺は中学の時、恥ずかしながらブルーハーツのファンクラブに入っていた。教室で後ろの席に座っていた奴はユニコーンのファンクラブに入っていたし、いつも一緒に帰っていた友達は筋肉少女帯のファンクラブに入っていた。そういう時代。ちなみにファーストの「THE BLUE HEARTS」は貸しレコード屋で借りてレコードで聞いた。たぶん俺くらいの年齢が、マニアでなくともレコードで音楽を聴いた世代の、最下層にあたると思う。

 彼女はレコードで音楽を聴いた経験が無い。レコードを知ってはいるけれども、あれはDJが回すものだと思っている。そしてブルーハーツを良く知らない。ヒロトと言えばハイロウズ。ジェネレーションギャップなんて、20代のうちに感じる事になるとは思わなかった。ガックリ来てしまい、うなだれる俺に彼女が一言。

 「あ、でも中学の時にファンクラブは入ってたよ。西田ひかるの。」

 すげぇ。ブルーハーツ好きだった俺より、ずっとパンクでデストロイな過去。なんだか年齢以外で絶望的な違いをも感じることにはなってしまったが、彼女への想いは変わらない。


●2003/7/24

 今やってた「爆笑おすピー問題!」によると、石井明美は現在、三軒茶屋の雑貨店に勤務しているそうだ。絶対「CHA-CHA-CHAだけに三茶」でオチだろうなと思ったら、誰も言わなくてモヤモヤしたものが胸に残った。

 もしかして東京の人はもう三茶とか言わないんだろうか。じゃあ何て言うんだ。軒屋?


●2003/7/23

 毎日新聞主催の小さな童話大賞が発表された。大賞に選ばれたこの作品なのだが、こんなにも子供が共感できない話を童話と呼んでいいものか。いや、童話にもいろいろあるんだろうけど。

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 月末のNHK歌壇は要チェックだ。

 先月の末にたまたま目にした番組なのだが、その日に出演していた福島泰樹というゲストが強烈だった。短歌に何の興味もない俺ですら釘付けになってしまったほど。

 番組の見どころを詳細に書き綴っていたら異常に長くなったので全て割愛するが、「言霊の力を無制限に信用している斉藤晴彦似のオッサンが、マグマのように熱い魂で視聴者を虜にする30分」と思って頂ければほぼ間違いないだろう。

 ただ、不安なのは「7月にアメリカのリーディングイベントに呼ばれていて、10万人の聴衆の前で短歌を日本語のまま朗読してくるつもりである」と言っていたことだ。その短歌ウッドストックみたいなイベントで、アメリカ人にあの熱気が伝えられただろうか。彼が言葉の壁に絶望して普通の大人になってしまっているようなことがありませんように。

 アメリカ帰りの福島泰樹、7/26に再び降臨。見逃す手は無い。

 おっさん壁紙に斉藤晴彦追加。


●2003/7/22

 ついに日テレが吹っ切れた。24時間テレビ、今年のチャリティーマラソンは山田花子が走るそうです。

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 気になった記事を紹介したい。

 KONISHIKIがハンバーガーを採点

 日刊スポーツのサイトを眺めていて、タイトルの不愉快さに釣られ、ついクリックしてしまった。 8歳の子供が考案した「ジージバーバ元気バーガー」がグランプリだそうだ。親の入れ知恵である可能性も強いとは思うが、俺が8歳の時って、もう少し純真だった気がする。

 あざとい子供が考えたハンバーガーをKONISHIKIが採点。こんなイベント、やっていいのか。東京って恐ろしい。

 

 あと、「こにしき」と入れたら「KONISHIKI」と一発で変換してくれた自分のパソコンにも驚いた。いくら彼がクジラやイルカのような立ち位置の人間だからといって、少し甘やかし過ぎではないだろうか。裏ピースボートが暗躍しているのかもしれない。


●2003/7/21

 Sledge Hammer Webさんの「苗字と名前の最初の文字を入れ替えてみました」というコーナーで行われる、半期に一度の祭典「ケツダイラ」。今回の「ケツダイラ2003夏」に投稿したネタで、7位の評価を頂きました。

 本当はノミネートされた時点で自慢したくてしょうがなかったんですが、読者投票が行われている時点で「ノミネートされました!」なんて書いたら、「投票してください!」という呼び掛けだと思われる気がしたので、結果発表の今日まで我慢していました。やっぱり組織票とかって良くないと思いますし。

 

 えぇ、わかってます。呼び掛けたところで誰も俺になんて投票してくれない事は。

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 福岡ダイエーホークスが身売りするようだ。

 野球ファン以外の方々には馴染みが無いかも知れないが、球団名が身売りによって変わることは結構ある。南海ホークスがダイエーホークスになった年、阪急ブレーブスもオリックスブレーブス(現ブルーウェーブ)になったりした。

 さて、注目は新オーナー会社がどこになるのかということだ。既にいくつかの企業名が候補として挙がっているそうだが、イギリスや上海に出店したり、雑誌創刊に手を出してみたりと無茶なチャレンジをし続ける「財界の轟二郎」ユニクロが買ったりすると面白い。数年でまた身売りすることにはなると思うが、最後の力を振り絞って大ネタを提供してはくれまいか。

 実際、2001年頃にもダイエーの身売り説が囁かれ、その時にはユニクロの名前も出たらしい。けっこう現実味があるのではないか。せっかくなのでユニフォームはフリースが良いと思う。いっそチーム名も「福岡フリース」で。


●2003/7/20

 いいえ、違うんです。

 浜崎あゆみやBoAのようなつまらぬ女を可愛いと思ったことなど一度もありません。ましてや彼女達のCDなんて買ったことも無いし、歌のタイトルすらほとんど知りません。私は倖田來未の胸揺れを見たいだけなのです。もちろん倖田來未の歌にも興味はありません。100%いやらしい気持ちでこれを買うのです。エロ男と蔑まれてもかまいません。ただ、こんなものを本気で買う人間と一緒にされることだけは我慢がならないのです。

 「かしこまりました。それではお客様、お買いあげはa-nation2003インビテーション パーフェクトDVDマガジン1点でよろしいですか?」

 

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 レジで購入動機を聞いてくれる本屋は無いだろうか。


●2003/7/19

 おかげさまでビューティフル突然がヤフーに掲載された。

 素人みたいなことで喜んですみません。素人なもので。しかし、気になる点がひとつ。なぜか壁紙サイトに分類されていることだ。

紹介コメント
中高年タレントをテーマにした「おっさん壁紙」等。

 うん、そうなんだけれども。でも俺が雨の日も風の日も、健やかなる時も病める時も割と休まず書いている文章を「等」一文字で済まされてしまったことは少し残念。まあ個人的な感情は置いておくとしても、俺の拙い文章を毎日読みに来てくださっている一部の方々に申し訳ない気持ちで一杯だ。

 私の力が足りなかったばっかりに、壁紙サイトのおまけ文を読んでいることにされた皆様、誠に申し訳ございません。
 あと、ヤフーから素敵な中高年の壁紙を求めていらした方々にもお詫び申し上げます。うちには豊川悦司とか岩城滉一の壁紙はありません。
 つきましては、今度ヤフーが東証一部に上場するようですので、株主になって分類を変えてもらおうと思います。大人をナメるなよ。


 リンク少し入れ替え。それと偽メッセンジャースキン配布終了。MOTHER出たし。


●2003/7/18

 手のひらより少し大きいくらいの、1/18とかいう微妙なサイズのミニカーって誰のために作ってるんだろう。こういうものって贈答用なのか。仕方なくテレビの上に乗っけられるために生まれてくるのか。

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 4日前に書いた、警察官をしている友人が誕生日を迎えたので、何か誕生日プレゼントを買わなければと思い、トイザらスに行った。

 これといった商品も見つからずブラブラしていたら、親子連れの買い物客が現れた。お父さんと息子。お父さんは、いかにも元ヤンキーといった感じ。たぶん俺と同じく20代後半くらい。息子の方は5歳くらいだろうか。

 何かの拍子で早くに結婚していたら、俺にもあんな子供が居たかもしれないな。束の間のパラレルワールド感覚。

 ほのぼのとした気持ちで二人の動向を見ていたら、息子がトミカのミニカーが並んでいるコーナーで足を止め、たくさんあるミニカーに心を奪われている様子だった。お父さんの方が「おう、一個買ってやるぞ」とか言ってる。

 幸せそうだな。俺もミニカー買ってもらったな。そんなことを考えながら息子を見守る、すっかりお父さん気分の俺。しかし、しばらく悩んだ息子が、ようやく選んで父親に渡したミニカーを見てガッカリ。

 おいおい、プリウスは無いだろう。もっと他にあるだろ。横にポルシェあるだろ。なぁ、息子よ。NSXとかもあるじゃないか。もう一回見てみろよ。子供の頃からそんな環境派でどうするんだ。ブロロロローンって言えよ。プリウスじゃモーター音入っちゃうだろ。ブロロ、ウイーン、か。楽しいか。それで。子供の内はブロロロローンでいいんだよ。ハイブリッド万歳か。機能とか気にすんなよ。そんなんじゃ先が思いやられるよ。大人になって「このダウンジャケットさ、マイナス30度でも耐えられるんだよ」とか言いながら街中でハムみたいな山岳用ダウンを平気で着るような人間になっちゃうぞ。「この携帯さ、指紋認証機能が搭載されてるんだよ」とか、使いもしないような機能に心躍る大人になっちゃうぞ。
  お父さん、子供が曲がって育とうとしているよ。止めるなら今しかないんだ。ポルシェにしなさい!って怒れよ。怒ってくれ。止めてくれ。ねぇ、お父さん!止めてくれよ!止めてよ!今の内に僕を止めてよ!

