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2004年11月10日ログ。   

●2004/11/10

 そろそろ年末ジャンボ宝くじが発売になる。

 宝くじは、ギャンブルと考えると割に合わない。御存知のように宝くじの金額の半分以上は胴元の自治体に入る。残りが配当として還元されるわけだが、他のギャンブルと還元率を比べると、かなり低い。冷静に考えたら買えない。しかも一等の当選確率が0.00001%だなんて聞くと、ますます買う気をなくす。

 まあ、そうは言っても宝くじは楽しい。宝くじを語るのに確率の話を持ち出すのは野暮だ。アホのやることだ。みんな当たると思って買ってるのに「当たるわけないじゃないですかクスクス」とか言って楽しいか。空気読め。

 みんなが楽しく買って、自治体も潤う。こんなにいいことは無い。古くは戦後の復興なんかにも役立ったそうだ。その頃のことをさらに言えば、宝くじ販売店の営業許可は戦争で夫を失い戦争遺族となった女性達に優先的に割り当てられた、と聞いたことがある。路頭に迷う方々の雇用までカバーしていたわけだ。良くできてる。いい話だ。宝くじ最高。やっぱり俺も宝くじ買おう。

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 パソコンの時刻合わせソフトがある。

 ネットワーク経由でサーバに正しい時刻を問い合わせ、内蔵時計を修正する。117で時報を聞いて手動で合わせたりしなくてもボタンひとつで作業が済むので、とても便利だ。

 思ったんだけど、どうしてドコモの携帯電話には時刻合わせ機能が無いんだろう。

 そんなに難しいことなんだろうか。当然、通信機能があるからサーバに問い合わせるのは可能だろうし、最近の端末には驚くほど高機能なアプリケーションが搭載されている。ボタンひとつで内蔵時計を修正するくらい、簡単そうなものだ。時刻合わせ機能が携帯に搭載されれば、117に電話しなくても、いつでもどこでも正確な時刻を知ることができるのだが。

 考えてみた。たぶん携帯に時刻合わせの機能を搭載しないことによって、時報のアナウンスしてるおばさんの雇用を守ってるんじゃないだろうか。今まで117に電話して、話し中だったことが無いから、かなりの人数のおばさんが働いてると思う。もしかして時報のアナウンスしてる人も戦争遺族だったりしないか。電電公社時代に国の意向を受けて大量に雇ったんじゃないか。失った夫を思いながら時を刻んでるんじゃないか。いい話になってきた。やっぱりこれからも117に電話しよう。

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 「時報の声は録音テープですよクスクス」みたいなメールは受け付けておりません。空気読め。

 



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