2004年9月ログ。 |
●2004/9/30 「ナポリを見て死ね。」とか言う。 ナポリほど美しい街は二つと無いので、死ぬ前に一度は訪れておくべきだそうだ。 ------------------------- もしかして俺もナポリに行ってみるべきなんだろうか。 海外旅行に行ったことが無い。もともと出不精で旅行に興味がない上に、海外となると時間も金もかかりすぎる。それに加えて外国語が苦手だ。わざわざ海外に行ったところで、楽しめるとは思えない。 確かに、美しい景観や、歴史ある建造物を見て回ることは楽しいかもしれない。感動や刺激もあるだろう。でもそれって、「行ったことない近所の神社に行ってみる」のと、どれくらい違うんだ。海外まで行かないと感動が得られないのだとしたら、感性が摩耗してるんじゃないのか。 感動や刺激を求めるために興味が外へ外へと向かうというのは短絡的ではないかと思う。想像力を働かせれば、海外になんて行かなくても、もっと言えば、自分の内側にだって感動や刺激は見つかるはずだ。例えば「自分の肛門に指を入れてみる」というのはどうだろう。自分の中での絶対のタブーを犯すことによって広がる景色は、ナポリの景観より価値があるのではないだろうか。いや、そういう、いやらしい意味じゃなく。 ------------------------- と、ここまで海外旅行に対していろいろと批判めいたことを言ってはみたものの、海外の神社で肛門に指を入れてる人が居たら、俺の完敗と言わざるを得ない。行動力は、想像力に勝る。
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