 お父さんに自らを重ね合わせていたはずが、いつの間にか息子の方に自分のパラレルワールドを感じている俺。


●2003/7/17

 携帯に縛られてる。

 携帯電話の登場で、どこに居ても連絡が付いてしまうようになり、自由に行動ができなくなったと感じている人達も多いと思う。そういう人達のために、駅のホームに居るフリをする時に、電話口で電車の走っているような効果音を出す便利グッズがあった。

プルルルル、ガチャ、どこに居るの?、いま駅に居るんだよ、ウソでしょ!女と居るんでしょ!、本当だよ「ガタンゴトン」ほらね。
こんな感じ。

 しかし、今度はカメラ付き携帯の時代になった。音だけでは不十分。

今どこ?駅に居る?ウソでしょ?女と居るんでしょ?駅に居るのが本当なら証拠写真送りなさいよ!
 そんなこと言われたらどうしよう。やっぱり、駅っぽい書き割りを普段から用意しておくしかないと思う。最悪、顔の部分だけくり抜いてある看板みたいなやつでもいいのではないだろうか。ただ、それを本当に使うことになったら。ごめんちょっとトイレ、なんて言ってトイレに駆け込み、ガタンゴトン言わせながら今から写真送るよって電話して、顔出し看板持って偽装写真撮影。情けなくて、トイレでひとり泣いてしまうかもしれない。

 こんなことを考えている間に、動画を送れる携帯電話の時代が、すぐそこまで来ている。匂いとかまで送れるようになったら、さすがに降参しようと思う。


●2003/7/16

 プロ野球のオールスター戦が始まった。阪神多過ぎ。

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 ずっとプロ野球選手になりたかった。

 小学校に上がったばかりの時、友達の兄に野球を教えてもらった。たちまち野球の魅力に取り憑かれ、毎日毎日、友達を強引に誘っては公園で野球をするようになった。もっとうまくなりたくて、親に頼み込んで少年野球チームに入らせてもらい、毎朝4時半に起きて朝練に参加した。チームの卒団式で用意された色紙には、「甲子園に出てプロ野球選手になりたい」と書いた。

 中学生になっていた先輩に「野球部員だけは坊主にしなければならないという決まりがある」と聞いたので、中学校の入学式の朝、初めて頭を丸めた。成長期の訪れが遅く、周りの友達より体が一回りも二回りも小さかった俺には体力自慢の中学生が集まる野球部での練習はキツく、ついていくのがやっとだった。全部で70人くらい居た野球部の中で、俺は三年生になってもベンチ入りすら果たせなかった。それでも良かった。野球に触れているだけで幸せだった。高校生になって背が伸びたら、絶対レギュラーとして甲子園に行ってやる。そんなことを考えながら、来る日も来る日もバカみたいに白球を追いかけた。

 女の子にキャーキャー言われているサッカー部やバスケ部の奴らを見下していた。お前ら、本当にサッカーとかバスケなんか好きでやってるのか。モテたいだけじゃねぇか。坊主がイヤなだけじゃねぇか。この世に野球より面白いことなんかあるもんか。本気でそう思っていた。

 

 えぇっと、そんなわけで野球が好きでした。終わり。

 え?高校の時ですか?野球部なんて入りませんよ。坊主じゃモテないですから。


●2003/7/15

 小話。

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 こんばんは。糸井重里です。

 早いものでMOTHERというゲームを世に送り出してから14年の歳月が経とうとしています。

 その間、社会にもひとつの大きな変化がありました。インターネットの登場です。草創期からその可能性に魅せられた僕は、「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトを自ら立ち上げ、ネットの良いところ悪いところを自分なりに見つめてきました。

 今回、おかげさまでMOTHERの3作目を出せることになったのですが、最近いろいろな方々から「ネット上でゲームデータの複製が出回ることについて、どうお考えですか」という質問を頂きます。確かにゲーム制作者として、そういったことに目をつぶれない気持ちはあります。身を削るようにして、また我が子同然のように手を掛けて作ったものが、一部の心ない人達の手によって垂れ流されてしまう。これほど辛いことはありません。

 ただ、複製防止のプロテクトをかけるだとか、そのようなことは考えておりません。だって私、

 

コピーで食ってますから。


●2003/7/14

 DJになりたい。

 そういった方面にはまるで詳しくないのだが、たぶんDJって相当モテるんじゃないか。何とかして女の子達にキャーキャー言われたい。ただそれだけの気持ちが俺を曖昧な知識のままDJという未知の分野へと向かわせる。

 ついさっき、警察官をやっている友人にその熱い想いを話したら、すごいノッてきた。是非やろう、と言われてしまった。「やろう」ってどういうことだと聞いたら、俺のDJプレイをバックに、彼はラップをやると言い出した。

 警察官ラッパーというのは新しい気もするが、どうも魅力に欠ける。たぶんラップに乗せるメッセージは、交通ルールの遵守とか。お前のハートが赤信号だったら突っ切らないぜ、ていうか黄信号でも止まった方がいい場合もあるぜ、みたいな少し情熱に欠けるリリックに、交通事故の悲惨さを伝える実話も織り込みながら熱唱する警察官。ついでに「自転車で右折する時の手信号が分かる人、Say ho!」とか、クイズ形式で楽しく交通ルールを覚えてもらう煽りも入れてくると思う。

 普通のラッパーとは違った意味で社会派。クラブのステージに立つよりも、幼稚園とか小学校の交通安全指導で余興をやらされる回数の方が多そうだ。どう考えてもモテる可能性は無い。

 

 DJやりたいだけだからとりあえずラップは要らないや、と言ったら悲しそうな顔をしていたが仕方ない。俺はメッセージなんてどうでもいいんだ。


●2003/7/13

 2ヶ月くらい前に、ユニクロの企業コラボTシャツを買った。キューピーのやつ。(→これ)

 キューピーのデザイナーの人達が「おいおい、Tシャツ作れってさ」と照れ笑いを浮かべつつも、「俺さぁ、今はパッケージのデザインばっかりやってるけど、本当はこういうのやりたくてデザインの学校に行ったんだよね」とか、後輩に遠い日の思い出話をしながら、普段とは違った気持ちで楽しみながら作ったものだとばかり思っていたんだが、どうもそうじゃないらしい。ユニクロと契約した、キューピーとは縁もゆかりも無いデザイン会社が作ったんだとか。それを聞いて以来、そのTシャツには袖を通していない。

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 今日のキューピー3分クッキングでバナナプディングを作っていた。

 3分で?という疑問を振り払うかのように、先生が強烈な早口で手順をまくし立てる。もう、それはそれはすごい3分間だった。

「卵黄と砂糖を泡立て器で混ぜます。既に混ぜてあるのがこちらです。そこに全卵を入れます。入れてあるのがこちらです。メレンゲと薄力粉を入れます。先程作っておいたメレンゲがこちらです。で、入れて混ぜたものがこちらになります。出来上がった生地をチューブに入れて鉄板の上に敷いた油紙に絞っていきます。絞ったものがこちらです。焼きます。焼いたものがこちらです。」

 作業という作業をほとんど省略。すごいスピードで食材と作業後の状態のものが入れ替わり立ち替わり画面に現れては消えてゆく。その後、焼いたビスキュイ生地にバナナとプディング生地を二層に分けて流し込んで蒸し、バナナの輪切りをプディングの上にギッシリ並べて終わりの予定だったんだが、最後はバナナを2つくらい乗せたところで時間切れとなり、材料説明の画面に切り替わってしまった。

 手軽にできる料理を覚えようとチャンネルを合わせている視聴者を完全に無視して、3分の限界に挑戦する先生。なんか3分クッキングのパロディコント見てるみたいだった。


●2003/7/12

 今日発売の携帯電話、ドコモの新機種F505iを買った。

 この機種の最大の売りは、何と言っても指紋センサー。各種設定の変更等、本人の認証が必要な場合に、センサーに指をかざすだけでセキュリティが解除される。これはすごくないか。指紋認証なんて、子供の頃に読んだSFの世界だ。

 本人認証機能の他にも指紋センサーを利用したアプリケーションがいくつか内蔵されていて、それを用いると、登録した指紋と電話帳データをリンクさせることも可能だそうだ。まだそんな機能まで手を付けていないので詳しいことはわからないが、人差し指はあの人、中指はあの人、とか振り分けられたりするのだろうか。もう、完全に未来。しばらくの間、各地で新しモノ好きによる自慢大会が行われることと思う。

 ただ、二股をかけているような方は気を付けて頂きたい。

 

「この携帯すげぇんだよ!指をかざしただけで…ほら!お前の携帯にかかっただろ!」

「……何で私が薬指なのよ」

 

 これはマズい。さすがに薬指は不自然だ。人差し指のせてみなさいよ!中指は誰なのよ!キー!とか、そういうことになる。ヘタをすると塩酸で指紋を消されかねない。指紋の平和を守るには、「バカだなぁ、薬指ってことは……わかるだろ?」と、いきなりプロポーズに移行するしか道は無い。まだ遊び足りないあなた、指の振り分けには細心の御注意を。

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 ここまで書いたけど、そんな機能じゃなかったらごめんなさい。でも未来のドラマに、そんなシーン出てきたら面白いなぁ。あと、島津ゆたかが「あなたの携帯に私の家の電話番号が薬指で登録されてるのを見ちゃって爪を立てたい」みたいな歌を出すのもいいと思う。


●2003/7/11

 知らない間に名古屋場所が始まっていた。

 相撲好きな後輩が、こういう事を言っていた。
 「大相撲というのは裏社会と繋がっている興行ですから、ある程度の八百長があります。それがいいのか悪いのかは別として、間違いなくあります。では、ガチでやったら誰が強いのか。絶対に魁皇が最強です。彼は力士に必要なものを全て兼ね備えています。秘密クラブのような場所で地下相撲を開催してみればわかります。」

 うん、魁皇が最強だというのは君の主観だから別に反論しようとも思わないが、地下相撲って何だ。すごい怖い。金網で囲われた土俵に上がる覆面をした力士。観客席には口コミで集まった政財界の大物達。ルール無用の残虐ファイト。飛び散る血飛沫、軋む骨。要人達の狂ったような怒号が飛び交う中、一夜にしてビッグマネーが動く。

 だんだん本当にやってそうな気がしてきた。たぶん、曙あたりは地下相撲の方では現役でやってるんじゃないかと思う。あと、こっそりチャック・ウィルソンも出てそう。

 おっさん壁紙にケーシー高峰追加。


●2003/7/10

「テレビを見て育った奴等が番組を作るようになってから、テレビはずいぶん雑になりました。あいつら、おそるおそる作ってませんからね。」

「芸人」永六輔(岩波新書)

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 「速報!歌の大辞テン!!」を見た。何年か前のトップ10と今週のトップ10を並行して紹介する番組。今日は昭和57年7月のトップ10を取り上げていた。上で引用した文章、いつ頃の言葉なのかわからないし、年寄りが良く言う「今の奴ぁダメだ!」的なありふれた意見ではあるが、もしも舟型多円錐図法の世界地図をバックに「赤道小町ドキッ」を歌う山下久美子を見た時に出てしまった言葉であるならば、大いに賛同してしまう。

 今週のトップ10の方では、安部麻美さんという大変かわいらしい女の子が4位くらいに入っていて、初めてその歌声を拝聴したのであるが、もうなんというか、歌がすごいことになっていた。「アイドルは顔が可愛ければ歌なんてヘタでいい」とは言うものの、今まで見たことのない次のステージに進んでいる感じだった。

 聞くところによると、彼女は超有名アイドルの妹だそうだ。おそるおそるデビューしなかったんだろうなぁ、と思う。

 おっさん壁紙に森毅追加。


●2003/7/9

 アイドル本人日記アンテナというのを見つけた。

 登録したサイトの更新状況をチェックできるはてなアンテナというサービスを利用した面白い試み。思いついた人は頭がいいんだろうなぁと思う。

 手書きの文章が画像ファイルとしてそのままアップされていて、うわぁ、本当に自分で書いてるんだなぁと嬉しい気持ちになるトモフスキーの日記や、手書きの文章とかじゃ無いんだけど絶対自分で書いてそうだなぁとイヤな気持ちになるおちまさとの日記など、幅広い有名人をカバーしているので、お時間のある方は自分の好きな有名人の日記を探してみるのも良いのでは。

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 金谷ヒデユキの日記によると、彼はお笑いをやめてミュージシャンに転身したようだ。

 もったいないなぁ。中学生の時にテレビ演芸で見た、キューティー鈴木の歌は面白かった。まぁ、いま聞いても全く面白くないだろうけど、あの時代の、あのタイミングでキューティー鈴木を取り上げたところに光るセンスを感じた。

 彼は今、水球をやっている高校生から「水球を盛り上げてくれませんか?」というメールが来たのをきっかけに、水球をイメージした曲を作り、それを水球のテーマソングにしてもらおうと日本水泳連盟と直接交渉しているらしい。

ミュージシャンに転身した金谷ヒデユキ。
水球をやっている高校生。
水泳連盟で水球を担当している部署。

 「あの山の向こうでは、知らない人達が知らない暮らしをしている」そんなような詩、ぼのぼので読んだことあるなぁと、少し感傷的な気持ちになった。やっぱりインターネットは面白い。


●2003/7/8

 知り合いのおばさんの娘夫婦が、キティちゃん御殿に住んでいるそうだ。

 キティちゃんグッズの販売で一儲けして建てた、とかそういう意味じゃなく、もう外観から家具から家電製品に至るまでキティちゃんで統一された家。で、そこに行ってきたという話を聞いた。

 キティちゃんのドアを開けるとキティちゃんの服を着た娘夫婦がお出迎え。キティちゃんのテレビを見ながらキティちゃんの湯飲みでお茶を飲み、夜はキティちゃんのタイルが敷き詰められた庭に出てキティちゃんのパラソルの下でキティちゃんの椅子に座ってバーベキューをしたらしい。

 さすがにキティちゃんの肉を焼いて食ったとは言ってなかったが、すごい統一感。俺が気になるのは旦那の気持ちだ。本当にキティちゃん好きなんだろうか。絶対、嫁に合わせてる。キティちゃんのベッドの上で「夢なら醒めてくれ」と毎晩こっそり自分の頬をつねったりしてるのではないだろうか。そこまでして結婚したかったのか。

 おばさんに「旦那ってどんな人?」と聞いたところ、結構な規模の会社で社長をやってる人だそうだ。社長がキティちゃんバージョンのムーヴに乗って御出勤。社員の間で何て言われてるかも気になるところだ。俺が社員なら絶対「うちのキティは、ちっとも給料上げてくれねぇよ」とか言ってる。

 そしてどうやらその旦那、顔も少しキティちゃん似の模様。キティちゃん似ってどんな顔なのか全く想像がつかないが、それを聞いてゾッとした。もしかして旦那もコレクションの一部なんじゃないのか。嫁がキティちゃんに飽きた瞬間に起こるであろう強烈なカタストロフ。それはきっとファンシーな暮らしの思い出を、忘れがたい悪夢へと変えることだろう。


●2003/7/7

 今朝、NHK教育で「100語でスタート!英会話」という番組をやっていた。

 新聞のテレビ欄でタイトルを見掛け、100語でスタートできるなら自分にも何とかなるのではないかと思い早速チャンネルを合わせると、髪を緑に染めたハイテンションな外人男性と、10代と思われる日本人女性タレントが簡単な英語で会話している様子が映し出された。軽快なやりとりを見ながら楽しく学習しようという番組のようだ。今日は「write」の使い方を勉強していた。果たしてそのレベルから100語でOKなのかという疑問は残るが、明るい雰囲気に満ちた番組の作り自体には好感が持てる。有意義な時間を過ごしたなと思いながらエンディングテーマを聞いていると、すぐに次の番組が始まった。

 「いまから出直し英語塾」

 もう、胸をえぐるようなタイトルだ。「100語でスタート!」といった勢いは感じられない。よく考えてみれば、100語でスタート、などという言葉に心を躍らされてしまったが、俺に求められているのはスタートじゃない。出直しだ。さっきまでの楽しい気持ちも冷め、ツラい気持ちに。

 番組が始まると、さらにツラさは増した。笑ゥせぇるすまんに出てくるバー「魔の巣」みたいなセット。暗い画面の中央、カウンターに気怠い雰囲気で腰掛けている香坂みゆき。隣にはテーブルに突っ伏している男。マスターの扮装をした講師が語りかける。「お客さん、看板ですよ。」
  なんか人生すっかり裏街道といった趣き。画面全体を覆う、出直そうというムード。英語とか何とかより、全てやり直そう。そんなメッセージすら感じる。

 小芝居が終わり、講座部分が始まる。今日のテーマは「英語で俳句を楽しもう」。感じた事を英語で5・7・5の韻律に収めてみよう、という課題。英語と俳句という取り合わせに、英語をやり直そうという気持ちはあるけど自分の土俵で勝負したい、といった臆病な大人達の性根が表れてしまっている。彼等は英語を身につけられなかったせいで、心まで汚れてしまったのだ。

 悲しくて見ていられなかったのでチャンネルを変えてしまったのだが、あの番組、どうなっただろう。そして来週からどうなっていくのだろう。彼等は、やり直せるだろうか。日の当たる世界に戻れるだろうか。自らの汚れた心に気付くだろうか。失った輝きを取り戻せるだろうか。

 また興味が英語からズレてしまった。本当は英語なんてどうでもいいのかもしれない。


●2003/7/6

 書道って、何を以て良しとするのかがわからない。

 そりゃ字のウマいヘタであれば、だいたいわかる。問題は、何か巨大な紙に巨大な筆で書くタイプのやつだ。松村雄基が展覧会で入選しちゃったりしてるのを見ると、ますますわからない。加藤登紀子もスゴい、とか言われると尚更だ。

 みんなで「あれはいい」とか「あれはダメ」とか言って俺をからかってるんじゃないのか。実は「ある・なしクイズ」みたいな事か。加藤登紀子にはあって加藤茶にはない、とかそういうやつか。

 「ピカソの絵だってわけのわからない絵じゃないか」との反論もあると思う。正直、俺にはピカソの絵が良いのかどうかもわからない。ただ、ああいうのは「こういう時代に・こういう人が・こういうコンセプトを用いた」とかまでセットでわかる人が楽しむものだろう。一種の教養ゲームみたいな。

 ここまで書いて、はたと思い当たった。ひょっとして書道もそうなのか。 「スクールウォーズの再評価が始まるなか・松村雄基が・あえて『ポニーテールはふり向かない』って書いた」、とか、そういう事か。それならわかる。俺も欲しい。そうか。そういう事だったのか。


  加藤登紀子の方も考えたけど、何か大変な事に巻き込まれそうだから書かないでおく。


●2003/7/5

 「英語ができるようになりたい」と漠然と思うが、どのくらいの達成度をゴールと見据えれば良いだろうか。

 とりあえず自分が話せないまでも、外人の言ってることが聞き取れたらいいなぁ、とは思う。字幕無しでハリウッド映画を見られるくらいに。そうなったらアメリカの映画館に行ってみたい。アメリカ人は映画を見ながら観客が一体となって頻繁に「ウワァー!」とか叫んだりして映画を楽しむという。その一員となり、はじっこの方でウワァとかギャーとか言って、その一体感を体験したい。

 一体感ということで言えば、大統領の演説を聴いてアメリカ人と一緒になって「ウワァー!」って叫ぶのも良い。これはかなり一体感が生まれるのではないだろうか。もしかしたら周りも俺をアメリカ人の一員として受け入れてくれるかもしれない。

 欲を言えば、NASAで打ち上げだか帰還だかが成功した時に、基地みたいなところで書類をバサバサーっと放り上げて「ウワァー!」って叫ぶ一員になれたら最高だ。あの高揚感を一生に一度でいいから体験したい。バサバサやりたい。もうバッサバッサやりたい。NASAで。

 どんどん遠ざかっていくゴール。


●2003/7/4

 今日はトリビアの泉の全国ネット化を記念して、普段くだらない話ばかりしている当サイトにお付き合い頂いている皆様へ感謝の意を込めて、「へぇ」と思って頂けるような話をしてみようと思います。

 と、言ってはみたものの誇れるような知識も無いので、学生時代にサイクリング部という、のんきそうな部に所属していたことを生かして自転車関連のネタを披露いたします。


 二人とか三人で漕ぐ長い自転車がありますね。アメリカ人が仲間と一緒に百点満点の笑顔でこっち見ながら乗ってるアレです。どんなに悲しい事があっても、乗ったら笑ってしまいそうなアレ。失恋したら、あの自転車を買うのもいいと思います。特殊なモノなので結構いい値段ですが、失恋の痛手から立ち直り笑顔を取り戻せるなら安い買い物だ、と感じられる富豪の方もいらっしゃるかも知れません。ところが。


へぇ・その1…日本でアレに乗って公道を走ると、捕まる。

 なんか各地方自治体の条例で禁止されてるらしいです。サイクリング部に居た、自転車に人生の全てを捧げちゃったような先輩が言ってたので、たぶん本当なんだろうと思います。「なんだよ、じゃあ失恋したらどうすればいいんだよ」と途方に暮れている甘えん坊の富豪の方々。ご安心ください。実は。


へぇ・その2…長野県だけはOK。

 これもその先輩が言ってました。長野県には、アレを規制する条例が無いそうです。全て解決ですね。失恋したらアレを買って長野へ直行。せっかくなのでソバでも食べながら金剛力士像を見てくることをお勧めします。


 いかがでしょうか。そんな事は全部知っていた、と仰いますか。困りましたね。あと何かあったかな。えぇと、そうそう、これはどうでしょう。


へぇ・その3…お医者さんごっこは、お互い中学生までならシャレの範囲内。

 これも同じ先輩の言葉ですが、おそらく法的根拠は無いものと思われます。強要した場合には訴訟となるケースも考えられますので、一応、中学生の方々も御注意ください。居ないとは思いますが。

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 トリビアの泉って、こういう番組だろうか。


●2003/7/3

 耳掻きって、いつまであの形なんだ。

 これだけ科学が発達してるというのに、耳掻きだけは進化を遂げていない感じがする。バリエーションも、ライトだの掃除機だのが付いてるような小手先の変化を除けば数種類しか思い当たらない。だからと言って誰も耳掻きの進化なんか求めていないのか、というとそんな事は無いはずだ。たぶん10年くらい前だと思うが「耳に差し込んで火をつけると耳垢が吸い上げられるロウソク」が話題になったことがあった。

この後、円錐状のところを開くと、耳垢みたいなものがビッシリ。こんなの。

 渡辺満里奈とかが得意気に紹介していたのを思い出す。この商品自体は本来リラクゼーション目的のものだったらしく、耳垢を取る役割を果たしていると思ってたのは渡辺満里奈だけだったので凄い勢いで忘れ去られたが、こんなものが静かなブームを呼んだりするところを見ると、みんな耳掃除には感心があるのだと思う。

 きっと画期的な方策があるはずだ。今までの形で無い何かを発明すれば巨万の富を得られるのではないか。何十年後かの教科書には、玄関が暗くて靴が見つからない時に一万円札に火をつけて「これで明るくなつたらう」って言ってる耳掻き発明家の風刺絵が載るかも知れない。

 実は、一儲けを企む諸兄に報告がある。かなり昔から温めていた、新しい耳掃除アイテムのイメージがあるのだ。それをここで公表したい。

 歯医者で銀歯を作ったりする時に、型を取るために使うスライム状のアレを想像して頂きたい。時間が経つと固まるアレだ。もう少し柔らかめに固まる(ゴムくらい)物質を開発できたなら尚よい。それを耳に流し込む。数分待ってから引き出す。

 ズルン。

 サザエとかの身をズルン、と出す感じで。そうすると、内耳の形に固まったゴム状の物質に耳垢という耳垢がビッシリくっついて…。

 こんな説明で伝わっただろうか。この案は、かなりいい線を突いていると思う。耳の中がツルツルになること間違い無し。想像しただけで気持ちよさそうだ。もしこういったものを開発できる環境にある方がこれを読んでいるならば、この案は自由にパクって頂いて構わない。構わないどころか、是非パクって頂きたい。アイディア料とかケチくさい事は言わない。歯医者に行くたび帰り道でこの案の実現方法を考えてしまうのが、もうイヤになったのだ。


●2003/7/2

 果物泥棒が流行っている。

 サクランボで笑っていたら、今度はメロンだそうだ。これは許せない。札幌の外れの農業地帯に建っている某高校には、「スイカを盗んだら停学、メロンを盗んだら退学」という校則があるくらいの重罪だ。この校則は、たまに深夜ラジオのネタになったりしていたので聞いたことがある方も居るかもしれない。

 そう言えば、その高校に進学した友人Mくん。高校三年の時、進路指導調査のアンケート用紙にあった「希望の進路を書いてください」という質問に、「メキシコに渡って空中殺法を学ぶ」と書いて提出したそうだが、その後どうなっただろうか。パチプロになったところまでは耳にしたのだが、メキシコに行ったという話はまだ聞かない。

7/29追記 確認したところ、この校則は実在しないそうです。残念です。


●2003/7/1

 そんなに主役がいいなら徹子の部屋にでも出れば良かったのに。それはそれで怒って帰りそうだが。

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 昨日、男4人でギョーザ食べ放題の店に行った。1,200円で餃子・ライス・スープ全ておかわり自由。初めて行ったのだが、かなり混雑していて数分待ってやっと入店。

 最初の勢いで「もう2人前ずつ注文しとけ」、「俺は3人前ずつの方が良いと思う」などと景気の良い事を言っていたのもつかの間、わりとすぐ全員ダウン。テーブルには餃子の山。残すと罰金を取られるとわかり、「お前がこんなに頼まなければこんな事にはならなかった」、「最後に2人前頼めって言ったの誰だ」、「そもそも俺はギョーザ食べ放題なんて来たくなかった」と一気に場は餃子裁判の様相を呈し始める。ケンカをしてもしょうがないじゃないかと一旦は収まってイヤイヤながら同じ数ずつ分担して食べていたのだが、しまいには「お前の食ってる餃子の方が俺の食ってる餃子より小さくないか」との妄言まで飛び出す始末。その後、ファミレスへと場所を移し餃子裁判の第二審が行われたのだが、どうしてこうも貧乏根性が抜けないのだろう。

 食べ放題で元を取るなんて幻想だ。それくらいわかっているはずなのだが、どうしても本気になってしまう。

 思えば、「食べ放題」という言葉を「同料金で無限に食える」と解釈するのが間違いであったように思う。もう大人なのだから、これからは食べ放題と言われても「腹一杯まで食える」程度に受け止めたい。

 若さをアピールしようとしたのだが、結果としてケチくささのアピールになってしまった。

 

 

2003年6月ログ。   

 

●2003/6/30

 父から面白リポートがあったので、そのまま報告。
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 昨日、工事の仕事があったから長沼に行ったのよ、長沼町。で、昼メシ食おうと思ったんだけど田舎だから全然そういう店が無いのよ。全然。それで困ったなぁと思ってたらよ、一軒だけ定食屋があったんだ。なんか汚ねぇ店構えでよ、イヤな予感はしたんだけど、しょうがねぇから入ったんだ。その定食屋にな。そしたらジイさんとバアさんが二人で居てな、いらっしゃいませって。言うんだ。二人で。でな、椅子に座って何食おうかなってメニュー見ようと思ったらよ、メニュー無いんだよ。無いんだ、メニュー。まぁそういう事もあるかと思ってバアさんの方に聞いたら、これとこれとこれが出来ますって。三つしか無いのよ。メニュー。何だか忘れたけど。それでカツ丼あるって言うからカツ丼頼んだんだけどよ、ジイさんの方が何か冷蔵庫から魚だしてきて切ろうとしてんだよ。カツ丼って魚は使わないよな。おかしいなと思ってたらバアさんがさ、あんたあっち行ってな!って。怒ってんだ。ボケてんだ、ジイさん。なんかちょっと震えてたしな。手とかな。それでバアさんの方がよ、カツ丼作ったんだけど今度はな、さっき追っ払ったジイさんをまた呼んでんだよ。ジイさん!ジイさん!って。見てたらよ、バアさん動けねぇんだよ。足がわりぃんだ。バアさんの方は。カツ丼はな、意外とうまいの。うまいって言うかバアさんが作ったメシを家で食ってる感じよ。あれ、行政指導とかしなくていいのかね。
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 笑えなかった。


●2003/6/29

 札幌に居ると、有名人を見掛ける事なんてほとんど無い。

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 高校の修学旅行の時、東京で丸一日自由行動の日があったので、ベタだなとは思いながら仲間と一緒に皇居に行った。芝生にあった「この芝生には入らないでください」という立て看板に、「間違って一歩でも踏み入れようものなら即座にあちらこちらから黒ずくめの屈強な男達が飛んでくるに違いない」とビクビク怯えながらグルっと一回りして、さあ帰ろうと有楽町の駅へと戻る途中にニッポン放送のビルがあった。すごいなぁ、芸能人とかも来るんだろうなぁと、田舎者丸出しでその玄関をバックに記念撮影をしていたところ、仲間の一人がボソっとつぶやいた。

 「あ、峰竜太だ」

 後ろを振り返ると、ビルの中から見慣れた顔がこちらへ向かってきた。本当だ、峰竜太だ。アッコにおまかせで、まかせてる人だ。すげぇ。本物だ。

 受付の女性に丁寧に頭を下げ、俺の横を通り抜け有楽町の街へ消えていく峰竜太。今の俺なら「すみません、竜雷太さんですよね」とジャブのひとつも投げかけるところであるが、初めて芸能人を見て舞い上がっている札幌の高校生にそんな機転など望むべくもない。胸の高鳴りを抑えながら峰竜太の後頭部を見送るのが精一杯であった。

 夕方になり集合場所の上野駅に戻ると、早速みんなに「峰竜太を見た」という自慢話を存分にした。見たのが峰竜太という点であまり羨望を得られなかったが、思ったより小さかったよ、腰の低い人だったよ、一瞬だけど目が合ったよ、と一通りの説明を終え優越感に浸っていると、それを聞いていた友人のひとりがため息混じりに口を開いた。

 「いいなぁ、せっかく東京に来たのに俺なんか稲川淳二のそっくりさんショーを見掛けただけだった」

 負けた、と思った。本物の稲川淳二であれば峰竜太と大差無い。めでたくもありめでたくもなし感はタイであると言える。しかし、そっくりさんって何だ。そっくりの対象が稲川淳二ってどうなんだ。しかもそいつがショーをやってるだなんて、そんなことが許されるのか。1000万都市はそこまで間口が広いのか。札幌では絶対に見ることができないものを彼は見たのではないか。

 アハハハハ、そっくりさんかよ、そりゃダメだ、と誰もがそのショボさに爆笑していたので俺も一応笑っておいたが、胸の内はモヤモヤしたものが渦巻いていた。

 試合に勝って勝負に負けることもある。思わぬ事を学んだ修学旅行だった。


●2003/6/28

 こんばんは、久米宏です。できるだけニュース。
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・みのもんた司会の「危機一髪!SOS」が様変わり。
 スタート当初は「地下鉄に乗ってる時に線路脇を通る水道管が破裂!進行方向へ逃げるべきか逆方向へ逃げるべきか」とか、「都市火災!風上へ逃げるべきか風下へ逃げるべきか」など、極限状況での生存方法をクイズ形式で紹介する番組だったと思うのだが、今週ひさしぶりに見たら「わさびを染み込ませた雑巾で家を掃除すると雑菌の繁殖を防げる」みたいな話をしてた。あまり危機一髪な感じじゃない。
 番組のカラーすら自分側に引き寄せるみのもんたマジック。

・SMAPが新アルバム「MIJ」のプロモーションのため巨人×横浜戦の放送席に登場。
 試合中、キムタクが船越アナに「印象に残ったプレーはありますか?」と聞かれ、ついうっかり「そうですね、さっき巨人のラスがバントした時なんですけど。ラスってピッチャーじゃないですか。なのに一塁まで全力疾走してたんですよね。感動しました。ああいう一生懸命なプレーって大好きですね。」と、教師受けを狙ってるイヤなガキが書いた感想文並みのコメント。

・ワイドショーでサクランボ盗難事件についてコメントを求められた大泉逸郎。
 自身もサクランボ畑を営む大泉。「僕の畑も盗難に遭った事があるから、今は防犯センサーを付けていて、畑に誰かが進入したら僕の携帯電話が鳴るようになってるんですよ」と、そのセンサーをテストしてみたところ彼の携帯から鳴り響いた着メロが中島美嘉の「WILL」だった、という友人からの未確認情報。

・「集団レイプする人はまだ元気がある」自民・太田議員発言。
 医師に相談してください。私なら、そうします。
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 こういうのはニュースじゃなくて小ネタというのかも知れない。

 リンク少し追加。


●2003/6/27

 さぁ、脱糞男だ。

 ZAKZAKの記事もペンが振るっている。
「二枚目な容姿にもかかわらず脱糞。」

 もう記事だけでオチているので、いまさらツッ込むところも特に無いが、彼の将来を思うと気掛かりな事もある。

 例えば10年後、場末のスナックで。
 「俺はケンカで5人に囲まれて勝った事がある」とか「地元で俺の名を言えば誰もが震え上がる」など、それぞれに武勇伝を披露してホステスをキャーキャー言わせている中、店の隅っこで一人チビチビと酒を飲む斉藤容疑者。

 「おう、そっちのあんちゃん、おとなしいなぁ。あんたも何か武勇伝のひとつくらい無いのかい。」と、突然からんでくるチンピラ。やめなさいよ、とニヤニヤ笑いながらたしなめるホステス達。


 俺はパトカーの中で脱糞して逃走した事がある。


 言おう、いややめよう、やっぱり言おう、いや言えない。思考回路が同じところをグルグル巡る。言えばおそらく一気に全員の注目を一身に集められるだろう。だが前科者であることを口外してしまうことにもなる。ていうか脱糞の方がマズいかも。34にもなってから脱糞してしまった話をして良いものか。でも因縁つけられて黙ってるわけにはいかない。やっぱり言おう。よし、言おう。

 思い切って彼等の方へ振り返ると、一人で悩んでいる間にチンピラ達は、すっかり他の話題に移ってしまっている。日本三景ってどことどこだっけ、とか言ってる。ちくしょう、またこれだ。聞くんなら最後まで聞けってんだ。ヤケ酒をあおる斉藤容疑者。

 最終兵器とも言えるネタを手にしたにも関わらず、それを発表できない苦悩。その深さは想像するに余りある。

 リンク少し追加。あと、おっさん壁紙に国見の監督追加。他意は無い。


●2003/6/26

 今週末の27時間テレビでは、菅野美穂が世界最貧国・シエラレオネを訪れるらしい。

 何かのニュースで目にしたのだが、シエラレオネは世界で最も国民が短命なことでも知られる国だそうだ。WHOの報告によると、その平均寿命、34.2歳。

 その他に、平均寿命から寝たきりの期間を差し引いた「健康寿命」という項目もあった。そちらでもシエラレオネはワースト一位で26.5歳。俺がシエラレオネに生まれていたら、もしかしたら既に寝たきりだったかも知れない。ちなみに日本は世界のトップで平均寿命81.4歳、健康寿命73.6歳。日本に生まれたことは幸運だった。少し前に流行った「世界が100人の村だったら」という話を思い出す。

 気になるのは、25歳の菅野美穂がシエラレオネの人々の眼にどう映るかという事だ。もしかしたら、すごい婆さん扱いされるんじゃないか。婆さんは極端だとしても、年増扱いは決定的だ。「さっきの日本人、可愛かったよなぁ。聞いたら25歳だって。25でも、あれなら俺は全然アリだね。」「うわぁ、フケ専だな。どうかしてるよ、気持ち悪ぃ。」と囁き合うシエラレオネの若者たち。ふざけるな。菅野美穂がどんなに感動的なリポートをしても、そっちが気になってしまいそうだ。

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 いま考えたんだが、よく「サイト管理人に100の質問」ってあるけど、それを「世界が100人の村だったら」でやるのはどうだろう。100人しか居ない世界で生活していかなければならないと仮定して、その100人の内訳を考える。俺だったら、

1
農畜産業
80
漁業
10
発電係
3
医者
1
佐藤江梨子
1
hitomi
1
平野レミ
1
タモリ
2

 こんな感じか。このフォーマットだと、かなりたくさんボケのパターンがあると思う。でも、こういう遊びは既にどこかでやってそうだな。そして題材も古過ぎ。しかも100の質問と全然違うし。やっぱり取り消し。

 あと、ひとつ説明しておきたい。平野レミを入れたのは、好きだからでは無い。「何かと便利そうな上に、99人に共通の話題が出来る」という点で彼女はベストだと思ったからだ。


●2003/6/25

 スパイ・ゾルゲという映画が封切られたようだ。

 日本とドイツの情報を旧ソ連に送り続けた国際スパイ、リヒャルト・ゾルゲ。彼の生涯を、その激動の時代とともに巨匠・篠田正浩が渾身の力を込めて描く。

 そんな説明を読みながらも、ゾルゲとは関係なく沸々と沸き上がってくる思い。

 スパイになりたい。

 スパイに憧れたことは、男なら誰しもあるのではないだろうか。サングラスをかけたい。コードネームで呼ばれたい。暗号文で会話したい。水に溶ける紙でできたメモ帳を持ち歩きたい。俺も北朝鮮の機密事項を日本に流したりしたい。

 そんな事を漠然と考えながら新聞の映画欄を眺めていると、もっとすごいのがあった。

 二重スパイ

 これはすごい。普通のスパイでもかっこいいのに、二重でスパイ。二重でかっこいい。自分の国でも、相手の国でもかっこいい。そして、ちょっとずるい。漂う背徳の香り。そこもまたいい。

 さて、本気でスパイになるにはどこかの情報機関に入らなければならないが、どうやって入るのかというと、スカウトがほとんどだそうだ。

 誰か、俺をスカウトしないだろうか。面接だけでもして欲しい。語学は苦手だが、手品なら少しできる。


●2003/6/24

 今更ではあるが、最近になってはてなアンテナを使い始めた。自分が登録しているサイトの更新状況が一目で分かったり、登録してるサイトの傾向からお薦めのサイトを割り出してくれたりするページだ。

 これがもう便利で便利でヤバい。ヤバ過ぎる。死ぬ。便利死する。明日の朝刊に「札幌市の男性、自室で便利死」って出る。

 それはそれで楽しみだが、死ぬと自分が朝刊を見られないし、そもそも便利死って言わないし、僕は死にません、あなたが好きだから。

  何かスタパ斉藤と武田鉄矢のコラボレーションみたいな文章になって自分でもイヤな感じだが、こんなので良ければどうぞよろしく。

 (アンテナユーザーの方は、よろしければこちらからどうぞ。→ビューティフル突然をアンテナに追加する

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 さて、はてなアンテナの親サイトはてなには、どうも他の人が投稿した質問に答えるとポイントがもらえて換金できるシステムがあるようだ。そっちの方は使ったことが無いので良くわからないが、金がもらえるというのは結構すごくないか。ガンガン質問に答えまくって、それで食っていくのはどうだろう。職業「はてな先生」。合コンでもモテそうだ。

 「あの人、はてな先生やってるんだって!」
  「キャー!すごい!質問したい!」

 知識の泉が女も濡らす、はてな先生ここにあり。

 「キャー!しぶい!都々逸よ!」

 いける。一躍、場の主役に躍り出る自分が目に浮かぶ。ところで俺の頭にある「知識ある人→都々逸たしなむ」というイメージは一般性を獲得できているだろうか。それを聞きたい。はてなで。


●2003/6/23

 少し長い上に、2日連続NHKの話で恐縮ですが。

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 昨日、NHKこども将棋名人戦の再放送を見た。

 各地区予選を勝ち抜いた、東日本代表2人・西日本代表2人、合わせて4人の小学生によって行われるトーナメント戦。今回で28回目を迎え、過去にはあの羽生善治も優勝したという、由緒ある大会のようだ。

 準決勝の1局目は京都府代表・西田君vs.東京都代表・杉本君。
 試合前のインタビューから両者は対照的だった。寝グセもそのままに、母親が買ってきそうなトレーナーを着て、インタビュアーの質問にも伏し目がちにボソボソと答える西田君。それに対し、カラフルなクルーネックTを着こなし、「自信はあるかな?」と聞かれて「あります!」と物怖じせずに答えちゃうあたり「さすが東京っ子」と思わせる杉本君。
 対局が始まると、両者の御両親にもインタビューが行われた。「西田君の今日の調子はどうですかね?」と聞かれ「いやぁ、私は将棋の事は良くわからないんでねぇ」と、にこやかに答える西田君のお父さん。それに対して「杉本君は『お父さんより自分の方が強い』なんて言ってましたが、どうなんですか?」と聞かれて、フンと鼻で笑うように「僕より弱かったらあそこには出られないですよ」と答える杉本君のお父さん。自身もアマ二段を有する将棋好きだとか。そうか、杉本君はサラブレッドだ。途端に浮かび上がる「エリートvs.雑草」の構図。こうなると俄然、京都の西田君を応援してしまう。頑張れ西田君。俺は君を心から応援する。しかし、俺の応援も届かず99手でエリート杉本君が勝利し、決勝へと駒を進める。

 準決勝の2局目は青森県代表・工藤君vs.岡山県代表・菅井君。かなり拮抗した勝負になったが、辛くも工藤君が勝利。

 そしていよいよ決勝戦。東京都代表・エリート杉本君vs.青森県代表・工藤君。
 決勝の舞台に臨む杉本君、どうも準決勝の時と何か違う。よく見ると、さっきのクルーネックTの上にデニムのシャツを羽織っている。

 

 衣装替えか。

 

 お色直しか。2ポーズ目か。決勝進出は予定通りか。選ばれし者の余裕。ここまで来ると今まで押さえてきた感情が一気に噴き出してくるのを感じる。エリートへの憎しみ。俺は下品な人間だ。あの瞬間、心から杉本君の敗北を願ってしまった。

 勝負は序盤から大駒が飛び交う派手な局面。小学生らしいキビキビした手筋と、小学生とは思えない老練な一手が交差する。一進一退の攻防。前半は杉本君が少し優勢に見えたが、たった一手のミスが響き徐々に工藤君が押し戻していく。勝負は長期戦となり、そして。

 杉本君は、敗れた。

 悔しさに顔をゆがませる杉本君。しかし、涙をこぼさないよう必死でこらえる。エリートたる者、涙など見せないという確固とした意志。彼は12歳にして既に、自らの立場を知り、それを受け止めている。小学生ながら見事という他ない。

 だが、解説の森内名人が対局を1手目から詳細に振り返り、「あそこで杉本君は5八金、としたけど、もし同じ場所に銀を打ってたらどうだったかな?銀を打とうとは思わなかった?」と問いかけた時だった。杉本君は絞り出すような声で「思いました」とつぶやく。そして少しの間をおいて、もう一言。
 「金を…打った後に……」

 そう言った杉本君の目から、ずっと堪えていた大粒の涙がこぼれ落ちた。
 将棋エリートの杉本君ではなく、普通の小学6年生の姿だった。エリートとして生きてきた者が、挫折を知り、さらに大きく成長して行く。2時間の番組に凝縮された人生の縮図。彼は、きっといい棋士になる。杉本君を今は心から応援できる。荒んだ心に暖かい風が吹いた。そんな昼下がり。

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 ここでひとつ謝らなければならないことがある。

 実は、後半が全部ウソだ。本当はエリート杉本君が、決勝でも圧倒的な強さで勝利を収めた。実際に放映されたのは、エリートが雑草を蹴散らして日本一の座に輝くという当然の結末だった。
 けれどもそれじゃあんまりだ。雑草側の俺は夢を見ることすら許されないのか。残酷な現実を残酷なまま視聴者の眼前に放り出す、こども将棋名人戦。そこに現れるドキュメンタリーの本質。日曜の昼間からガツンとやられた。やっぱりNHKから目が離せない。

 ちなみに、将棋のルールは良く知らない。


●2003/6/22

 NHKが侮れない。

 昨夜、NHKでやってた巨人×阪神戦。清原の止めたバットに当たったボールが一・二塁間を抜けていくシーンに、解説の長嶋茂雄が「想念です!清原の想念がボールをライト前へと運んだんです!」と、非常に観念的なコメント。長嶋も自分で気に入ったのか、しばらく想念連発。想念ってすごいなと思った。言ったことない。横に居た元ヤクルトの荒木も言葉を無くしていた。ていうか放送中ほとんど喋れてなかった。

 試合は8回表に阪神が一挙10点を上げ勝負あり。決まったな、と思いNHK教育の方にチャンネルを回すと、琴の番組をやっていた。途中からだったので経過は良くわからないが、Tシャツ一枚のラフな感じのおばさんが琴を弾いてた。なぜか曲目は鉄腕アトム。しかも演奏のラストに、なんかピックスクラッチ入った。あのおばさん、すごい。まず、Tシャツ一丁で出てくる自信。鉄腕アトムを琴だけで聞かせる技量。そしてスクラッチ。琴にあんな技あるんだろうか。アトムの未来感を出す為に斬新な技法を取り入れたんじゃないか。

 しかもその後、番組自体はそのおばさんに全く触れること無く普通に進行。山田邦子が「『琴』とも『箏』とも言いますね」とかどうでもいい話してた。すごい。番組ごとすごい。ちょっと来週も見たい。NHKから目が離せない。


●2003/6/21

Web冷え汁さんの「腐らせた」というコーナーに、投稿した文章を載せて頂きました。よろしければそちらも。

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 手品師への情熱が冷めやらず、手品系サイトを巡回していたところ思わぬ情報を得た。

 ナポレオンズのボナ植木がギターの教則本を出している

 それは違う、とツッ込まずには居られない。白井良明も軽率に推薦文など書くべきではない。

 東京タワーが消せたからといっていい気になるな、と言いたい。今こそ初心に戻って頭がグルグル回るマジックに立ち返るべきではないだろうか。


●2003/6/20

 坊さんになるという選択肢は、ありかも知れない。

 女子アナと結婚できたりするという点を除いても、坊さんってのはなかなか良い。朝早く起きて少しの飯を食い、経を上げて日が沈むとともに眠る。そんな暮らしに憧れる。いま流行のスローライフ。

 しかし、坊さんになるにはどうしたら良いのだろう。残念ながら寺の跡取りでもない一般人の俺に、坊主への道は開かれているのだろうか。疑問を解決するべくネットで検索。するとこんなページがヒットした。どうも最初に面接を受けるらしい。どんな質問をされるのだろう。やっぱり志望動機とかだろうか。「暮らし向きがのんきそうでいいなぁ、と思いました」なんて口が裂けても言えない。かと言って「衆生を救うためです」などと、いきなり弘法大師並みの高い志を述べるのも気が引ける。いや、ちょっと待て。そんな普通の面接みたいな質問だろうか。禅問答とかだったらどうしよう。ていうか、そもそも禅問答ってどんなのだったっけ。「大乗仏教とかけて何と解く?」こんなのか。「えぇと、祭りの夜店で嫌われる客と解きます。そのこころは、たくさんすくう」…違うな。これは禅問答じゃなくてなぞかけだ。こんなことで坊主になれるのか。ドキドキしながらさっきのページを読み進めると、こんな記述があった。

「パソコンが全然駄目な人は難しいですが、習う気があれば教えます。」

 あ、パソコンですか。できます、できます。どんとこい。でも何するんだろう。エクセルでお布施グラフ。ワードで写経。仏教界にも広がるIT革命。聖なるものと思っていた仏門がグッと近づいたが、それと同時に失われていく憧れ。


●2003/6/19

 「オレオレ詐欺」というのが流行っているらしい。

 「オレだよ、オレ」と、息子や孫を装ってお年寄りに電話をかけ、「ヤクザの車と交通事故を起こして大変な事になった、すぐに金が要るからオレの口座に振り込んでくれないか」と持ち掛けるという手口。弱者を狙う卑劣な犯罪であり、決して許されるべきものではない。

 ただ「オレだよ、オレ」とだけ言って名乗らない、というのはうまく考えたなぁと思う。これ、他にも流用できるんじゃないだろうか。例えば、合コンをやってる人達を見掛けたら「オレだよ、オレ。忘れたの?イヤだなぁ」とか言って強引に入っていくというのはどうか。タダ酒が飲めるばかりか、出会いだって無いとは限らない。

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 病院のベッドに初老の男、横に座る妻、
 男の体には何本もの管が刺されている

 

「なぁ、とし子」

「なんですか、あなた」

「オレはもう、長くないと思う」

「あらあら、何をおっしゃるのやら」

「オレと初めて逢った時のこと、覚えてるか」

「何ですか急に」

「最後に話したい事があるんだ。覚えてるか?」

「えぇ、覚えていますとも。あれはどこかの居酒屋だったかしら。少し遅れて入ってきたあなたを見た途端、なんていい男だろうって…あの頃は今と違って髪もフサフサで…ウフフ」

 

「…実はあの時な、」

「?」

「オレ、合コンのメンバーじゃなかったんだ」

「……」

「オレオレ詐欺だったんだ、実は。タダ酒でも飲んでやろうと思って入っていったんだ。お前達を騙したんだ」

 とし子はうつむいたまま黙っている。

「でも、あの時お前と出逢えて良かった。この40年、お前だけを愛してきた。それは胸を張って言える。だから最後に謝っておきたかったんだ。すまん、許してくれ」

 

 

 

 長い沈黙の後、とし子は顔を上げ、いつもと同じようにニッコリと微笑み、静かに言った。

「知ってましたよ」

 

 

「……え?」

「あなたがあの場に呼ばれた人間じゃないことくらい、すぐにわかりました。知ってましたよ」

「だったらなぜ…今まで言わなかった?」

「私は…」

 とし子の目から光る筋が頬を伝う。

「あなたを愛してしまったから…あの日から…そして今も……!」

 

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 何とか感動的にしてみようと思ったんだけど、別にきっかけがオレオレ詐欺でもずっと黙ってるほどの事じゃ無いと思った。設定の失敗を認めたい。


●2003/6/18

 春風亭柳昇が亡くなったそうだ。

 一番好きな落語家だった。せめて一度でもいいから生の高座を見たかった。自分の出不精が悔やまれてならない。

 ご冥福をお祈りいたします。


●2003/6/17

 英語が必要な場面というのは意外とある。

 「自分は海外に行かないから英語なんて必要ない」と思っていたが、国内に居ても英語に出会う機会が増えてきた。例えばインターネットの登場。面白そうなコメントにつられてリンクをクリックしたら、リンク先が英語ページで、すごすごとブラウザの戻るボタンを押して引き返すなんて事が多々ある。まぁ、読むくらいなら辞書を引きながらでも何とかならないこともないが、道端で外国人に道を聞かれた時など絶望的だ。「プリーズ、ゴー、ストレート、ライトターン、アフターワンブロック」などと真っ赤になりながら説明し、家に帰っても屈辱感が拭えずに本なんか調べちゃって「曲がるは turn toだよなぁ」と眠れないほど悔しがったり。

 そこで気になるのが小林克也のアメリ缶だ。

 ドリッピーだのコインの冒険だのではない。アメリ缶だ。オーソン・ウェルズよりも断然小林克也。だいいち「コインの冒険…主人公であるクォーター硬貨(クォーターとは1/4のこと→転じて1ドルの1/4である25セント硬貨のこと)が見つめる様々な人間模様」という題名の注意書きにすら「へぇ、そうなんだ」と感心しているようでは先が思いやられる。小林克也なら日本人離れはしているが一応日本人。クォーター硬貨はピンと来なくても「今日は財布に夏目さんしか居ないよ」みたいな話ならスッと飲み込める。アメリ缶にそんな機微のある例文は無さそうだが、日本人が話してると思っただけで少しは身近に感じられるというものだ。

 そこで検索してみたところ、今はパソコン版アメリ缶が主流らしい。テキストとCD-ROMが入った、最も効果的なトレーニング方法とされるディクテーション練習ソフト。 ディクテーションというのが何のことかいまいち掴めないが、たぶんすごいんだろう。学習が終わる頃には理解できるようになっているに違いない。

 しかし、どうもパソコン版には食指が動かない。確かにCD-ROMの方が便利である。オリジナルのアメリ缶だとカセットテープ。今時カセットテープかよ、という感は否めない。わかってはいるがオリジナルの方に魅力を感じる。どうしてなんだろう。双方を今一度見比べてみる。

 

アメリ缶比較図






 わかった。




缶

 缶だからだ。


 缶に入っていてこそアメリ缶。缶にギッシリ詰まった英語の極意。フタを開けた途端に広がる世界。ハロー、ワールド。道もどんどん聞いてくれ。まっすぐ行ってターン・トゥ・ザ・レフトだ。もう 英語なんて怖くない。俺にはこの缶があるのだから。

 いろいろ理屈を並べてみたが、結局自分は缶が欲しかっただけだと悟った。本気で勉強したくなったら缶に頼らずノバとかに行こうと思う。


●2003/6/16

 Plastic Treeというバンドが、Theピーズのデビュー曲「バカになったのに」をカバーしているらしい。

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中学まではまともだった
まともだったのに
さんざんムリしてバカになった
バカになったのに

           Theピーズ『バカになったのに』
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 俺より少し上の年代の人達が夢中になって聴いていた名曲だ。しかし、である。テレビでPVをチラっと見た程度なので何とも言えないが、ピーズに比べて彼らは「中学まで」というより、どう見ても今もまともな印象を受ける。彼らが「カバーしたい」と考えるほどあの歌に共感を覚えたのはどうしてだろう。彼らに何があったのか。

・中学まではまともだった。
・高校入学と同時にクイズ研究会に入った。
・高2の終わりの日、クラス替えで一人だけ泣いてた。
・高3の時、鳥羽一郎のポスターを部屋に貼っていた。
・高校時代の3年間、ずっと黒板消し係。

 こんな感じだろうか。大丈夫、黒板消し係だって居なきゃ困る。係に貴賤無しだ。そう言ってあげたい。あと、鳥羽一郎のポスターはどこで買ったのか。それは聞いておきたい。


●2003/6/15

 日清シーフードヌードルにマヨネーズをかけて食べると美味いというのは、一部では常識であるが今まであまり取り上げられた事は無かったように思う。

 ところが最近、テレビで芸能人が「シーフードヌードルにマヨネーズかけて食べるとおいしいんですよ!」という話をしているのを連続して見かけた。

 こういったことは割と珍しくない。数年前にダウンタウン、清水圭、トミーズ雅、久本雅美ら関西系の芸能人達が「関西ではお好み焼きと一緒にご飯も食べるんですよ!」と一斉に発言し始めたことがあった。バリエーションとして「関西ではお好み焼きに長芋をすって入れるんですよ!」という報告も長江健次(イモ欽ふつお)等によって行われた。彼らが単純にパクったりしたのではないとしたら、なぜこのような現象が起こるのか。

 推測。芸能界に入ると「今この話をしておけば間違いない」というような情報が載っている機関誌が送られてくるようになるのではなかろうか。「この夏は関西のお好み焼き事情がスベり知らず」とか書いてあったりするA4くらいの小冊子。そしておそらく今月号には「シーフードヌードルにマヨネーズをかけて食べてみよう」という特集が写真入りで組まれていたはずだ。

 表紙のキャッチには「ごきげんようで3回続けて同じ目が出ても困らない100の方法 〜小ネタのストック術〜」との文字が躍り、たぶんなぎら健壱あたりが連載コラム書いてる。想像してたら読みたくなってきた。どうにか入手できないものだろうか。


●2003/6/14

 ドラえもんの単行本6巻に掲載されている「ネッシーがくる」という話。のび太が有名なネッシーの写真を手に、ネッシーの存在を熱く語るシーンがあった。詳しくは覚えていないが、俺はネッシーをそこで知り、遠い異国の湖でひっそり暮らす巨大生物に思いを馳せた。

 ところが、いま書店に並んでいる版では、注意書きとして欄外に「※この写真はトリックと判明しました」と但し書きがついているらしい。何でそんなこと書くんだろう。

 あぁ、わかった。あれだろう。PL法。猫を電子レンジで乾かすことは出来ません。コーヒーを股に挟んだまま車を運転するとこぼして火傷を負う場合があります。ネッシーの存在を信じたことによる損害の責任は負いかねます。ファンタジーより訴訟対策か。子供達の夢を奪う出版社に、藤子・F・不二夫も天国で苦笑いしているのではないだろうか。弟の藤子・A・不二夫は何をしているのだろう。

 熱くなってはみたものの、当時を思い返すと「こんな写真、トリックに決まってる」と、頭から信じてないイヤな子供だった気がする。あと、PL法じゃないと思った。

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 ※藤子・A・不二夫は藤子・F・不二夫の弟ではありません。兄弟だと思い込んだことによる損害の責任は負いかねます。


●2003/6/13

 昨日、軽い手品ができたらどんなにいいだろうと書いたが、だんだん情熱がエスカレートしてきた。プロの手品師になれたらどんなにいいだろう。

 子供に夢を与えたい。ていうか自由の女神を消したりしたい。子供の夢は二の次だ。もちろんジャンボジェット機も消したい。ナポレオンズに倣って東京タワーも消してみたい。おそらく横浜公演では横浜ランドマークタワー、大阪公演では通天閣を消すことになるだろう。いろんな人達に迷惑がられながらも勢いに乗ってジャンジャン消していきたい。

 少し欲望が曲がった方向に向かい始めたが、まず手品師になるにはどうしたらよいのだろうか。

 そこで検索してみたところ、「手品師になろうよ」というサイトを発見した。まさに求めていたタイトル。ダーク史郎という本職の手品師が手掛けるサイトのようだ。写真を見る限りダークなイメージは感じられないが、プロが教えてくれるというなら心強い限りである。

 しかしトップの注意書きに絶望させられた。

 「別に手品師養成のためのページではありません。」

 すっかりだまされた。手品師になろうよって言ったじゃないか。嘘だったのか、ダーク史郎。

 きっと彼は女性を口説く時にも「一緒になろうよ」とか「二人で小料理屋でも開こうよ」と口に出すようなタイプに違いない。信じてはいけない。次に会った時には、こう言うはずである。「別に本気ではありません。」

 彼がダークを名乗る意味がやっとわかった。ダーク史郎のマジックにしてやられた。本物の手品師というのは、こういうものかも知れない。

 掲示板つけました。よろしければ何か書き込んで行ってください。


●2003/6/12

 もしも手品ができたなら
      想いの全てを鳩にして
           君に伝えることだろう

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 手品が上手かったらどんなにいいだろう。

 胴体切断とか、おおげさなやつじゃなくていい。そんなの発表の機会もない。もっと軽いやつで十分。トランプの数字当てたりでいい。手から花が出たり。口から万国旗が出るのもギリギリオーケー。

 以前、販売員の仕事をしていた頃、「お釣りを手品で出せないか」と考えた。「1,000円のお預かりでしたので、」ここまで言って宙を掴むそぶり。客の視線を浴びた右手を開くと、そこにお釣り。「160円のお返しになります。」 客も再度見たくて、もう一品買い足すのではないか。もしかしたら「あそこの店員はすごい」と噂になって集客数も上がるかも知れない。俺のレジの周りに集まるギャラリー。精算の度に沸き上がる歓声。

 結局この計画は「最初にレジのお金を自分のポケットに仕込んでおく」という下準備の時点で店長にあらぬ疑いをかけられそうなのでボツになったのだが、今でも日常に手品を取り入れていきたいという気持ちは忘れていない。


●2003/6/11

 もんじゃ焼きを初めて食べに行った。

 食べながらずっと考えてたんだけど、何でもんじゃ用のヘラはあんなに短いんだろう。あの短さだと、どうしても鉄板に近づかざるを得ない。すると、手が火傷しそうなほど熱い。

 鉄板熱い、うまい、鉄板熱い、うまい。繰り返し。熱いから近づきたくないんだが、うまいから再び鉄板へ向かう手。食欲と保身のダブルバインド。

 俺が死んだ時に、こういう地獄に落とされたらイヤだなぁ。そんなことをボンヤリと考えながらの初もんじゃ。

 おっさん壁紙におぼん追加。こぼんは、また今度。


●2003/6/10

 マクドナルドが値下げキャンペーン「なっ得バリュー」を6月末で終了し、それに伴い59円バーガーも80円に値上げするらしい。わりと大きく報じられてたので、既に知っている人も多いと思う。

 何だろう、たかだか21円の値上げなのに、この煮え切らない気持ち。

 振り返ってみると、やっぱり「なっ得バリュー」という名前が良くなかったと思う。ハンバーガーは59円が「なっ得」の価格、と宣伝しておいて、いまさら「やっぱり80円で納得してください」と言われてもなぁ。

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 どうもみみっちい話になったので、スケールの大きい話をします。

 ブラックホールは何でも吸い込む。星とか。

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 不得意な分野に手を出してしまった事は失敗だったが、スケールのバランスはとれたので良しとしたい。


●2003/6/9

 ザ・グレート・サスケが県議に当選したのを機に、以前からフランス書院のホームページで公開されていた、自身のエロインタビューを何らかの圧力でネット上から削除し闇に葬ったという噂が出た。(インタビュー自体はこちらに保存されている→1234

 ちなみに補足すると、フランス書院というのは「義母の黒い下着に狂わされて 」 「肛虐の運命 初美三十歳・瑤子二十四歳 」など、グッときていいのか悪いのか微妙なタイトルを連発することでも知られる、有名なエロ小説専門の出版社だ。肛虐って「こうぎゃく」でいいんですか。読み方は。

 まあサスケはAV出演疑惑もあったりする人なので、いくらエロ話をしていたところで、いまさら特に驚きもない。

 しかし、さきほどのページ周辺を見てみると、なんと小西康陽も同じインタビューを受けているではないか。すごいスタイリッシュな感じで。「ヘルムート・ニュートンの写真って完全にポルノですよね。」とか言っちゃって。

 フランス書院って、いつの間にそんなオシャレなポジションを獲得したんだろう。ポスト渋谷系はフランス書院にあったのか。気付いてなかったのは、いまだに「ポスト渋谷系」なんていう言葉を使ってる俺くらいなのか。

 今度、一冊買ってカバーをかけずに電車の中で読んでみたい。女性達の鋭い視線から、軽蔑ではなくインテリへの羨望を感じられるのではないかと思う。


●2003/6/8

 NTV「エンタの神様」が、いまひとつしっくり来ない。

 コンセプトとしては「テレビ芸では無い、本物のエンターテイメントをお届けする」ということだろう。結構なことだ。トークメインの歌番組、ネタをやらないお笑い番組等が増えている今、まさに求められていた番組ではないだろうか。

 今週はサイコ・ル・シェイムというバンドが出ていた。派手なコスプレ風の衣装だけが話題の、イロモノ感あふれるバンドだ。彼らは本物のエンターテイメントを標榜するこの番組で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。「俺達は衣装だけのバンドじゃないんだ!」という熱い思いもあるだろう。プロのバンドの底力を期待した。

 しかし次の瞬間、驚愕の字幕が流れた。「サイコ・ル・シェイム、ニューハーフダンサーと共演」。
  どこかのビルの屋上で、彼らが演奏する米米クラブ「君がいるだけで」に合わせて数人の妖艶なニューハーフが舞い踊る。バンドとダンサーの絡みもあり。画面一杯に悪夢のような光景が広がった。

 あの映像、誰に向かって発信してたんだろう。あのバンドのファンである中高生にトラウマをも残しかねないショッキング映像。サイコ・ル・シェイムにとっても番組にとってもマイナスだったように思う。みんなが損した企画。三方一両損か。大岡裁きか。まぁ、ある意味では見せ物小屋のような、エンターテイメントの原点には触れていた気はするが番組の趣旨はそっち方向じゃないだろう。

 いや、それはそれで面白そうだが。深夜2時とかにやってくれれば喜んで観ようと思う。


●2003/6/7

 札幌では今、「よさこいソーラン祭り」というイベントが開かれている。高知の祭りをパクったもので、チームでの踊りの優劣を競う祭りだ。今では400を超える団体が参加する、全国でも有数の踊りフェスティバルらしい。

 俺は生来の照れ屋なので、人前で満面の笑みを浮かべながら踊る人達にイマイチ共感できなかったのだが、ふと「もし自分がどこかのチームに所属したなら」と想像してみた。

 たぶん、俺のことだから練習はサボりがち。踊りを覚えるのも他の人よりかなり遅そうだ。ある日の練習終了後、女リーダーに「ちょっと話があるから残って」と言われる。

 「真面目にやってくれない?こんなことで本番に間に合うの?」

 自分でもわかっていた事だけに、何も言えない。さらにリーダーは続ける。

 「みんな必死なんだよ!どうしてわからないの!?」

 リーダーは肩を震わせている。その目から涙がこぼれる。どうして俺は気付かなかったんだろう。みんなの想い、リーダーの想い。リーダー、ありがとう。ごめんね。こんなに必死で頑張っているリーダーのことが急に愛しくなる。近づく距離、触れる指先、流れる沈黙、深まる絆、マンツーマンでの猛特訓、本番でセンターを張る俺、輝く優勝旗、号泣の打ち上げ、そっと告白、二人の朝。

 できる。絶対、満面の笑みで踊れる。俄然、よさこいソーラン祭りに興味が湧いてきた。


●2003/6/6

 氏神一番、ひさしぶりに見た。

 しかも、なんでんかんでんの川原社長と組んだとは。この二人には似たものを感じる。「成り上がりたい!」という情熱だろうか。

 氏神の場合、さらに「芸能界でのし上がりたい!」が付く。ちょっと彼ほどの情熱で芸能界にしがみついてる人は見当たらない。プロレス界隈に顔を出したり、ものまね番組に出てみたり。生前の池田貴族といい勝負だ。数年前、氏神が元C.C.ガールズの青田典子と噂になろうと必死になっていたのを見た時は、「何もそこまで…」と、身内でも何でも無いんだけど情けない気持ちになった。

 だが、逆に唯一の才能であるあの節操の無さ、それ自体を磨くというのはどうだろう。巨人が勝ったら「子供の頃から巨人一筋!巨人・大鵬・卵焼きですよ!」と叫び、次の日に阪神が勝てば「うちは親父の代から阪神ファンでね!」と言える男になるのだ。優勝した年だけ「ずっとベイスターズファンだった」と言い張った佐藤藍子もかすむほどの変わり身の早さ。

 長いものには巻かれろ、では生き馬の目を抜く芸能界を生き残れない。長くなくてもどんどん巻かれていく。あの心意気に、不況を勝ち抜くヒントが隠されているかも知れない。隠されていないとは思うが。

 氏神もそろそろ怪談とかやる人になりそう。ポジション的に。しかも変な講談口調とか取り入れて失敗しそう。


●2003/6/5

 フレッド・ブラッシーが死んだらしい

 ブラッシーとは、力道山時代に活躍したプロレスラーで、噛み付き攻撃で1960年代中期の日本を震え上がらせた悪役だ。

 特にプロレスファンでもない俺が何でそんな昔の人を知っているかというと、小さい頃に父に連れられて「ザ・力道山」という映画を見に行ったからだ。山下洋輔の軽快な音楽が流れる中、白黒のスクリーンをシャープ兄弟やザ・デストロイヤー、豊登や大木金太郎といった国内外の往年のプロレススターが駆け回る。それを見つめる小学校に上がるか上がらないかくらいの俺。どことなくモンド臭すら漂うあの映画を通じて、父は俺に何を伝えようとしたのか。あの頃はわからなかったが、今はわかる気がする。わかる気がするだけの気もする。

 映画って、あんまり連れて行ってもらえなかったけどなぁ。あ、大霊界は連れてってもらった。あと大霊界2。


●2003/6/4

 俺は胃腸が弱い。すぐトイレに行きたくなる。そのせいで、いろいろと行動範囲に制約が出てくるくらい弱い。

 例えば、ドライブに行こうと誘われたとする。その時、まず真っ先に頭に浮かぶことは「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」ということだ。だからどんなに好きな人に誘われたとしても、コンビニも無いような田舎には、あまり行かない。車中で腹を押さえてうずくまることが容易に予想できるからだ。

 あと、絶対トイレに行けなさそうな職業もあきらめた。歌手とか。歌番組で「次は、ビューティーさんでーす!」と紹介を受けたら、まさか「いや、ちょっとトイレ」というわけにはいかない。ステージの中央に進みながらも、いまいちへっぴり腰な自分。歌声も、こころなしか小さめだ。歌い終わると同時に小走りで舞台袖に引っ込む俺。

 まぁ歌番組なら一曲歌えば何とかなるが、自分のコンサートだったら最悪だ。2時間は我慢しなければなるまい。もしくはトイレ休憩が3回くらいあるコンサート。

 絶対、人気出ない。みなさんにこの平井堅ばりの高音が聴かせられないのが残念でならない。


●2003/6/3

 女ってやつは、みたいな話は信用できない。女性のことを全然わかってない人に限って、「女ってやつはさぁ」なんてことを言いたがる。それはわかってるんだけど、それでもなお思ったこと。

 女ってやつは、生春巻き好きだよなぁ。

 おっさん壁紙に大島渚追加。


●2003/6/2

 日本ダービーだったんで、普段は行きもしない場外馬券場に行ってみたら、ひさしぶりに大人の殴り合い見れた。馬券は外れたけど、元は取れたように思う。

 おっさん壁紙に岡本信人追加。


●2003/6/1

 先日、NHKを見ていたらGOING UNDER GROUNDというバンドが出ていた。どういうわけか中村雅俊と一緒に歌ってた。アンダーグラウンドって言葉、俺の認識が間違ってるんだろうか。

 おっさん壁紙に春風亭柳昇追加。

 



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